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●無為無策無能だった「147日」がもたらした人災…アベ様、《地位に恋々としがみ》つかず、刑務所の中でごゆっくりとお過ごしください

2020年08月21日 00時00分35秒 | Weblog

[※ 《#ケチって火炎瓶》「選挙妨害を暴力団に発注した方は、素直に挙手願います!東京新聞2018年8月27日)↑]



リテラの記事【安倍首相“健康不安”説に乗じて側近と応援団が「147日休んでない」「首相は働きすぎ」…ならば「147日」の中身を検証、これが働きすぎか】(https://lite-ra.com/2020/08/post-5586.html)。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/安倍首相「1週間入院」のススメ断っていた】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202008190000134.html)。
日刊ゲンダイの記事【「休む必要ある」安倍首相に理解示す麻生財務相の“二枚舌”】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/277493)。

 《そう、安倍首相の「健康不安」説流布は、たんに安倍首相が国会を開催しないまま「休みをとる」ことを正当化するためのものだったらしい》。
 《★問題は147日間、休まずに働いたことだというが、そうだろうか。国会から逃げてばかりの首相を、見えないところで仕事に忙殺されているような演出などせずに、体調が悪いならその職を辞して、元気で自己コントロールもでき、休みもうまく取れる、社会に適応した人材に差し替えるべき誰も進言しないことだ。…ゆっくりと休めばいいのに、その座にしがみついているようで、滑稽に見える。政権の末期を堂々と終わらせるのも、休まずに働く首相の仕事だ》。
 《野党時代は、災害からの復旧、復興のためには<国会議員が夏休みを取れるはずがない>と言っていたにもかかわらず、自分たちが政権の座に就くと一変。新型コロナへの対応を求める国民の声に耳を傾けず、<休む必要がある>などと真逆のことを言っているからムチャクチャだろう》。

 無為無策無能だった「147日」➙とんでもないCOVID19人災へと。

   『●《コロナの死者数が欧米に比べて相対的に少ないのは東アジアに
     共通した現象…アジアの中では日本の死亡者数はむしろ群を抜いて多い》
   『●すぐさま公選法違反な河井克行元法相夫妻を逮捕…《憲法53条は
     「いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は…」》
   『●小池百合子「ト」政の下、《震源地》化。一方、閣議決定を受け、
      なぜ「アベ様、アベノカビマスクを有難う」の声が巷に溢れない?
   『●閉会中審査に出席することもなく、国会を開くこともないアベ様は
      自ら「GoTo」に積極的にご参加…#GoToJail、#GoTo刑務所の臭い飯
   『●《厚生労働省が…さらに8000万枚、送り付ける予定》…「アベ様、
         アベノカビマスクを有難う」の声が巷に溢れてはいないのに?
   『●アベ様は《5月25日…「わずか1カ月半で今回の流行はほぼ収束させる
         ことができた。日本モデルは世界の模範だ」と語っていたが…》
   『●【政界地獄耳/国会軽視も甚だしい責任政党自民党】…国会も開かず、
          何もしない、というアベ様の《日本モデル》、〝ニッポンスタイル〟
   『●狂気な「日本モデル」…《安倍首相は8月後半にも夏休みをしっかりとる
           予定で、いまは〈別荘に赴くかどうかも慎重に見極めている〉…》

   『●《世界標準》…《「誰でも いつでも 何度でも」検査できる
     「世田谷モデル」として早期発見や治療につなげ、感染の広がりを抑える狙い》
   『●《専門家会議が当初「PCR検査を増やすべきはない」という方針…
      が過ちを生んだ…検査拡大の議論が出てこない》(保坂展人さん)
   『●《住民の命を守るのが、自治体の責務である》…世田谷モデル《…周辺
      自治体、もちろん東京から日本全体に広がっていかなければならない》

 息吐く様にウソをつき、数々の犯罪・アベ様案件を考えれば、アベ様、《地位に恋々としがみ》つかず、刑務所の中でごゆっくりとお過ごしください。…「閉会中審査に出席することもなく、国会を開くこともないアベ様は自ら「GoTo」に積極的にご参加…#GoToJail#GoTo刑務所の臭い飯」。(リテラ)《「国民全体の奉仕者」たるべき総理大臣がその仕事をまっとうできず、国民にも説明できないというのなら、選ぶべき道はただひとつ、国民への奉仕のために即刻辞任すべきだ》。

   『●菅義偉・最低の官房長官は、今なぜ、アベ様に向かって
        「地位に恋々としがみつく」とは言わないのですか?
    《森友学園の問題をめぐる一連の経緯の責任…首相は「国民の信頼を
     揺るがす事態になっていることは、行政の長として責任を痛感している。
     行政の最終的な責任は、内閣総理大臣たる私にあるのは事実だ」
     とした上で…。山本氏は「往生際の悪い、地位に恋々としがみつく
     そんなみっともないリーダーなんてやめてくださいよ」と主張。
     ロッキード事件では衆議院で24人の証人喚問が行われたとして、
     「『アッキード事件』ではまだ籠池(泰典被告)さんしか出てきていない。
     自民党の皆さん、真相究明にはこれからガンガン証人を呼ばない
     といけないので、逃げないでほしい」と述べ、昭恵夫人や夫人付き職員
     だった谷査恵子氏らの証人喚問を求めた》

 《「休む必要ある」安倍首相に理解示す麻生財務相の“二枚舌”》…ウルトラ差別主義者・財務相兼副首相も二枚どころか何枚の舌を閻魔様に抜いてもらえばいいのやら。ついでに(無)神経も抜いてもらってくれ。
 《<…菅直人総理大臣が復興の最大の阻害要因、我々はそう言い続けてきたし、今もそう思っている。したがって、菅首相に辞めていただくことが、日本の為、復興の為になると、申し上げてきた> 麻生財務相は2011年6月のブログでこうも書いていたが、野党側が求めた国会延長を蹴飛ばし、さらに臨時国会の召集要求も無視しているのは何処の誰なのか。麻生財務相の言葉を借りて言えば、新型コロナの感染防止と景気回復のための<障害><最大の阻害要因>となっているのは間違いなく安倍首相の存在。麻生財務相が安倍首相に言うべきは<休む必要がある>ではなく、<辞めていただくことが、日本の為、復興の為になる>だ》…いや~、これまた壮大なブーメラン。 


   『●どういう神経? ウルトラ差別主義者な財務相・副首相が大量密集
     《カネ集めパーティ》の強欲。《夜の街》は御控えになっているのか?

