[※ 「3.11から12年 「脱原発の約束はどこに」」(週刊金曜日 1415号、2023年03月10日) ↑]
(2024年01月04日[木])
能登半島地震の被災者の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。一日も早く安寧な生活に戻られることを祈念しています。
それにしても、3.11以降でさえも、軍事費は倍増しても、防災や復興のための備えが全くなされてこなかったことが残念でなりません。アベ様をはじめ、カルトとヅボヅボな利権政党が云う「悪夢のような民主党政権」と比較して、今のキシダメ政権の実情は無残過ぎる。アノ馳浩石川県知事も…。さらに、《原状回復》することも無く、堂々と《原発回帰》へと暴走し、この12年間、着々と《原発復権》…3.11東京電力核発電人災の教訓はどこに?
『●西日本大豪雨…「国民の生命と財産を守るって、
口だけじゃないか」「博打の議論なんてやっている場合か」』
『●《どうして海外に何兆円とばらまいているのに、自国の困った国民の
暮らしに回せないのかといつも思う。優先順位が狂っているのである》』
「赤坂自民亭的なもの、害遊、軍事費倍増…やってる場合なのかね。
豪雨で久留米・田主丸や秋田などなどが酷いことになっているのに、
何やってんの、キシダメ首相は? 軍事費などよりも、災害対応に
予算を回しなさいよ。赤坂自民亭以降、「レッドサラマンダー」は、
一体、何台増えたの? まさか1台増えて、2台? 」
dot.の記事【〈能登半島地震の衝撃〉「全活断層を警戒すべき」「どこで起きてもおかしくない」 専門家が防災を促す本当の理由/野村昌二】(https://dot.asahi.com/articles/-/210490)によると、《2024年1月1日に起こった石川県能登地方を震源とする強い地震の被害が、明らかになってきている。能登半島では20年12月から群発地震が報告されており、流体の関与が指摘されてきた。今回の地震もその発生領域で起きたことから、一連の活動とみられる。ただ、流体が関与したかやそのメカニズムはまだはっきりしない。未知の断層との関連も指摘されている》。
珠洲核発電所の建設計画の凍結、その正しい判断が、このような形で立証されたことが哀しい。
一方、志賀核発電所の対応の酷さ。「未知の断層」がまだまだ存在する地震大国で、断層の上に志賀核発電所を造ってしまったデタラメな「利権」「裏金」党政権。
『●金沢地裁原発差し止め判決: 井戸謙一元裁判官』
《2006年3月、金沢地裁―志賀原発訴訟で国策に逆らう判決を
下すまでの重圧と苦悩 唯一の原発差し止め判事
(井戸謙一元裁判長)「私がNOを突きつけた理由」》
《再稼働差し止め求め仮処分=関電原発の7基対象に住民-大津地裁
2011年8月2日16時6分…代理人の一人の井戸謙一弁護士は
記者会見で「第二のフクシマを起こしてはならないという強い決意を
政府、電力会社、国民が持つべきだ」と述べた》
『●海渡雄一氏インタビュー「原発と司法」』
『●原発裁判はどれも完敗:
井戸謙一元裁判官と小出裕章さんの対話』
『●そりゃぁ、東京電力原発人災以降を見ただけでも、
「司法」にも絶望するよな』
『●井戸謙一元裁判官再び:
最高裁は常に国側に、そして、努力は無駄に』
『●金沢地裁原発差し止め判決: 井戸謙一元裁判官』
『●志賀原発訴訟第二ラウンド: 裁判所は信頼を回復できるか?』
『●「自民党と政治権力」
『週刊金曜日』(2013年7月19日、952号)について』
『●「鼻血問題」: 「原発関連死」と「死の街」発言』
『●東京電力原発人災鼻血問題:
風評被害に矮小化していて良いのか?』
『●井戸謙一さん「高浜3、4号機再稼働差止仮処分」
…「仮処分決定は、直ちに効果が発生」、再稼働不能』
『●金沢地裁・井戸謙一元裁判長「「原子炉を運転してはならない」。
自ら発した声に法廷はどよめいていた」』
『●「効率より安全、経済より命」: 井戸謙一元裁判長、
樋口英明・山本善彦裁判長の声は班目春樹氏には…?』
『●北陸電力志賀核発電所の原子炉直下に活断層の存在を知りながら
…再稼働のために一千億円以上もドブガネ』
《北陸電力 志賀原発(石川県)の直下を走る断層が、地震を起こす
恐れのある活断層と認定された。活断層が連動して動く怖さは、
熊本地震で骨身に染みた。過去に学べば、志賀原発は動かせない》
《原発事故から十年たった一九九六年の四月に現地入りした時、
