[●『新聞記者』(望月衣塑子著)…《ひとつずつ真実を認めさせて、さらに裏を取っていくこと―――》↑]
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/大手メディアのやらせと礼賛と既得権】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201907080000134.html)。
リテラの伊勢崎馨さんによる記事【望月衣塑子原案の映画『新聞記者』サイトに宣伝妨害のサイバー攻撃! 松坂桃李主演なのにテレビはプロモーション拒否】(https://lite-ra.com/2019/07/post-4827.html)。
《ニューヨーク・タイムズ…官房長官・菅義偉と東京新聞記者との質問のやりとりで「あなたに答える必要はない」と回答を拒んだことも書いている。…それをうまく利用して政府の情報をコントロールしているのが官邸の会見を軸とする記者会見の仕組みだ。その最たるものが、首相や官房長官への記者の質問に既に回答が用意されていて、読み上げるという、やらせ会見だ》。
《こうした政権の謀略を担う機関として、内閣情報調査室がクローズアップされ、映画で描かれた数々の謀略工作のほとんどに関与しているという設定になっていた。官邸はこの映画の内容に怒り心頭で、公開前に内容をつかんだ内調幹部は親しい記者に「絶対許さない」と烈火のごとく怒っていたという》。
アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟メディアコントロール。アベ様による善政は何一つ無し。悪辣な独裁状態。
映画『新聞記者』では、《こうした政権の謀略を担う機関として、内閣情報調査室がクローズアップされ、映画で描かれた数々の謀略工作のほとんどに関与しているという設定になっていた》。《現在進行形の政治事件をモデル…。官邸が巧妙に仕掛ける同調圧力によって社会全体が萎縮》。《安倍政権の不正を描く映画》は、特にテレビでは、ほとんどプロモーションされず。《公式サイトへのサイバー攻撃に、プロモーション拒否。政権批判を封殺する圧力が新聞やテレビだけでなく、映画にまで及び始めている状況に暗澹とさせられる》。
2019年7月参院選について、斎藤美奈子さんの仰るとおり、「過半数が投票先未定 情勢は流動的」。《「どうせ変わらない」のイメージを増幅させているのは誰なのか》? 騙されてはいけない、投票でしか、この酷い現状を変えることはできない。メディアの皆さん、《投票先未定の迷える有権者のためにこそ、流動の現場を取材して異色の候補者を追い、街頭の熱気を伝えてほしい。ただ伝えるだけで、政治は変わるかもしれないのだ》!
与党自公や癒着党お維を支持している「1/4」の皆さん、この政治状況を振り返ってみて下さい。
「2/4」の眠り猫な皆さんが目覚めて、1/4でもいいので選挙に行き(12.5%投票率アップ!)、野党に投票してほしい。1票1票を積み重ねれば、社会は変えられる。《投票しなければ社会は変わらない》。
『●映画『新聞記者』…《内閣情報調査室の暗躍》
《ひとつは…マスコミへの警告、もうひとつは…当人への警告》』
『●《メディアコントロール》…こんな「広報」マスメディアばかりでは
第25回参議院議員通常選挙が思いやられる』
『●(政界地獄耳)《麻生に一貫して流れているスピリッツは
弱者をさげすみ、バカにする体質》…選んだ人々の責任』
『●南彰記者『報道事変』…《皆さんと一緒に考え、
新しい時代のメディア、ジャーナリズムをつくっていきたい》』
『●身の回りの選挙に行かない「2/4」の「眠り猫」な方を説得し、
選挙に行って野党に投票してもらいましょう』
『●映画『新聞記者』はMotive Forceに…
参院選、「2/4」の眠り猫な皆さんを投票所へ〝駆動〟させる力へと』
『●《日本のメディアの閉塞状況》《閉塞するメディア、
政権批判に対して圧力がかかる不健全な言論状況》…』
『●東京新聞「本音のコラム」【「動かぬ証拠」 前川喜平】
【「情勢は流動的」 斎藤美奈子】…野党に投票を!』
==================================================================================
【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201907080000134.html】
コラム
政界地獄耳
2019年7月8日9時8分
大手メディアのやらせと礼賛と既得権