 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/安倍首相の「検診」場合によっては政権岐路】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202008180000057.html)によると、《今まで隠密裏にしてきた体調不安を隠さなくなったということ。政府・与党は平静を装うが今後、副総理兼財務相・麻生太郎の首相臨時代理が発表されるか否かが焦点》!
 あ~っ、ウルトラ差別主義者の狙いはソコ《首相臨時代理》なのね? あ~、まったくイヤになるょ。

 アベ様はさっさと、刑務所に行ってくれ。でも、新首相は、無《責任政党》以外から誕生させてほしいです。ウルトラ差別主義者な財務相兼副首相、最低の官房長官石破茂氏、甘い利を得た方参院幹事長などのアベ様の取り巻き連中などなど…なんてゼッ~タイに御免です。もちろん、万が一にも癒着党・お維なんて論外。

   『●《政府の無策・不作為を正す場こそ国会であり、この状況で国会が
     閉じている》違憲な異常事態、なのに無《責任政党》は壊憲したいとは…

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https://lite-ra.com/2020/08/post-5586.html

安倍首相“健康不安”説に乗じて側近と応援団が「147日休んでない」「首相は働きすぎ」…ならば「147日」の中身を検証、これが働きすぎか
2020.08.18 11:25

     (首相官邸HPより)

 昨日17日、かかりつけとなっている慶應義塾大学病院を受診したことを受けて一気に噴出した安倍首相の「健康不安」説。本サイトでは官邸や側近がこの「健康不安」説を積極的に喧伝していたことから、「第一次政権のときと同じように政権放り出しをするための布石ではないか」と分析したが、訂正したほうがよさそうだ。そう、安倍首相の「健康不安」説流布は、たんに安倍首相が国会を開催しないまま「休みをとる」ことを正当化するためのものだったらしい。

 実際、安倍首相の側近や盟友たちは、安倍首相に噴き出した「健康不安」説に乗っかって、こぞって「安倍首相は働きすぎ」「安倍首相を休ませろ」と盛んに主張している。

 たとえば麻生太郎副総理兼財務相は、1月26日から6月20日の147日間、安倍首相に「公務なし」の休日がなかったことを持ち出し、「147日間、休まずに連続で働いたら普通だったらおかしくなるんじゃないの? 体調としては。当たり前のことだと思いますから、休まれる必要があるということは申し上げた」と発言。また、このとき記者に「あなたも147日間休まず働いてみたことありますか?」と問い、記者が「ありません」と答えると、こう述べた。

「ないだろうね、だったら意味わかるじゃない。140日休まないで働いたことないだろう?140日働いたこともない人が、働いた人のこと言ったって、わかんないわけですよ」

 さらに、16日には『日曜報道 THE PRIME』(フジテレビ)で「(安倍首相は)責任感が強く、自分が休むことは罪だとの意識まで持っている」「数日でもいいから強制的に休ませなければならない」と体調問題に踏み込んだ自民党の甘利明税制調査会長は、昨日17日、ダメ押しするように、こんなツイートをおこなった。

〈「何で次から次へと日程を入れて総理を休ませないんだ!疲れ切っているのに!」「いくら言っても聞かないんです。本人が休もうとしないんです。先生からも説得して下さい!」私と総理秘書官とのやり取りです。色々なお叱りはあります。しかし側で見る限り総理は間違いなく懸命に取り組んでいます。〉

 秘書官がいくら「休んで」と言っても安倍首相は頑として休もうとしない──。この甘利氏のツイートは、18日19時時点でいいねが7万もつくほどになっている。

 こうしたお友だちたちのアピールが功を奏してか、ネット上では〈安倍総理マジで休んで〉〈安倍総理がかわいそう〉などという同情する意見が広がり、タレントのダレノガレ明美もこのようにツイートした。

〈安倍首相 なにもないといいね。この数ヶ月全然休まないで国の為に動いてくれてたもんね。いろんな意見があるけど、私は安倍首相に感謝しかないです。きっと入院しても休めないと思うけど、休めるときに休んでほしいな!〉

 さらに、ここぞとばかりにネトウヨが吹き上がり、ネトウヨまとめサイトの「アノニマスポスト」は、「麻生氏「休む必要あると言った」首相動静によると、147日間、「公務なし」の休日がなかった~ネットの反応「これでも支持率が悪化するんだもの…この国の総理は難しい」「一方で野党はズル休みしてばっかだな」」と題したまとめ記事を配信している。

 当然、「健康不安説は政権を投げ出すための布石」と書いた本サイトの記事に対しても、「人の健康状況をネタにするな」「仮病とでも言いたいのか」「クズ」などという批判が寄せられた。


■土日の官邸滞在時間は数十分〜1時間台が大半、「休みなし」とPRしたいために無理やり出勤していた可能性

 つまり、昨日の1日ですっかり「147日間も休まず、体調が悪くなるまで国民のために働いてくれたのに、それでも休むことを許さないのは鬼畜の所業」という空気ができあがってしまったのである。

 だが、はっきりと言っておくが、安倍首相が「国民のために働きすぎ」などという事実は、この世には存在しない

 そもそも、朝日新聞でさえ「1月26日から6月20日の147日間、安倍首相に『公務なし』の休日がなかった」などと伝えているが、安倍首相は新型コロナ対応に追われているはずのこの間、公邸に泊まり込むのではなく基本的に私邸に戻っており、土日もちょろっと官邸・公邸に顔を出すだけで、ほとんどの時間を自宅で過ごしていた