何度も聞いたのは、「悲劇は終わったのではなく、続いている」
という言葉だった…福島の事故後に新たに投じられることになった
原発の追加安全対策費は、二兆円を軽く超えるという。北陸電力の
志賀原発など、複数の活断層があると指摘されたのに、
一千億円以上もかけ再稼働を図るという。活断層の恐ろしさは
その目にどう映っているのか》
『●裁判所も歪む…《国が開発の政策的な枠組みを決め、その下で
電力会社に》核発電所を…《そして裁判所も一体となり…》』
《原発訴訟で原告勝訴を決めた、たった3人の裁判長――その苦悩を
描いたのが『原発に挑んだ裁判官』(朝日文庫、著・磯村健太郎、
山口栄二、660円)だ。元京都大学原子炉実験所助教・小出裕章氏が
評論する。…そして裁判所も一体となり…。…北陸電力志賀原発
2号機の運転差し止めを命じた金沢地裁判決(井戸謙一裁判長)…》
『●《理性と良識》で判断…核発電は《「被害が大きくて」かつ「事故発生
確率も高い」という2つが揃ったパーフェクトな危険》(樋口英明さん)』
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【https://dot.asahi.com/articles/-/210490】
〈能登半島地震の衝撃〉「全活断層を警戒すべき」「どこで起きてもおかしくない」 専門家が防災を促す本当の理由
2024/01/04/ 07:00
野村昌二
2024年1月1日に起こった石川県能登地方を震源とする強い地震の被害が、明らかになってきている。能登半島では20年12月から群発地震が報告されており、流体の関与が指摘されてきた。今回の地震もその発生領域で起きたことから、一連の活動とみられる。ただ、流体が関与したかやそのメカニズムはまだはっきりしない。未知の断層との関連も指摘されている。全国の主要活断層について報じたAERA 2023年3月6日号の記事を再掲する(この記事は「AERA dot.」で2023年3月3日に掲載した記事を再編集したものです年齢、肩書は当時のまま)。
* * *
2023年1月、国の地震調査研究推進本部(地震本部)は「主要活断層帯」を公表した。M7級以上の地震発生の危険度を「S」「A」「Z」「X」の4段階の「ランク」で分類。最も危険度が高いのが「Sランク」で、今後30年以内に地震が発生する確率が3%以上。次いで、「Aランク」は同0.1~3%未満、「Zランク」は同0.1%未満、「Xランク」は確率不明。ランク分けされているが、未調査の地域などでも地震は発生しており、専門家は「すべての活断層に注意が必要」と警鐘を鳴らす。
Sランク活断層がないから安心というわけではない。九州大学大学院地震火山観測研究センターの松本聡教授(地震学)は注意を促す。
「一般的にM7クラス未満の地震は、地下の断層が動いた痕跡(こんせき)が地表に現れにくく、『未知』の活断層もたくさんあります。活断層が見えているところは当然ですが、見えない場所でも注意は必要。いつ、どこで起きてもおかしくありません」
実際、08年の「岩手・宮城内陸地震」(M7.2)や18年の「北海道胆振東部地震」(M6.7)などは、それまで知られていなかった「未知」の活断層が引き起こしたとされている。
日本活断層学会会長で名古屋大学の鈴木康弘教授(地理学)によれば、活断層には「一定の間隔で一定の規模の地震を起こす」という「固有地震説」があり、地震本部はそれに基づいて次の活動が近いと思われるものを、SあるいはAランクとして示している。しかし、実際には固有地震説には限界があり、例えば14年の長野県北部(白馬付近)の地震は「想定外」だった。予測より小さなM6.7だったが、それでも局所的に激しい揺れが生じ、約80棟が全壊するなど大きな被害が出た。鈴木教授は言う。
「XやZランクでも、活断層である限り注意を怠ってはいけません。混乱を生じかねない予測情報の取り扱いについて、政府ははっきり見解を示してほしい」
■自分の命守る備え
地震本部地震調査委員長で東京大学の平田直(なおし)名誉教授(地震学)も、Sランクだけを見てそれ以外の場所は安心だと思ってはいけないと強く警鐘を鳴らす。
「顕著な活断層があるところは明らかに繰り返し地震があった場所なので、それを念頭に入れて対策を取ることは大切です。しかし、未調査の地域や活断層のない所で発生する地震も多く、特定の活断層だけを見て判断するのは防災上、極めてよくありません」