★日本の新聞は政権にことのほか好意的で、優しく親政府派メディアと言われてもさして後ろめたさを感じないようだが、海外メディアは政権に対して辛辣(しんらつ)だ。6日、北朝鮮の朝鮮中央通信はG20直後に米朝首脳会談が電撃的に開かれ、「安倍は一寸先も見通せない間抜け。わが国を中心に活発に展開している首脳外交の場に加われずにいる。国際的な笑いものになった。現情勢と地域構図の下、日本ができることは何もない」と批判した。
★5日のニューヨーク・タイムズ電子版は、日本政府が会見で記者の質問を制限したり、記者クラブに加盟していないジャーナリストの出席を拒否するなどしていて「日本は報道の自由が憲法に記された現代の民主国家だが、時には独裁政権のように振る舞っている」と書いている。官房長官・菅義偉と東京新聞記者との質問のやりとりで「あなたに答える必要はない」と回答を拒んだことも書いている。
★だが記者クラブ制度をうまく利用して既得権を得ているのは大手既存メディアだし、フリーの記者を締め出す風潮はメディア側の問題だ。それをうまく利用して政府の情報をコントロールしているのが官邸の会見を軸とする記者会見の仕組みだ。その最たるものが、首相や官房長官への記者の質問に既に回答が用意されていて、読み上げるという、やらせ会見だ。
★しかし、大手メディアはそれを批判せず、海外メディアが書いたことを載せるだけだ。そのメディアには朝鮮中央通信の原稿の視点すらなく、安倍外交礼賛原稿が躍る。「実際は蚊帳の外だった」と書けないのか。おや、既に「安倍外交は蚊帳の外ではない」と閣議決定していたかしら。(K)※敬称略
==================================================================================
==================================================================================
【https://lite-ra.com/2019/07/post-4827.html】
望月衣塑子原案の映画『新聞記者』サイトに宣伝妨害のサイバー攻撃! 松坂桃李主演なのにテレビはプロモーション拒否
2019.07.09 07:11
(映画『新聞記者』公式サイトより)
東京新聞・望月衣塑子記者原案、松坂桃李主演、安倍政権下で起こった数々の不正を描いたことで大きな話題になっている映画『新聞記者』。観客動員も好調で、現在も上映中の同映画だが、6月28日の公開直後に大きなトラブルに見舞われていたことがわかった。公式サイトがサイバー攻撃を受け、サーバーがダウンしていたのだ。
〈現在、特定のIPアドレスから、システムを使用した集中的なアクセスを受けていることから、サーバーが一時的にダウンしてしまうなど不安定な状況になっております〉
ツイッターなどSNSの公式アカウントにはこんな告知があったが、一体何が起こっていたのか。配給会社スターサンズの宣伝担当者に話を聞くと、異変は公開直後から起こっていたという。
「記録に残っているかぎりでは7月1日からですね。断続的に複数の特定IPアドレスからのアクセスが殺到したのです。それは1秒間に何十回という、人力では考えられないようなアクセスでした。その結果、サーバーが不安定な状態になり、ダウンしてしまった。映画のサイトなのでこうした事態の対策をまったくしておらず、宣伝には非常にダメージがありました」
そのため配給会社は、Twitterや上映映画館の外部サイトでの告知を行うなど、対策に追われたという。
「ただ、サーバーダウンを知った多くの人がTwitterなどに書き込みをしてくれましたので、それはすごく助かりました。異常アクセスも、そうした人々の“声”が抑止効果になったのか、ある時期から一気に減少し、今はほぼ普通の状況に戻りました。」(宣伝担当者)
担当者は「サイバー攻撃かどうかは断定できない」として、「被害届を出すとか、IPを特定するなどは、現在のところ考えてはいません」というが、“特定”のIPアドレスからの集中アクセスということは、明らかに意図的な嫌がらせ、妨害行為があったということだろう。
冒頭でも述べたように、映画『新聞記者』には、安倍政権下で実際に起こった様々な不正を想起させるエピソードがてんこ盛りになっている。たとえば、物語の核でもある大学新設計画をめぐる不正は明らかに加計学園問題を意識させるし、ほかにも、前川喜平・元文科事務次官への謀略報道をモチーフにしているとしか思えない文科省官僚に対するスキャンダル攻撃、伊藤詩織さんの告発を彷彿とさせる“総理ベッタリ記者”による性暴力事件もみ消し、森友公文書改ざん問題を示唆する官僚の自殺などのエピソードも出てくる。