 たとえば、緊急事態宣言が出てもっとも緊迫していた5月の土日の、安倍首相の官邸滞在時間をあげてみよう。

 5月2日(土)  15時50分官邸着 17時38分官邸発  滞在時間1時間48分
 5月3日(日)  15時55分官邸着 18時11分官邸発  滞在時間2時間16分
 5月9日(土)  15時52分官邸着 17時47分官邸発 滞在時間1時間55分
 5月10日(日)  15時49分官邸着 17時21分官邸発 滞在時間1時間32分
 5月16日(土)  15時52分官邸着 16時36分官邸発 滞在時間44分
 5月17日(日)  15時49分官邸着 17時15分官邸発 滞在時間1時間26分
 5月23日(土)  15時53分官邸着 16時41分官邸発 滞在時間48分
 5月24日(日)  15時11分官邸着  18時5分官邸発 滞在時間2時間54分
 5月30日(土) 16時22分官邸着 17時27分官邸発 滞在時間1時間 5分
 5月31日(日) 16時24分官邸着 17時11分官邸発  滞在時間47分

 滞在時間はほとんどが1時間台か1時間以下、これが6月になるとさらに短くなる。こんな少しししかいないのなら一体なんのために来ていたのか、という話だろう。実際、小泉純一郎の首相秘書官を務めた小野次郎氏はツイッターでこう分析している。

〈報道では秘書官が総理日程を入れ過ぎると批判を受けている。だが週末の公務は秘書官も総理の事前了解を取るのが慣例。支持率回復を目論む総理から“仕事やってる感”を出す為に、「自分の出番を作って欲しい」と指示されていた可能性がある。〉

 「147日間休みなし」というが、実際は安倍首相が「休みを取ってないアピールのためにほんの1、2時間だけ土日も官邸入りしていただけなのではないか。


■麻生財務相は記者に向かって「140日働いたことのない人にはわかんない」 おまえが言うか

 時間よりももっと問題なのは内容だ。総理大臣としてリーダーシップを発揮すべきだった初動には、信じられない行動を繰り返していた

 実際、「ダイヤモンド・プリンセス」号に乗船し、感染が確認されていた80代の日本人男女2名が死亡した2月20日には、約2分間、記者のぶら下がりに応じて哀悼の意を表して官邸を後にするとその足で六本木に直行し、鉄板焼き店の「花郷 六本木店」で、安倍応援団の金美齢氏や自民党の城内実池田佳隆石川昭政長尾敬簗和生山田賢司各衆院議員、小野田紀美参院議員ら“ネトウヨ議員と宴会

 2月27日に突然ぶち上げた一斉休校要請でも、休校にともなう親の休業補償策もないままの決定に批判が殺到し、同月29日に新型コロナ関連ではじめて安倍首相は記者会見を開いたが、その重要な会見の前日、安倍首相は安倍応援団である百田尚樹氏と有本香氏を公邸に招待して会食。場当たり対応で社会を混乱させている最中だというのに、感染症の専門家からレクチャーを受けるでも、教育現場の生の声を聞こうとするでもなく声だけがでかい無教養なネトウヨ論客と会っていたのだ。

 しかも、百歩譲って、会食しようがネトウヨ論客と会おうが、新型コロナ対策の陣頭指揮をしっかりととっていたなら文句も出ようがないが、この間、「国民のため」にやったことと言えば、国民からの批判を受けてすったもんだの末に10万円給付を決めたことと、アベノマスクを2枚配布したことくらい。それどころか、コロナのどさくさに紛れて黒川弘務・前東京高検検事長の人事を正当化する検察庁法改正案を強行しようとさえした。

 そして極め付きは、安倍首相自身が「100年に一度の国難」と言っているというのに、国権の最高機関であり唯一の立法機関である国会を閉会閉会中審査の出席を野党から要求されてもそれを拒否し、さらには国民に直接説明をおこなうための新型コロナにかんする総理会見も2カ月にわたって放棄しつづけている。安倍首相が本気で国民の命と安全を守るために本気で新型コロナ対策の陣頭指揮をとろうというのなら、絶対にこんなことにはなっていないはずなのだ。

 とにかく労働時間、内容、成果からして、甘利氏が言うような「懸命に取り組んでいる」という事実はまったく見当たらないのだ。

 こんな体たらくでよくもまあ「147日休みなし」「働きすぎ」などとよく言えるものだ。とくに、記者に向かって「147日間休まず働いてみたことあるか?」「140日働いたこともない人が働いた人のこと言ったってわかんない」とほざいた麻生財務相には、呆れてものも言えない。まるで「わからない奴がつべこべ言うな」「俺にはわかる」と言わんばかりだが、たいして働いてもいない安倍首相の気持ちを慮る前に、公文書の改ざんを強要されて自殺にまで追い込まれた近畿財務局職員・赤木俊夫さんとその遺族の気持ちを汲み取れよ、という話だろう。


■体調が悪化した、静養が必要というなら、国民に病状をきちんと説明すべきだ

 だいたい、ほんとうに安倍首相の体調が悪化し静養が必要な状況だというのなら、周囲が「休ませろ」と大合唱する前に、安倍首相は自身の体調について国民に説明し、周囲はしっかり体制づくりをおこなうべきだ。なにせいまは「100年に一度の国難」なのだから、それこそが安倍首相の仕事だし、国民も納得する。

 そして、もし安倍首相が自分の体調不安から国会の出席を拒否し、記者会見を開いていないとしたら、それは「責任感が強すぎる」のではなく、「無責任」というべきだ。なぜなら、この感染拡大の局面にあって、国会で安倍首相出席のもとに特措法改正や医療現場への経済支援策が議論されていないことによって、さらなる感染拡大や医療提供体制の逼迫を招く危機的状況にすでに立っているからだ。

