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エイメ「壁抜け男」

2019年03月04日 | SF
マドモアゼル傑作集に収録されていた、エイメ「デルミ-シュ」を読んで、
エイメに興味が出てきました、今更ながら。
本棚の奥から、ずっと昔に古本屋で買った「壁抜け男」の裸本を発掘。

半分くらい読んだのですが、エイメってSFなのでは?
乱歩が誉めたせいでミステリエリアの作家として認識されているものの、
広い意味のミステリとしても首を傾げたくなる(だから「異色作家短編集」に入っている)。
SFとして読めば、バリントン・ベイリーやイアン・ワトスンといった
奇想SFの先駆的な位置に収まるのではないか。

「壁抜け男」は、昔見たB級SF映画「SF四次元のドラキュラ(4Dマン・怪奇!壁ぬけ男)」を思い出したなあ。
4D Man (1959)


そういえば怪奇大作戦の第1話が「壁ぬけ男」でしたね。
怪奇大作戦, S.R.I. und die unheimlichen Falle - Theme Song

この1話と「氷の死刑台」「呪いの壺」「青い血の女」「光る通り魔」がマイベスト。


いろいろ探していたら、なんと劇団四季が2016年にエイメの「壁抜け男」をミュージカル化していた。
劇団四季:壁抜け男:プロモーションVTR:2016年東京
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