さらに、こうした政権の謀略を担う機関として、内閣情報調査室がクローズアップされ、映画で描かれた数々の謀略工作のほとんどに関与しているという設定になっていた。
官邸はこの映画の内容に怒り心頭で、公開前に内容をつかんだ内調幹部は親しい記者に「絶対許さない」と烈火のごとく怒っていたという。そして、同じく安倍応援団やネトウヨも公開前から一斉に映画に対して、非難と攻撃を繰り広げていた。
そこに、サイバー攻撃があったため、ネット上ではいま、「安倍政権や内調関係者の仕業じゃないか」などという憶測の声まであがっているのだ。
『新聞記者』では、内閣情報調査室のスタッフたちがネットに向かい、すさまじい勢いで書き込み続けて謀略情報を流す様子が描かれていたが、まさに同じような光景が繰り広げられたのではないか、というのだ。
現実的には、内調などの政府機関が直接、そんなリスクを冒すとは考えにくいが、政権や自民党の周辺にいる関係者、あるいは熱烈な政権支持者が安倍政権批判を仕掛けた可能性は十分あるだろう。
■『新聞記者』がテレビのバラエティでまったく取り上げられない理由
もしそうなら、日本の言論状況もいよいよロシア並みになってきた感じがするが、映画『新聞記者』の宣伝活動には、この直接的な妨害以外にもうひとつ、大きな障害があったようだ。
それは、映画『新聞記者』がテレビのプロモーションをことごとく拒否されているという問題だ。周知のように、人気俳優が出演する映画が公開される際は、その俳優たちがテレビのバラエティに出演し、映画の宣伝を行うのがパターンになっている。
『新聞記者』の場合も人気俳優の松坂桃李が出演しているが、しかしテレビでは『新聞記者』についてはほとんど取り上げられなかった。こうした事情についても、前出の配給会社の宣伝担当者に聞いてみたところ、こんな答えが返ってきた。
「たしかに、テレビあまり扱ってくれませんでしたね。主演のシム・ウンギョンさんや松坂桃李さんらの舞台挨拶などは紹介されましたが、そのときも作品の内容は紹介してもらえませんでした。そもそも政治ものの映画パブリシティはマスコミのみなさんはあまり積極的ではないのですが、今回は特に“選挙前”と言われて。私たちは“公示前だからいいんじゃないか”と思ったのですが、難しかった」(宣伝担当者)
「選挙前」などと言い訳をしているが、テレビが不自然なくらい『新聞記者』のことを紹介しようとしなかったのは、同作が安倍政権の不正を描く映画だったからだ。
テレビで芸能人の政治発言がタブーと言われている状況について、実際は「政治発言がタブーなのではなく、政権批判がタブーになっている」こと、背景に「安倍政権批判をした芸能人を起用すると、抗議が殺到する」という問題があることは、リテラでも散々指摘してきたが、まさに、『新聞記者』でも、同じような構造で、自主規制がしかれたのである。
公式サイトへのサイバー攻撃に、プロモーション拒否。政権批判を封殺する圧力が新聞やテレビだけでなく、映画にまで及び始めている状況に暗澹とさせられるが、救いは、こうした妨害にもかかわらず『新聞記者』の観客動員が好調なことだ。公開初週に比べて翌週は通常、動員数が下がることが多いが、『新聞記者』の場合は逆に105%と増えている。興行収入も2週目が終わった段階で約2億円と、社会派映画としては異例の結果を残している。
大手マスコミが政権に忖度、萎縮し、安倍応援団のがなりたてる声ばかりが目立つ昨今、この国の政権権力や問題に正面から向き合った作品が評価され、多くの人々が映画館に足を運ぶ。こうした動きが今後、さらに大きなものになっていくことを強く望みたい。
(伊勢崎薫)
==================================================================================
[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様…日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]
『今日の東京新聞』(http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/)から、再びすいません、コピペ・マゴビキさせて頂きました。【本音のコラム 「動かぬ証拠」 前川喜平】(http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/entry/2019/07/07/225501)と、