 だが、本来は国民の健康と安全が後回しになっていることを問題視するべきなのに、安倍首相の周囲は「安倍首相は命を削って仕事をしている」「休ませろ」と主張するだけ。そして、安倍首相はこうした同情論が流れるなか、明日には公務復帰するという。もはや、安倍首相に「臨時国会を開け」「会見を開け」と要求すれば、「かわいそう」「まだ働かせようと言うのか」「安倍総理を休ませろ」などと批判を浴びることになるのは目に見えている。

 ならば、はっきりと言っておこう。「国民全体の奉仕者」たるべき総理大臣がその仕事をまっとうできず、国民にも説明できないというのなら、選ぶべき道はただひとつ、国民への奉仕のために即刻辞任すべきだ

(編集部)
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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202008190000134.html

コラム
政界地獄耳
2020年8月19日8時35分
安倍首相「1週間入院」のススメ断っていた

★この政権が少しずれているのは、「最高の自分たちが最高の政権を担っている」というおごりと勘違いだ。自民党議員が言う。「慶応病院は1週間の入院が必要としたが首相・安倍晋三が断ったようだ」。党税調会長・甘利明が言うように「(首相は)責任感が強いから、自分が休むことが罪だという意識まで持っている」という世論誘導がその勘違いの入り口だ。甘利は17日に首相秘書官とのやりとりをツイッターに載せ「何で次から次へと日程を入れて総理を休ませないんだ! 疲れ切っているのに!」と問うた。秘書官からの返答は「いくら言っても聞かないんです。本人が休もうとしないんです。先生からも説得して下さい!」だったという。

★極め付きは17日夜、副総理兼財務相・麻生太郎が記者に向かって「あなた(首相のように)140日間、ずっと休まずに働いたことないんだろうね。140日も働いたことのない人に、働いた人のことを言っても無理なんだろうけど」と発言。「休む必要があるということは申し上げた。ちゃんと自分で健康管理するのも、仕事の1つだ」とも話した。麻生自身、首相時代は毎晩興奮して飲まずにはいられず「クールダウンしないと寝られない」と発言しているが、自己管理は人それぞれだ。

★問題は147日間、休まずに働いたことだというが、そうだろうか。国会から逃げてばかりの首相を、見えないところで仕事に忙殺されているような演出などせずに、体調が悪いならその職を辞して、元気で自己コントロールもでき、休みもうまく取れる、社会に適応した人材に差し替えるべき誰も進言しないことだ。官房長官・菅義偉が出てくる前に、側近2人がいろいろと誘導することこそが、「演出」と言わずしてなんと言えばいいのか。首相が憎いわけではない。ゆっくりと休めばいいのに、その座にしがみついているようで、滑稽に見える。政権の末期を堂々と終わらせるのも、休まずに働く首相の仕事だ。(K)※敬称略
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/277493

「休む必要ある」安倍首相に理解示す麻生財務相の“二枚舌”
2020/08/19 06:00

     (国会延長を蹴飛ばし、臨時国会召集要求も無視している
      のは何処の誰?(C)日刊ゲンダイ)

 「147日間休まず働いたら、普通だったら体調としては、おかしくなるんじゃないの」「休む必要があるということは申し上げた。ちゃんと自分で健康管理するのも、仕事の一つだ」

 安倍首相が17日に東京都内の病院で「日帰り検診」を受けたことに触れ、こう語っていた麻生財務相。国民に自粛生活を呼び掛けつつ、自宅のソファで愛犬と優雅に過ごす姿をネットに投稿していた安倍首相が、この約5カ月の間、ほぼぶっ続けで働き続けていたとは到底思えないが、それはさておき、麻生財務相は安倍首相が休めなかった理由として「新型コロナウイルスへの危機対応」を挙げたかったらしい。

 「突然の出来事で忙しかったのだから、休むのは当然ではないか」というわけで、もっともらしく聞こえるものの、麻生財務相はかつてブログでこう主張していた。

 東日本大震災、福島原発事故という未曽有の危機への政府対応が迫られた2011年の6月23日付だ。

<この通常国会は、昨日の衆議院本会議をもって、70日間の延長となった。ここで、はっきりさせておかなければならないことは、我々自由民主党は、延長そのものに反対したことはないということだ。我々は、被災地で災害からの復旧・復興が端緒に就いたついたばかりの段階で、国会議員が夏休みを取れるはずがないと、6月22日で国会を閉じようとされていた菅首相の対応に対して、厳しく物申してきた>

 野党時代は、災害からの復旧、復興のためには<国会議員が夏休みを取れるはずがない>と言っていたにもかかわらず、自分たちが政権の座に就くと一変。新型コロナへの対応を求める国民の声に耳を傾けず、<休む必要がある>などと真逆のことを言っているからムチャクチャだろう

 ちなみに2011年8月の菅首相(当時)の首相動静をみると、委員会への出席や各省幹部、党関係者との意見交換など、連日、何らかの会合に出席していた。もちろん、公邸で休みを取っている日はあるものの、最近の安倍首相のように私邸で終日過ごす日はみられなかった

<今の状況を考えたとき、被災地の復興や外交の立て直しなど、政府がやらねばならないことはいくらでもある。そういったことを進めるに当たって、何が障害になっているかといえば、菅内閣総理大臣の存在そのものがその一つになっていると、確信している。菅直人総理大臣が復興の最大の阻害要因、我々はそう言い続けてきたし、今もそう思っている。したがって、菅首相に辞めていただくことが、日本の為、復興の為になると、申し上げてきた

 麻生財務相は2011年6月のブログでこうも書いていたが、野党側が求めた国会延長を蹴飛ばし、さらに臨時国会の召集要求も無視しているのは何処の誰なのか。麻生財務相の言葉を借りて言えば、新型コロナの感染防止と景気回復のための<障害><最大の阻害要因>となっているのは間違いなく安倍首相の存在。麻生財務相が安倍首相に言うべきは<休む必要がある>ではなく、<辞めていただくことが、日本の為、復興の為になる>だ。
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●「美学」と「醜態」:「企業・団体献金(の禁止)うんぬんに一直線に問題」を結び付けずにどうするのか?