平田名誉教授は、個別の活断層だけではなく、周囲の活断層も含め地域全体で見ていくことが大切だという。
例えば、関東地域はSランクの三浦半島断層群の30年以内の発生確率は6~11%だが、区域で見ると17%、さらに関東全域で見れば50%になる。これは南海トラフ地震の発生確率(60%程度)と比べ決して低くない。地震本部は関東の他、中国、四国、九州の「地域評価」を行っていて同本部のホームページで確認できる。
「日本列島の成り立ちを考えれば、日本中どこで大地震が起きてもおかしくありません。活断層がないから安心と考えるのではなく、いつ地震が起きてもいいよう対策を取ることが大切。建物の耐震化を進め、家具の転倒防止をするなど、自分の命を守るための備えをしておくことが重要です」(平田名誉教授)
備えても備えすぎるということはない。食料や水などの備蓄も大切だ。いつか必ず起きる大地震に備え、対策はできているか。あの日から間もなく12年。3月11日を前に、改めて見直したい。(編集部・野村昌二)
※AERA 2023年3月6日号より抜粋
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[※ 《#ケチって火炎瓶》「選挙妨害を暴力団に発注」した方は、素直に挙手願います!(東京新聞2018年8月27日)↑]
日刊ゲンダイのコラム【金子勝の「天下の逆襲」/原発外交、領土交渉…自民党は3代目に身上をつぶされる】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/237755)。
山岡俊介さんのAccess Journalの記事【スクープ! ポスト加計疑惑ーー解明「安倍首相自宅放火未遂事件の闇」(8)放火未遂犯が安倍首相に獄中から出した手紙の驚愕内容】(https://access-journal.jp/10013)。
《それにしても、3選を狙う安倍首相の振る舞いは目に余る。日本列島を相次いで襲った自然災害を選挙戦に利用しているからだ》。
《この通りなら、ヘイト的な悪質極まりない怪文書もやはり安倍事務所側が作成して小山氏に持ち込んだことになる》。
自民党の総裁選挙の選挙管理ってどうやっているのだろうか? 地方票は郵送らしいのだけれど、どのような管理の下で開票・集計しているのかな? どうやって不正を防止?
2018年9月沖縄県知事選では、期日前投票で「#カネ色の候補者」への投票を強制されたりしているとの噂。携帯のカメラで、「#カネ色の候補者」名の記名された投票用紙の写真を撮って…。民主主義を破壊する行為に抗えない雰囲気がある…恐怖を感じるよ。たとえ内心、「#新時代沖縄」を託せる「#美ら海の色の候補者」にこそ、一票を投ずべきと信じていても、それを出来ないなんて…。
この件について、詳しくは、マガジン9に掲載されている鈴木耕さんのコラムをご覧ください。以下に一部引用させて頂きます。鈴木耕さんの言う《「期日前投票制度」の落とし穴》が大変に気になります…血判状・恫喝な瓶三親分らは、選挙では(でも)、何でもやりますから…。デタラメが横行している模様。「#美ら海の色の候補者」玉城デニーさんを「#新時代沖縄」の知事に! 「#カネ色の候補者」では、沖縄に未来無し。
【鈴木耕 言葉の海へ/第45回:「期日前投票制度」の落とし穴】(http://maga9.jp/180919-4/)によると、《異常な現象が起きている。とても気になることがある。異様なほどの「期日前投票」の多さだ。選挙戦が始まったばかりだというのに、すでに前回知事選(2014年)の同時期を大きく上回っているという…特定の組織からの働きかけもなしに、こんな現象が起きるはずがない。実はこれ、今年2月4日の名護市長選挙で大きくクローズアップされた問題だ。このときは、なんと総投票数約3万7000票の6割に当たる約2万票が「期日前投票」だったのだ。むろん、過去最多の期日前投票数だった。その結果、何が起きたか?…監視される投票…こうなってくると「思想の自由」「投票の自由」という日本国憲法で保障された権利なんかないに等しい…当然ながら、個人の意思よりも企業の指示が優先されることになるわけだ…「期日前投票」とは本来、低迷する投票率を上げて、民主主義の根幹である選挙制度を支えるために作られた制度ではなかったか。それが今や、選挙の正当性を疑わせるような事態を生み出す制度に変質してしまっているとは言えないか。この制度を見直し、不正の温床にならないよう改正する必要があると、ぼくは強く思うのだ。》!!