【本音のコラム 「情勢は流動的」 斎藤美奈子】(http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/entry/2019/07/10/130000)。
《3日の党首討論会で安倍晋三首相は森友・加計問題について「私も妻も直接関わっていたという証拠は何一つなかった」と言った》。
《「投票先を未定とした人は選挙区54・5%、比例代表48・8%。今後、情勢が変わる可能性もある」(6日・共同通信)。ならば大見出しは「過半数が投票先未定 情勢は流動的」じゃねーの?》。
『●タンカ記念日と15年「「獣医学部いいね」
と安倍さんが言ったから、2月25日は加計記念日」で滅公奉僕』
「「国家戦略特区諮問会議議長・アベ様は、2017年1月20日まで、
オトモダチの関与を知らなかった」…はず?、じゃなかったの? 遅くとも
2015年2月25日には知ってたわけだ。トンだ息吐く様なウソつき。
加計問題では、2015年《「獣医学部いいね」と安倍さんが言ったから、
2月25日は加計記念日》だそうです。
森友問題では、「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」でした」
『●《愛僕者》アベ様のオトモダチの取巻きが
滅私奉「僕」の《詐欺》を公言…県・今治市は返金を要望すべきだ』
アベ様、「証拠は何一つなかった」だって?? いまだに履行されない「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」。2015年《「獣医学部いいね」と安倍さんが言ったから、2月25日は加計記念日》でも、《動かぬ証拠》がありながら、議員で居続けているし、自民党総裁どころか、ニッポンの首相…。一体、支持者は何を考えているの?
2019年7月参院選について、斎藤美奈子さんの仰るとおり、「過半数が投票先未定 情勢は流動的」。《「どうせ変わらない」のイメージを増幅させているのは誰なのか》? 騙されてはいけない、投票でしか、この酷い現状を変えることはできない。メディアの皆さん、《投票先未定の迷える有権者のためにこそ、流動の現場を取材して異色の候補者を追い、街頭の熱気を伝えてほしい。ただ伝えるだけで、政治は変わるかもしれないのだ》!
「2/4」の眠り猫な皆さんが目覚めて、1/4でもいいので選挙に行き(12.5%投票率アップ!)、野党に投票してほしい。1票1票を積み重ねれば、社会は変えられる。《投票しなければ社会は変わらない》。
『●映画『新聞記者』…《内閣情報調査室の暗躍》
《ひとつは…マスコミへの警告、もうひとつは…当人への警告》』
『●《メディアコントロール》…こんな「広報」マスメディアばかりでは
第25回参議院議員通常選挙が思いやられる』
『●(政界地獄耳)《麻生に一貫して流れているスピリッツは
弱者をさげすみ、バカにする体質》…選んだ人々の責任』
『●南彰記者『報道事変』…《皆さんと一緒に考え、
新しい時代のメディア、ジャーナリズムをつくっていきたい》』
『●身の回りの選挙に行かない「2/4」の「眠り猫」な方を説得し、
選挙に行って野党に投票してもらいましょう』
『●映画『新聞記者』はMotive Forceに…
参院選、「2/4」の眠り猫な皆さんを投票所へ〝駆動〟させる力へと』
『●《日本のメディアの閉塞状況》《閉塞するメディア、
政権批判に対して圧力がかかる不健全な言論状況》…』
==================================================================================
【http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/entry/2019/07/07/225501】
今日の東京新聞
購読している東京新聞の記事を紹介します。読者の応援ブログです。
2019-07-07
本音のコラム 「動かぬ証拠」 前川喜平
本音のコラム 「動かぬ証拠」 前川喜平/27面
3日の党首討論会で安倍晋三首相は森友・加計問題について「私も妻も直接関わっていたという証拠は何一つなかった」と言った。
では、昨年5月に愛媛県から参議院予算委員会に提出された一連の加計学園関連の文書は「証拠」ではないというのだろうか。