2016年01月31日 00時00分21秒 | Weblog


東京新聞の記事【企業献金の議論再燃 民・共「禁止」自民は慎重】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201601/CK2016013002000118.html)。


 《禁止を訴える党が多い中、自民党は慎重姿勢を崩していない》。

 東京新聞の記事【甘利氏「やせ我慢の美学」 内閣府職員に混乱謝罪】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016012901001448.html)によると、《問題をめぐる混乱を謝罪し「責任の取り方に対し、私なりのやせ我慢の美学をとらせていただいた」と述べた》。

 《やせ我慢の美学》と「賄賂=カネに意地汚いという醜態」。

 政党助成金二重取りして恥じぬ「責任政党」「美学」。そりゃぁ、「詐欺」です。「責任政党」という「詐称」。無「責任政党」。「賄賂」を恥じぬ自公議員。大した「責任」と「美学」である。

   『●アベ様ら自公議員やおおさか維新議員
       =「責任感の強い人」!? 嗤うしかない論理だ
   『●「お零れ」=「甘い利」を大臣本人が直接受け取る!  
        さすが、秘書任せにせずに「責任感の強い人」!!
   『●「アベドアホノ丸」: 
     ドアホノミクス(©浜矩子さん)という難破船から逃げ出す……
   『●「ホンモノの疑惑にメス」は入るか?…
     何でも許す倫理観無き「責任政党」と手控える批判精神無きマスコミ
   『●「美学」という名の「醜態」:
     ドアホノミクスという難破船・泥船から下船する収賄大臣

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201601/CK2016013002000118.html

企業献金の議論再燃 民・共「禁止」自民は慎重
2016年1月30日 朝刊

 甘利明前経済再生担当相の金銭授受問題を受け、与野党で企業・団体献金の是非をめぐる議論が活発化してきた。禁止を訴える党が多い中、自民党は慎重姿勢を崩していない。夏の参院選の争点の一つにもなりそうだ。 

 企業・団体献金の禁止を積極的に主張し、党の自主規制で献金を受け取っていないのは、共産党とおおさか維新の会だ。

 共産党の小池晃政策委員長は二十九日の記者会見で「企業側は見返りを期待して政治家にお金を持ってくる。企業献金は本質的に賄賂」と指摘。「問題の根っこを絶つためには禁止をするしかない」と述べた。

 おおさか維新の馬場伸幸幹事長は二十八日の記者会見で「わが党は一月から禁止している。自民党も反省しているなら、禁止の実現に力を注いでほしい」と訴えた。

 維新の党も禁止を看板政策として掲げ、民主党と衆院で統一会派を組む際の政策合意に「企業・団体献金禁止と個人献金促進の法律の制定」を盛り込んだ。

 維新の小野次郎政調会長は二十九日の記者会見で、国民の税金で政治活動を支える政党助成金が企業・団体献金の禁止を前提に導入されたのに「二重取り」が続いている問題点を指摘。「速やかに政治資金規正法改正案をまとめ、他党に呼び掛けて国会提出を目指したい」と述べた。

 与党では、大手企業などからの多額の献金を受け取る自民党が禁止に反対の立場。公明党は禁止を掲げているが、連立を組む自民党に働き掛けて実現しようとする姿勢はみられない

 自民党の二階俊博総務会長は記者会見で、甘利氏の問題を受け「企業・団体献金(の禁止)うんぬんに一直線に問題を短絡させることがいいかどうか、慎重に考えるべきだ」と野党の動きをけん制した。 (後藤孝好
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●『戦争法案』、理由は何でもアリ: だって「国民から強い支持をいただいた」んだもの!? 嗚呼・・・

2015年05月28日 00時00分10秒 | Weblog


東京新聞の二つの記事【集団的自衛権 「電力不足も該当」】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015051902000128.html)と、
【集団的自衛権 「原発燃料不足でも」 防衛相、適用拡大狙う】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015052002000120.html)。

 「他国への武力攻撃の発生で、電力不足によるライフラインの途絶が起こるなど国民生活に死活的な影響が生じ、わが国が武力攻撃を受けた場合と同様な状況に至る可能性はあり得る」と述べた。日本から離れた中東・ホルムズ海峡での機雷掃海を念頭に、電力不足による影響が行使要件に該当することがあり得るとの見解を示した」、「日本と密接な他国への武力攻撃で「天然ガスや原子力(発電の燃料)」の輸入が途絶する状況も該当する場合がある」。

 アベ様のお好きな、御執心中の『戦争法案』。戦争するためには理由なんて何でもいいわけです。事後での理由づけもあり。法案に書いていないことだって、オッケー。「戦争したい」病という病としか思えません。

   『●日本国憲法第九条「国権の発動たる戦争と、
      武力による威嚇又は武力の行使は、永久にこれを放棄する」

   『●「「ああ、安倍談話さえなかったら!」を心配する」:
           「ケンカを売り」「火に油を注ぎ」そうな雰囲気

   『●戦争に油を注ぎ、番犬様の片棒を担げば、
           「非戦闘地域」「後方支援」は何の保証にもならない

   『●福島瑞穂氏への「絶対権力」者の横暴と狭量:
       「自らと異なる立場に対する敬意や尊重などかけらもない」

   『●衆院選の酷い結果: 
       本当に、「「眠り猫」は眠っているように見えて実は起きている」のか?
   『●あざとい「“味見”」・お試し壊憲=「憲法の自殺」:
           「小さく産んで」、九条壊憲へと「大きく育てる」

   『●壊憲: 「憲法を「変えない」という重み」と
       「「政治家が「戦争のできる国」を志向し、その言葉の軽さ」

   『●「戦争法案」: 「戦争できる国」、
     番犬様の国のために「戦争したい国」・・・主権者は誰か?

