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侍戦隊シンケンジャー 3 伏線の冴えを見よ

2010年02月15日 | アニメ・特撮
ミステリ的な視点でみると、ラス前5回の驚天動地の展開にいたるまで、 巧妙に伏線が張られていたことに気づきます。 たとえば、 第一幕の冒頭で丈瑠登場の場面、 ジイの彦馬が「こちらにおわすは、志葉家十八代当主~」と名乗りをあげると 「長い」と丈瑠が制します。 これで視聴者は丈瑠が当主だと思いこむのですが、 じつはそれがミスディレクションで、 この場面の本当の意味は名乗りを嫌う丈瑠ということだったん . . . 本文を読む
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侍戦隊シンケンジャー 2 こどもより 親がはまった シンケンジャー

2010年02月14日 | アニメ・特撮
ロボット(?)のシンケンオーのコックピットの背景は、 金屏風が1枚立っているのだけのすごくシンプルなものです。 あまりの潔さにびっくりしました。 それに代表されるように、セットや小物がややチープなのは、 勝手な推測ですが、東映の倉庫にあるものを再利用していたからではないでしょうか?  不況のおり製作費が最初から削られていたのか、 また再利用したことで制作費を圧縮したのか、 観ている側にはどうでも . . . 本文を読む
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侍戦隊シンケンジャー 1 真の「シンケンジャー」は48幕から始まる

2010年02月10日 | アニメ・特撮
円谷(英二)特撮至上主義者だったわたしは、東映の初期特撮ものがビンボ臭くて大嫌いでした。 「仮面ライダー」「イナズマン」「変身忍者嵐」「ゴレンジャー」などなど (例外的に「赤影」「キカイダー」「ロボット刑事K」は良かったですね)。 戦隊シリーズは一種のギャグとして時おり観ていたていどで、 お子様向けのプログラムTVシリーズだと半分馬鹿にしていました。 ところが! この「シンケンジャー」にはやら . . . 本文を読む
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死時計 2 なんやかやはなんやかやです!

2010年02月08日 | JDカー
ディクスン・カーの作品には傑作も多い半面、失敗作も多いんですね。 どの作品が傑作で、どれが失敗作なのかは、人それぞれでしょうが、 「死時計」は失敗作ではないにしろ傑作や佳作に推すのは勇気がいります。 「ジョン・ディクスン・カー 奇蹟を解く男」ではカーの創作マナーについても知ることができますが、 「弓弦城殺人事件」は「未消化のアイデアを集めたもの」(同書P137)とあります。 カーが経済的理由で執 . . . 本文を読む
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