2015年3月に愛媛県地域政策課が作成した「獣医師養成系大学の設置に係る加計学園関係者との打合せ会等について」と題する「報告」。国家戦略特区での獣医学部設置者に加計学園が指定されるより2年近く前のものだ。そこに次の通り書いてある。
「加計学園から、理事長と安倍首相との面談結果等について報告したいとの申出があり、3月3日、同学園関係者と県との間で打合せ会を行った。」
「加計学園からの報告等は、次のとおり。①2/25に理事長が首相と面談(15分程度)。理事長から、獣医養成系大学空白地帯の四国の今治市に設置予定の獣医学部では、国際水準の獣医学教育を目指すことなどを説明。首相からは『そういう新しい獣医大学の考えはいいね。』とのコメントあり。また、柳瀬首相秘書官から、改めて資料を提出するよう指示があったので、早急に資料を調整し、提出する予定。」
こういうものを「動かぬ証拠」というのだ。 (まえかわ・きへい/現代教育行政研究会代表)
==================================================================================
==================================================================================
【http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/entry/2019/07/10/130000】
今日の東京新聞
購読している東京新聞の記事を紹介します。読者の応援ブログです。
2019-07-10
本音のコラム 「情勢は流動的」 斎藤美奈子
本音のコラム 「情勢は流動的」 斎藤美奈子/23面
参院選がスタートして6日。新聞は早くも電話調査に基づく情勢分析を出した。「自公、改選過半数の勢い」ってな見出しが大きく躍っている。
いきなり出鼻(でばな)をくじいてくれるよねえ。右の見出しが暗に発するメッセージは「どうせ変わらない」である。だが、この分析は正しいのか。
記事を最後まで読めば「投票先を未定とした人は選挙区54・5%、比例代表48・8%。今後、情勢が変わる可能性もある」(6日・共同通信)。ならば大見出しは「過半数が投票先未定 情勢は流動的」じゃねーの?
実際、今度の選挙は流動的だ。台風の目は山本太郎氏率いる「れいわ新選組」だろう。候補者10人の顔ぶれは掛け値なしにスゴイ。障害者、元派遣労働者、元コンビニ店主…。全員当事者、全員身をもって差別や困難と戦ってきた現場のエキスパートである。32の全一人区で統一候補を立てた既成野党にも魅力的な候補者は多い。
不可解なのは、こうした野党の動きを伝える報道がほとんどないことである。テレビに映るのは党首だけ。前はこんなじゃなかったはずだ。「どうせ変わらない」のイメージを増幅させているのは誰なのか。投票先未定の迷える有権者のためにこそ、流動の現場を取材して異色の候補者を追い、街頭の熱気を伝えてほしい。ただ伝えるだけで、政治は変わるかもしれないのだ。
(さいとう・みなこ/文芸評論家)
==================================================================================
[●『新聞記者』(望月衣塑子著)…《ひとつずつ真実を認めさせて、さらに裏を取っていくこと―――》↑]
東京新聞の竹島勇記者による記事【メディア×権力 深い闇に迫る2人 映画「新聞記者」あす公開】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2019062702000213.html)。
【政界地獄耳/いい話しかしないのは怪しい】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201907050000071.html)。
《公文書改ざん、政権への忖度。そんなタイムリーなテーマを題材に、権力とメディアの攻防を描いた映画「新聞記者」》。
《自民党が言うように安倍政治6年で安定した「数字」があることはわかる。統計を改ざんしていない限り事実だろう。ところがこの政権はその基礎数字までいじって粉飾した過去があるので、その数字を信頼するまでも一苦労する》。
《与党が政権に不利な数字と向き合い好転させていく処方を示せば、国民は評価するはずだ》…「1/4」の与党自公・癒着党お維を支持する皆さんや、選挙に行かない「2/4」の眠り猫な皆さんは、そんなアベノサギに何回騙されればいいのだろうか。この独裁政権の行ってきた数々のデタラメをまだ続けさせるつもりですか?