   『●東京新聞・半田滋さん「「銃後の国民」も
      無関係ではいられない。たいへんな思いをするのは・・・」


 「食料が確保されない事態」・・・・・・食料自給率を上げる努力もせず、戦争してでも食糧確保とは呆れるしかない。エネルギーも同様だ。余剰に抱え込むプルトニウムも欲しいんだってさ、何が目的なんだか??

 それにしても、「自衛隊の海外での活動を拡大する安全保障関連法案に関しては、昨年の衆院選で与党が大勝したことを引き合いに「国民から強い支持をいただいた」」・・・・・・そりゃ、ないでしょ!? 嗚呼・・・・・・。

   『●「政権にとって「白紙委任状」ほど好都合なものはありません」: 
                       2014年12月衆院選に是非行こう!
   『●いい加減に学ぼう: 「白紙委任状をもらった」
       とアベ様に勘違いさせるようなことをやってはいけない


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015051902000128.html

集団的自衛権 「電力不足も該当」
2015年5月19日 朝刊

 安倍晋三首相は十八日の参院本会議で、他国を武力で守る集団的自衛権を行使する要件に関し「他国への武力攻撃の発生で、電力不足によるライフラインの途絶が起こるなど国民生活に死活的な影響が生じ、わが国が武力攻撃を受けた場合と同様な状況に至る可能性はあり得る」と述べた。日本から離れた中東・ホルムズ海峡での機雷掃海を念頭に、電力不足による影響が行使要件に該当することがあり得るとの見解を示したものだ。

 これまでの政府見解では、集団的自衛権行使を判断する基準として「戦禍が及ぶ蓋然(がいぜん)性」も挙げられている。これについて、首相は「他国への武力攻撃の影響や被害が及ぶ蓋然性を意味しており、わが国が爆撃の対象となるような場合に限られるものではない」と指摘。日本が武力攻撃を受ける可能性がない場合も行使はできるとの認識を示した。

 自衛隊の海外での活動を拡大する安全保障関連法案に関しては、昨年の衆院選で与党が大勝したことを引き合いに「国民から強い支持をいただいた」と説明。自民党公約の柱は経済政策「アベノミクス」だったが、安保法制は「(選挙期間中の)党首討論では毎回、非常に活発な議論が行われた」と、主要な争点だったと強調した。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015052002000120.html

集団的自衛権 「原発燃料不足でも」 防衛相、適用拡大狙う
2015年5月20日 朝刊

 中谷元・防衛相は十九日の参院外交防衛委員会で集団的自衛権の行使要件となる「存立危機事態」に関し、日本と密接な他国への武力攻撃で「天然ガスや原子力(発電の燃料)」の輸入が途絶する状況も該当する場合があるとの考えを示した。「食料が確保されない」場合も例に挙げた。安倍晋三首相は十八日の国会答弁で「電力不足」や「生活物資の不足」による影響が要件になり得ると表明した。中谷氏の発言は、首相答弁に沿った形で集団的自衛権の適用範囲を幅広く確保しておきたい狙いがありそうだ。

 維新の党の小野次郎氏が首相答弁に即して「生活物資」の対象を質問。中谷氏は「日常生活や生命に関する」ものと説明した。「食料も含まれるのか」との問いには「食料が確保されない事態も起こり得る」と答えた。

 小野氏が「石油以外の電力原料も考えているか」とただすと、中谷氏は「天然ガスや原子力とかそういった部分」と応じた。「天然ガスとかウラニウム(ウラン)もプルトニウムも含まれるのか」と畳み掛けると「その通りだ」と答えた。

 一方で、中谷氏は、経済活動や通信活動の途絶が該当するかには「金融措置などで国民生活や国家経済に打撃を受けても(要件に)当たらない」と述べた。
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●首相は産経や読売以外も読んでるのね!?: 「首相はくず」とは言っていないけれど・・・

2014年02月19日 00時00分10秒 | Weblog


gendai.net/の3つの記事【「ある夕刊紙は…」愛読者の安倍首相、日刊ゲンダイを批判?】(http://gendai.net/articles/view/news/147952)、
【安倍首相の「私が最高責任者だ」大放言に党内からも非難の声】(http://gendai.net/articles/view/news/147967)、
【すべての判断が狂っている安倍政権】(http://gendai.net/articles/view/news/147955)。
asahi.comの社説【集団的自衛権―聞き流せぬ首相の答弁】(http://www.asahi.com/paper/editorial.html?iref=comtop_pickup_p)と、
東京新聞の記事【「憲法分かってない」 首相解釈変更発言 与野党やまぬ批判】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014021502000098.html)。

 安倍首相が衆院予算委員会で「ある夕刊紙は私のことをほぼ毎日のように〈人間のくず〉と報道しております。私は別に気にしませんけどね」と述べたそうです。安倍首相が『日刊ゲンダイ』を愛読しているとは思いませんでした! 一方、その『日刊ゲンダイ』は、「もっとも、本紙は首相のことを「ボンクラ」「嘘つき」とは表現したが、一度も「くずとは報じていない」と反論(?)。

 それにしても、最近の首相の発言は凄まじい、「野党議員からの問いに、安倍首相は次のように答えた。 「憲法解釈の最高の責任者は私だ。政府答弁に私が責任をもって、そのうえで私たちは選挙で国民の審判を受ける。審判を受けるのは、内閣法制局長官ではない。私だ」」。こんな発言を許容できる自公支持者や自公議員への投票者の気が知れない。先の衆院選、参院選で一票を投じた人たちの「はあまりに重い

   『●国際的な「恥の上塗り」な恥さらし行為:
                   「安倍政権 「復興予算」を「原発輸出」に流用」
   『●「(積極)平和主義」「不戦の誓い」が聞いて呆れる、
                「死の商人主義」「外交破壊主義」

