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チラシの裏

タイタニックで夜更かし

2008年09月28日 | ミステリ
仕事の真っ最中ですが、ちょいと読み始めたらとまらない、 「エヴァ・ライカーの記憶」 ハワイの真珠湾攻撃の数時間前におきた殺人事件から始まり、 文庫で600ページ弱の後半3分の2は、タイタニックが沈没するまでの 数日が舞台。 それでいて犯人探しであっと驚くドンデン返しありのミステリ。 元版は1979年に文藝春秋から出ていたのですが、 当時は知るよしもなく、最近文庫で出たので読んだわけ . . . 本文を読む
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ウォリス家の殺人

2008年09月14日 | ミステリ
知られざる英国本格派、みたいな紹介で15年くらい前に いまはなき現代教養文庫で出たディヴァインですが。 そのとき読んだ作品がちょっと思い出せないのは、作品のせいなのでしょうか。 ですが創元推理文庫から出はじめたディヴァインはいいですね。 「悪魔はすぐそこに」もそうでしたが、 自然な感じの会話とキャラクターたちがおりなす人間関係に端を発する謎が、 読んでいてすがすがしいんですね。 クイーンやカーの . . . 本文を読む
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新しい太陽のウールス

2008年09月07日 | SF
前4作が出たのが約20年前。だいたい、ただでさえ日本人にはとっつきにくい世界の話のうえに、明確な物語ラインが無い(ように見える)。 前4作を読んでいるので、とにかく最後まで読まねば、という使命感で読みきったわけであります。 でまあ、さんざん悪口を言っておいてなんですが、難物だったけれど、決心さえすれば意外に読めます。登場人物たちがなんのためにそんな言動をするのか、さっぱり分からなくても、作者の . . . 本文を読む
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