映画『新聞記者』は、現在進行形のアベ様独裁政権を批判…「2/4」の眠り猫な皆さんの足を選挙へと向かわせる〝駆動力〟Motive Forceになってほしい。2019年7月参院選の投票がまじか。「選挙に行っても仕方ない」「どうせ、何も変わらない」なんて言っている場合ではないです。そんな「呪いの言葉」(上西充子さん)から解き放たれてほしい。選挙に行かなければ変わらない。眠り猫な「2/4」の皆さんの半分とは言いません(投票率25%アップ)、せめて1/4の方(投票率12.5%アップ)、今度こそ、投票所へ足を運びませんか。もちろん投票先は野党へ…与党自公・癒着党お維なんて以ての外。
沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]社会はゆっくり変わる】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/441640)によると、《▼選挙プランナーの松田馨さんが著書「残念な政治家を選ばない技術」… ▼松田さんは、社会を変えるには「少しずつ良くしていく」しかないと説く。途方もない道のりでも、選ばれた候補者、選んだ有権者双方のたゆまぬ努力が未来をつくる。公示された参院選。投票しなければ社会は変わらない。(西江昭吾)》。
仰る通りだ。《投票しなければ社会は変わらない》。
東京新聞の記事【反社会勢力との闇深く 吉本芸人ら処分 影響広がる】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2019062902000179.html)…アベ様となにかと〝癒着〟する吉本…芸能界は《反社会勢力》との《闇深》い関係に大揺れのようだ。
でも、こちらの問題には、何故に、マスコミは沈黙してきたのですか? アベ様は《反社会的勢力との決別》は? この問題をずっと告発し続けている山岡俊介さんは「安倍さんが直接関わった疑惑。民主主義の根幹を壊す犯罪行為」とまで仰っています。また、山本太郎さんは国会でも取り上げてくれましたよ。一方、アベ様の御妃様は大麻畑にたたずむ写真が巷には出回っておりますが…。
内調でも握りつぶせない事実。アベ政権が終わらない限り、マスコミの皆さんは報じないつもりでしょうか。
『●『新聞記者』(望月衣塑子著)読了…《ひとつずつ真実を
認めさせて、さらに裏を取っていくこと―――》』
『●《改ざんを命じられたときも相当抵抗…。
やっているのは犯罪。自分の信念や理に反して悔しかっただろう》』
『●アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟メディアコントロール…
「一人でも権力に立ち向かう」とはいうものの…』
『●【<金口木舌>権力はうそをつく】《イラク戦争…
大量破壊兵器の保有は後に捏造だと明らかになった》』
『●《安倍派のライバル候補に対する選挙妨害を
反社会勢力にも通じる人物に頼》む…なぜに報じられないの?』
『●《テンチョンニュース》で決して報じない
《安倍さんが直接関わった疑惑。民主主義の根幹を壊す犯罪行為》』
『●暴言連発「あなたに答える必要はありません」
「ここは質問に答える場所ではない」「その発言だったら、指しません」』
『●『官邸ポリス』と監視社会・警察国家と前川喜平さん…
映画『新聞記者』と現独裁政権批判と望月衣塑子さん』
『●木下昌明さん《あの黒く目隠しされた羊…
実は何も知らないで日々を送っているわたしたちのことではないのか?》』
『●映画『新聞記者』…《内閣情報調査室の暗躍》
《ひとつは…マスコミへの警告、もうひとつは…当人への警告》』
『●映画『新聞記者』…《現在進行形の政治事件をモデル…。
官邸が巧妙に仕掛ける同調圧力によって社会全体が萎縮》』
『●南彰記者『報道事変』…《皆さんと一緒に考え、
新しい時代のメディア、ジャーナリズムをつくっていきたい》』
==================================================================================
【https://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2019062702000213.html】
【放送芸能】
メディア×権力 深い闇に迫る2人 映画「新聞記者」あす公開
2019年6月27日 朝刊
(映画「新聞記者」の藤井道人監督=東京都千代田区で)