   『●「与党公明党」: 平和を願っているらしい
        「学会さん」も「テロリスト」と呼ばれる日がいつか

   『●「平和憲法」が泣いている
   『●「吸「血税」」・・・舛添新東京都知事の都政、
                   その崩壊は既に始まっている


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http://gendai.net/articles/view/news/147952

「ある夕刊紙は…」愛読者の安倍首相、日刊ゲンダイを批判?
2014年2月13日 掲載

 安倍首相が12日の衆院予算委員会で、NHK経営委員の百田尚樹氏が都知事選の応援演説で対立候補を「人間のくず」と表現したことを野党議員に追及され、「ある夕刊紙は私のことをほぼ毎日のように〈人間のくず〉と報道しております。私は別に気にしませんけどね」と笑いながら受け流した。

 どうも日刊ゲンダイを指しているようだが、権力批判や監視が命題のジャーナリズムとは違い、公人である百田氏の「くず」発言を笑いでゴマカすのには疑問が残る。もっとも、本紙は首相のことを「ボンクラ」「嘘つき」とは表現したが、一度も「くず」とは報じていない

 麻生副総理と同様、熱心な本紙読者として知られる安倍首相。今後は2人一緒に細心の注意で熟読してもらいたい。
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http://gendai.net/articles/view/news/147967

安倍首相の「私が最高責任者だ大放言に党内からも非難の声
2014年2月14日 掲載

 安倍首相の危うさを指摘すれば、それこそ枚挙にいとまがないが、これぞ決定的とも言えるのが12日の衆院予算委員会での答弁だ。集団的自衛権の行使容認について、これまでの政府見解との整合性を問われると安倍は逆ギレ。「政府の最高責任者は私だ。選挙で審判を受けるのは私だ」と言い放ったのである。選挙で洗礼を受けるのだから「何をやってもいいという居直りで、憲法によって権力者の行動を制約する立憲主義を完全否定するものだ。これは安倍の命取りになるゾ。

 問題発言の波紋は身内の自民党から湧き起こっている。13日の総務会では安倍発言への批判が噴出したのだ。村上誠一郎元規制改革担当相は「首相の発言は選挙で勝てば憲法を拡大解釈できると理解できる。その時々の政権が解釈を変更できることになる」と批判したし、船田元・憲法改正推進本部長も「拡大解釈を自由にやるなら憲法改正は必要ないと言われてしまう」と切り捨てた。

 独裁者、安倍の前に沈黙だった自民党総務会でこれだけの非難が出るのは珍しい。それくらい今の安倍はトチ狂っていて、“身内”も見ちゃいられないということだ。

   「靖国参拝が分水嶺になったような気がします。党内には『おかしい』という声が
    かなりあるし、これに原発再稼働や集団的自衛権の行使容認が重なった。
    安倍首相の右傾化路線には公明党も困惑している。学会・公明の協力が
    なければ当選が厳しい議員を中心に、不満が表面化してきたのです」
    (ジャーナリスト・山田恵資氏)

 そのうえ、見ちゃいられないのが安倍答弁の状況、背景だ。問題答弁は民主党の大串博志議員との質疑で飛び出したものだが、大串が法制局に質問を集中させていたものだから、安倍は苛立ち、何度も手を挙げて、二階委員長に「発言させろ」と迫っていた。ようやく答弁の機会を与えられて、思いのたけをまくし立てたのである。

   「あまりにも子供っぽい言動には多くの議員が驚いていました。こうなった
    背景には自らの肝いり人事で起用した小松一郎法制局長官が体調を崩し、
    1カ月もの長期入院を余儀なくされていることもあると思う。完全にシナリオが
    狂って、その焦りが勇み足放言になったのでしょう」(自民党関係者)


■小松 法制局長官の病状も深刻

 安倍は先月31日、その小松法制局長官を虎の門病院に見舞った。

   「検査入院が本当ならば、なぜ、総理が見舞う必要があるのでしょう?
    しかも30分も滞在したのに、その後、『元気そうだった』の一言もない。
    小松氏の病状については厳重な箝口令(かんこうれい)が敷かれているのです。
    長官交代も近いのではないか、とみられているのはそのためです」
    (官邸事情通)

 安倍の肝いり人事といえば、NHKの籾井会長も「もう持たない」といわれている。安倍の天下が一気にグラついてきたのは間違いない。
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http://gendai.net/articles/view/news/147955

【高橋乗宣の日本経済一歩先の真相】
すべての判断が狂っている安倍政権
2014年2月14日 掲載

 リーダーに求められる資質のひとつに的確な判断力がある。豊富な知識と現状を理解する力がなければ、正しい選択はできない。多様な情報や考えの中から、最適と思われる決断を下す。簡単なことではないし、選んだ人は重い責任を背負うことになる。

 それでは安倍首相は日本のリーダーにふさわしいのか。正しい判断をしているのか。これは大いに疑問である。

 昨年12月の経常赤字が単月で過去最大になった。1年間トータルでは、経常黒字となっているが、10月から3カ月連続で赤字である。貿易収支は、すでに3年連続で赤字だ。

 為替を円安に導いた安倍政権は、輸出増で赤字を減らすシナリオを描いたようだ。しかし、現地生産が当たり前の今は、円安になっても、それほど輸出は増えない。むしろ、輸入する際の円換算額がかさみ、原材料費の高騰という負の側面が大きくなっている。原油や天然ガスの輸入額が増えているのは、原発停止の影響だけではない。円安による価格高騰も大きいのだ。

 NHK経営委員の人事をめぐっても、判断の間違いが明白になってきた。安倍首相が選んだ経営委のひとりは、東京裁判を「米軍による大虐殺をごまかすための裁判だった」としたそうだ。別のひとりは、拳銃自殺した新右翼の活動家の死を称賛する追悼文を発表していたと伝えられる。NHKはマスコミの中のマスコミだ。最も中立性が問われる放送局である。そこに偏った考えの持ち主を送り込むセンスは、信じがたい。

