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キャロライン・ウェルズ 降霊術の部屋 6

2022年01月29日 | Cウェルズ
降霊術の部屋 (The Room With the Tassels)

ルドルフ・ブレイ 幽霊懐疑派
イヴ・カーンフォース 幽霊信奉派
ウィン・ランドン 裕福な弁護士、幽霊懐疑派
ミリー・ランドン ウィンの妻、楽しければ何でも良し
ブルース・ギフォード ルドルフ・ブレイの叔父 幽霊否定派
ヴァーニー・リード 16歳で学校を卒業したばかり、幽霊は遊び派 ブルースの姪
ハードウィック教授 幽霊懐疑派
ノーマ・キャメロン ランドン夫人の若い友人 慈善事業家、幽霊肯定派
ジョン・トレイシー ブレイの友人、牧師
イライジャ・ステッビンズ 幽霊屋敷の持主
老ジェド・ソープ、屋敷の執事

第六章 四時

一行は「房飾りのある部屋」を調べてみたが、隠れた出入口は無く。
部屋に出入りするにはドアか窓しかないことが確かになった。
教授も夜を過ごしてみたが、なにも起こらずに落胆した。

ブレイ君が所用でニューヨークへ戻らなければならなくなり、
その間にヴァーニーは念願の「房飾りのある部屋」で寝ることになった。
ところが朝の四時に、彼女は亡霊に遭遇し、イヴの部屋へ逃げ出すことに。
懲りないヴァーニーは翌日にウイジャボードを使い、
次の日になにかがおきる、というメッセージを受け取ってしまう。

翌日ブレイが戻り、ヴァーニーにお土産を渡す暇もあれ、
ランドン夫人と町まで買い物に出かけた。
二人が戻ってこない間にお茶の時間になり、
全員がお茶を飲んでいると、ギフォード・ブルースが倒れ、
ヴァーニーも倒れてしまう。
彼女の脈をとったランドン氏が彼女の死を告げた。
それは大広間の時計が午後四時を告げたときだった。

おっと、どうなる、ヴァーニーは死んじゃったのか?


このまま、こんな調子が続くのかと思っていたら、超展開で目が覚めました。
厭味な叔父のギフォード・ブルースと、みんなのアイドル、ヴァーニー嬢が
ともに殺害されるとは。

クイーン「災厄の町」、正史「百日紅の下にて」を思わせる毒殺事件。
というか、こっちのほうが前なんだけれど、
ブライ君が颯爽と助けにくると思っていたんだけれど、イマイチ頼りない雰囲気。
それに「午前四時」だけではなく「午後四時」もありだったから、章題が「四時」なんですね。

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