公文書改ざん、政権への忖度(そんたく)。そんなタイムリーなテーマを題材に、権力とメディアの攻防を描いた映画「新聞記者」が二十八日公開される。臆することなく不正を暴こうとする記者と、政権維持に苦悩する若きエリート官僚を軸にしたサスペンスタッチのフィクション。藤井道人監督(32)は「違う立場の二人がともに人としての生き方を問う姿に感じるものがあるはず」と力を込める。 (竹島勇)
本紙社会部の望月衣塑子(いそこ)記者の著書「新聞記者」(角川新書)を原案にした。藤井監督は「ドキュメンタリータッチでなく、フィクションで隠れた真実を描きたいと考えた」と話す。著書で扱った事件や社会問題、メディアの動向について想起させる表現はあるが、当初台本にあった具体的な人物名やニュース映像などは削ったという。
政権に立ち向かう記者エリカを韓国の女優シム・ウンギョン(25)、内閣府内閣情報調査室(内調)のエリート官僚、拓海(たくみ)を松坂桃李(とおり)(30)が演じた。
エリカは大学新設を巡る内閣府の不正を示す極秘公文書の真偽を独自に取材。一方、拓海は上司の指示で政権維持のための世論操作に疑問を感じながらも従事していた。そんな二人が出会い、政権の深い闇を知る。エリカは報道機関までが政権の意向に沿おうとする風潮に反発。拓海は上司の命に背くと出世の道が絶たれるのではと思い悩んだ末、ある決断をする…。
藤井監督は「二人それぞれ、葛藤を抱えた演技が素晴らしい」とたたえた。エリカの職場のシーンは本紙編集局で撮影した。内調の取材はかなわなかったが「暗く色を感じさせないオフィスで職員が無言で働くことで組織の異常性を見せた」と映像表現の工夫を明かした。「社会や組織に無関心な若者が考えるきっかけになれば」と願う。
◆政権批判はらむ原案 製作二社依頼断る
河村光庸(みつのぶ)プロデューサー(69)は「安倍政権では、森友・加計問題をはじめさまざまな問題が続いた。テレビや一部の新聞の政権への批判性の無さを感じていた時、立ち向かっている望月さんの本を読みぜひ映画化したいと思った」と意図を説明する。映画では具体的な政権批判の描写はないが「この作品に参加したらテレビの仕事がなくなる」と製作会社二社が依頼を断ったと明かす。
エリカにウンギョンを起用。「日本人女優では拓海との恋愛を観客が期待してしまうと思い、元々(起用を)考えなかった。彼女の演技は期待通り」と満足げに語った。
==================================================================================
==================================================================================
【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201907050000071.html】
政界地獄耳
2019年7月5日7時54分
いい話しかしないのは怪しい
★参院選挙が4日公示され、21日の投開票に向け17日間の選挙戦が始まった。当初は安倍政治6年間の通信簿の様相だった。各社の世論調査は軒並み内閣支持率の高さを誇り経済、外交、内政と長期政権の強みを発揮し、首相・安倍晋三は自民党総裁4選をうかがおうかという勢いだった。自民党が言うように安倍政治6年で安定した「数字」があることはわかる。統計を改ざんしていない限り事実だろう。ところがこの政権はその基礎数字までいじって粉飾した過去があるので、その数字を信頼するまでも一苦労する。
★そしてその数字が正しかったとしても自慢話だけするのではなく、厳しい数字に立ち向かう姿勢を見せてほしい。なぜなら社会はいいことばかりではないことを国民は知っているからだ。いい話しかしないのはあやしいと思うのは当然だ。厚生労働省が2日公表した18年国民生活基礎調査によれば生活意識で「生活が苦しい」と回答した世帯が「55・8%」と前年より1・9ポイント増えた。このうち「大変苦しい」と答えたのは24・4%で前年より0・6ポイント上回った。働き方改革で残業代が減り、生活を圧迫。給与は上がらず、今年は消費税のアップで来年の数字はさらに厳しくなると予測される。
★金融庁諮問会議の年金2000万円必要問題の時と同じだが、この現実を受け止めず認めなかったり、無視したりしている限り、アベノミクス効果だけをうたう自民党の説明も国民は受け入れられない。与党が政権に不利な数字と向き合い好転させていく処方を示せば、国民は評価するはずだ。強気一辺倒の政権の弱さは受け止める力だ。(K)※敬称略
==================================================================================