 そんな経営委が選んだ籾井新会長も、次々と問題発言を繰り返した。さすがに海外のメディアも公共放送の異様な変質に懸念を示しているようだ。米紙ワシントン・ポストは、「なぜ日本政府は明快に非難しないのかと、知らぬふりを続ける安倍政権を批判したらしい。

 安倍首相は国会で「最高責任者は私だ」と主張し、解釈改憲に踏み込む姿勢を見せたそうだ。憲法に縛られるはずの権力が、勝手に憲法を変えようとしている。その重大な過ちに気づこうともしない。なんとも恐ろしい状態だ。

 歴史認識も現状認識も欠けたリーダーは、日本をどこに向かわせようとしているのか。「日本を取り戻す」と声高に叫んでいたが、行き着く先がかつての「大日本帝国」でないことを祈るばかりである

【高橋乗宣】
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http://www.asahi.com/paper/editorial.html?iref=comtop_pickup_p

集団的自衛権―聞き流せぬ首相の答弁
2014年2月15日(土)付

 安倍首相の「立憲主義」や「法の支配」への理解は、どうなっているのだろうか

 集団的自衛権をめぐる国会審議で、こんな疑問をまたもや抱かざるを得ない首相の答弁が続いている。

 日本国憲法のもとでは集団的自衛権の行使は認められない――。歴代内閣のこの憲法解釈を、安倍内閣で改めようというのが首相の狙いだ。

 歴代内閣は一方で、情勢の変化などを考慮するのは当然だとしつつも、「政府が自由に憲法の解釈を変更することができるという性質のものではない」との見解を示してきた。

 この矛盾にどう答えるか。野党議員からの問いに、安倍首相は次のように答えた。

   「(憲法解釈の)最高の責任者は私だ。政府答弁に私が責任をもって、
    そのうえで私たちは選挙で国民の審判を受ける。審判を受けるのは、
    内閣法制局長官ではない。私だ」

 最高責任者は、確かに首相である。内閣法制局は、専門的な知識をもって内閣を補佐する機関に過ぎない。

 それでも法制局は、政府内で「法の番人」としての役割を果たしてきた。首相答弁はこうした機能を軽視し、国会審議の積み重ねで定着してきた解釈も、選挙に勝ちさえすれば首相が思いのまま変更できると言っているように受け取れる。

 あまりにも乱暴だ

 首相の言うことが通るなら、政権が代わるたびに憲法解釈が変わることになりかねない自民党の党是である憲法改正すら不要ということになる

 首相はまた、解釈変更の是非を国会で議論すべきだとの野党の求めも一蹴した。解釈変更は政府が判断する、その後に必要となる自衛隊法などの改正は国会で議論するからいいだろうという論法だ。

 ここでも議論が逆立ちしている。集団的自衛権の行使容認は本来、憲法改正手続きに沿って国会で議論を尽くすべき極めて重いテーマである。

 選挙で勝ったからといって厳格な手続きを迂回(うかい)し、解釈改憲ですまそうという態度は、民主主義をはき違えている

 一連の答弁から浮かび上がるのは、憲法による権力への制約から逃れようとする首相の姿勢だ。そのことは、こうした立憲主義を絶対王制時代に主流だった考えだと片づけた先の発言からもうかがえる。

 これでは、首相が中国を念頭にその重要性を強調する「法の支配」を、自ら否定することになりはしないか。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014021502000098.html

憲法分かってない」 首相解釈変更発言 与野党やまぬ批判
2014年2月15日 朝刊

 安倍晋三首相が集団的自衛権の行使を認める憲法解釈の変更について「私が責任を持っている」とした国会答弁に、与野党から批判が相次いでいる。野党は、憲法が国家権力の行動を厳格に制約する「立憲主義」の理念や、内閣法制局が担ってきた憲法解釈を否定する発言だとして今後の国会で追及する構え。政府内からも、くぎを刺す動きが出た。 

 首相は十二日の衆院予算委員会で、憲法解釈の変更をめぐり自らが「政府の最高責任者」と主張。「政府の答弁に(内閣法制局長官ではなく)私が責任を持って、その上で選挙で審判を受ける」と強調した。

 この答弁に関して、公明党の井上義久幹事長は十四日の記者会見で、内閣法制局の役割について「事実上『憲法の番人』で、政府が法案提出する際、憲法との整合性をチェックしてきた。権力を抑制的に行使するという意味で大変重い」と指摘。歴代内閣と同様、内閣法制局の解釈を踏襲するよう安倍首相に求めた。

 民主党の枝野幸男憲法総合調査会長は十四日、会合で「権力者でも変えてはいけないのが憲法という、憲法の『いろはのい』が分かっていない」と首相を批判した。

 首相は国会答弁で「立憲主義」の考え方を「王権が絶対権力を持っていた時代の主流的考え方だ」と説明。枝野氏はこれについても「世界のほとんどの国が立憲主義に基づいて国家統治を行っている。こうした発言が外国に出て行くことは非常にずかしく、国辱的だ」と反発した。

 結(ゆ)いの党の小野次郎幹事長は「行政の最終責任者であることは分かるが、憲法解釈でそういう言い方をするのは違う」と指摘。生活の党の鈴木克昌幹事長も「二〇一四年度予算案成立した後、一気呵成(かせい)に(解釈改憲の)流れが進む」と危機感を示した。共産党の志位和夫委員長、社民党の又市征治幹事長も首相発言を厳しく批判している。

 自民党の石破茂幹事長は「首相は立憲主義をないがしろにしたのではなく、自分が言えば何でもできると言ったわけではない」と擁護。だが、自民党内でも「三権分立を崩す」などと首相を批判する声が多くある。谷垣禎一法相も十四日の記者会見で「憲法解釈は時代で変遷する可能性も否定できないが、安定性もないといけない」と語った。
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