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チラシの裏

ウルトラゾーン

2012年06月09日 | アニメ・特撮
終ってしまった番組ですが、「ウルトラゾーン」という円谷プロ制作の怪獣バラエティ番組がありました。
円谷プロが本物の着ぐるみやSE、BGMなどを使って、
変な遠慮もなくやりたい放題の番組でした。

ピット星人やメトロン星人が路地でおまわりさんに職務質問されるコントや、
不良高校生ゼットンの青春ビーバップハイスクールものなどのお笑い系のコンテンツの中に、
マジメなオリジナルSFドラマが挟まっていました。

オリジナルドラマの中で出色の出来は「東京ジュラ紀」という作品だと思います。
話の滑り出しこそは密室に保管してある宝(オーパーツ)を怪盗から守る3人の名探偵というミステリ風な出だしですが、
宝を守るはずの3人の名探偵がじつは・・・、その後はめくるめくおバカ展開になって腰が抜けそうに(笑)なりました。

以下3人の名探偵たち。
暴君探偵 浦賀ケン(たぶんズバットの早川健がモデル)は腹筋運動しながら推理する!



女子高生探偵 仲谷マユ(スケバン刑事がネタ)はシャワーを浴びると推理が冴える!



歩く百科辞書探偵 西園寺ユウヤは腹話術人形と推理を討論する!



この3人が「怪獣の鳴き声だけ」から推理を展開する、という設定には「ナイス」をいっぱい送ってあげたい。

「MM9」のときも思ったのですが、特撮場面の(あまり)ない特撮作品を作るために「音」が効果的に使われていました。
というか、円谷プロのSEやBGMはしっかり刷り込まれているので、
音を聞いただけで特撮画面が見えるような気がするんです。
きっと好きな人は誰でもそうじゃないですか。そこをうまく利用された感じです。

大昔に朝日ソノラマからソノシートというペラペラの録音媒体が発売されていまして、
EP盤より安くてアニメ・マンガ・特撮の歌などが収録されていました。
オリジナルドラマが入っているものもあって、聞きたおしたものです。
それを思い出してしまう番組でしたね。
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