琉球新報の【<金口木舌>海外ドラマに実社会を見る】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-805201.html)によると、《▼知事選は期日前投票が好調だ。投票用紙を携帯電話で撮って報告する例があるのでは、との話を耳にした。那覇市選管に問い合わせたところ、撮影自体を禁じているという》…だそうですが…。
さて、血判状・恫喝「ヤクザまがい」瓶三親分「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」が国会議員? ましてや、総裁選三選?? 正気なんでしょうかね、自民党。
「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」が国会議員、自民党総裁で、ホント~に、いいのですね? まだ首相をやらせるつもりですか? 世界にこれ以上の「大恥」をさらしたくないのになぁ…。
『●「闇社会」との関係まで疑われるとは!? アベ様、ダークすぎます』
『●「暴力団人脈」による「ダーティな政治手法」!?
またしても、アベ様、ダークすぎます』
『●アベ様…「政敵をおとしいれるためには
暴力団関係者とも裏取引するという、ダーティな政治手法」』
『●アベ様の「ダーティな政治手法」スクープ:
「もはや地元の安倍事務所が勝手にやったではすまされない」』
『●政治家失格な…アベ様の「ダーティな政治手法」
「ダーティな本質」についての山岡俊介さんのスクープ』
『●「安倍と小山氏が直接面会して“秘密会談”をおこなった」…
どんなダークなことを話し合ったのかな?』
『●「カジノより学校にエアコンを! …被災者を助けて!」…
どこら辺が議場の秩序を乱し、品位を傷つける?』
『●《 #ケチって火炎瓶 》…「選挙妨害を暴力団に発注する」アベ様が
国会議員、自民党総裁、ましてや首相?』
『●「個人攻撃」の何が問題? 「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」が
国会議員、自民党総裁でいいのか?』
『●「権力の監視」「番犬ジャーナリズム」を発揮せよ…
「鎮火」不可な「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」』
『●ヨイショ本・礼讃本『安倍晋三の真実』が伝えない、
「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」という事実』
『●浅野健一さん、「口先で…批判…トランプ大統領よりも、
メディアを手なずけている安倍首相のほうが悪質」』
『●目加田説子さん「「今」に潜む危機を執拗なまでに伝え続けること
…戦争と平和に関わる報道の重要な使命」』
『●松尾貴史さん×室井佑月さん対談、
「安倍首相は、嘘も権力の私物化も恥ずかしいとすら思っていない」』
『●憲法99条無視で、違法に「#選挙妨害を暴力団に
発注するアベ様」が9条壊憲を口にする資格はあるのか?』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/237755】
金子勝の「天下の逆襲」
原発外交、領土交渉…自民党は3代目に身上をつぶされる
2018年9月19日
(安倍首相(C)日刊ゲンダイ)
間もなく自民党総裁選の投票日。それにしても、3選を狙う安倍首相の振る舞いは目に余る。日本列島を相次いで襲った自然災害を選挙戦に利用しているからだ。
そもそも安倍は、対抗馬の石破茂元幹事長との論戦を避けるため、出馬表明を2カ月も先送り。正式表明のおよそ10日後、最大震度7の北海道胆振東部地震が発生した。災害対応を優先すべく、石破陣営が総裁選の延期を求めたが、一蹴。3日間の選挙活動自粛に持ち込み、直接対決を減らすことに利用した。
しかも、災害対応で陣頭指揮を執っているかのように演出しているが、実態は惨憺たるものだ。台風21号で機能不全に陥った関西国際空港を巡り、唐突にその翌々日の再開を発表。関西エアポートは大慌てで国内線の一部運航再開にこぎ着けるも、初日に飛んだのは国内線19便だけ。結局、伊丹空港と神戸空港に振り分けざるを得なくなった。
NHKの安倍ヨイショ報道も目を覆うばかり。胆振東部地震を巡って「安倍首相“16人死亡 26人安否不明”」「安倍首相“あす中にほぼ全域で停電解消の見込み”」などと、あらゆるニュースに「安倍首相」を盛り込み、“リーダーシップ”を強調。国の防災基本計画では自然災害による死者数は都道府県が最終的に判断するのに、安倍がシャシャリ出た揚げ句、死亡と心肺停止を混同し、次々と訂正する大失態。被災地視察に向かっても、復旧支援への拠出は予備費からの5・4億円だけ。
選挙戦から逃亡する訪ロもお粗末極まりない。日ロ首脳会談ではプーチン大統領に2時間半も待ちぼうけを食らわされ、東方経済フォーラムの席では、北方領土問題を棚上げして、年内の日ロ平和条約締結を持ちかけられた。公然とコケにされたのに反論もできない。慌てた菅官房長官が火消しに躍起になっている。
この5年8カ月、安倍外交は失敗だらけ。原発セールス外交はみな失敗。トランプ大統領とのゴルフ外交もむなしく貿易交渉で攻められている。3代目が身上をつぶすというが、これでも自民党国会議員の8割がポスト欲しさに安倍を支持し、地方票で安倍が石破を上回るようであれば、自民党はオシマイだ。
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【https://access-journal.jp/10013】
2018.9.18 19:55
スクープ! ポスト加計疑惑ーー解明「安倍首相自宅放火未遂事件の闇」(8)放火未遂犯が安倍首相に獄中から出した手紙の驚愕内容
yamaoka
この連載でスクープ、その後、山本太郎参議院議員が国会で質問するなど、反社会勢力に繋がる人物に選挙妨害を依頼、その見返りの約束を実行しなかったことから下関の自宅などに火炎瓶を投擲されたとの重大疑惑が安倍首相に浮上している。
この反社会勢力に繋がる人物=小山佐市氏(冒頭写真の右人物。97年2月23日、自民党山口県連パーティー会場で)が、放火未遂事件で懲役13年の実刑判決を受け服役中の08年11月23日、安倍首相に獄中から出した手紙のコピー(10枚)を本紙・山岡は入手している(下写真)。
小山氏は今年2月に満期出所。5月に連絡して来て、山岡は2回、計6時間以上の小山氏へのインタビューを行うと共に、疑惑を裏付ける地元筆頭秘書・竹田力氏(当時。元山口県警警視)の署名・捺印した「確認書」2枚、「願書」1枚を入手したことから今回の疑惑を報じているわけだ。しかし、そのインタビューにおいて、小山氏は未だ本気で告発する決心がついていなかったようで、選挙妨害に関して曖昧な答えをする部分もあった。
選挙妨害のためにバラ撒かれた文書のなかには、ライバル候補だった古賀敬章氏に関する女性スキャンダルを報じた『アサヒ芸能』記事と共に、古賀氏は朝鮮人で当選したら下関市は金王朝になるといったヘイト丸出しの虚偽作成文書もあったが、しかし小山氏はこちらについては誰が作成し、バラ撒いたのか明言を避けた。
ところが、安倍首相に宛て、冤罪だとして再審請求のために確認・回答を求めたこの文書ではそのことが述べられている。
また、選挙妨害実行後の99年7月3日、小山氏は地元の安倍事務所で安倍首相本人と1対1で選挙妨害協力の事後処理につき密談したとされる際の内容に関しても細かく触れられている。
もっとも、小山氏は密談した翌8月、一転、直に選挙妨害を依頼した佐伯伸之秘書(当時)に対する300万円の恐喝事件で逮捕される(起訴猶予)が、その真相についても詳しく述べられている。
親安倍派は、こんな手紙は小山氏が勝手に書いたものということだろう。しかし、この疑惑に関する主要な部分(小山氏が明確な回答を避けた件は除き)で、安倍首相の自宅に対する放火未遂事件で懲役13年の長期刑を受けて獄中にいたいまから10年も前にしたためたこの手紙内容と、今年5、6月の出所後のインタビュー内容が一致している意味は大きく、本紙・山岡は他の証拠文書、「共同通信」もこの疑惑を報じようとしていた事実、判決文で認定されている事実などからも総合して、一致=真実だからと思料する。
そこで、以下、この手紙の重要と思われる部分の記述を紹介する(一部要約。*の付いたカッコ内は編集部による補足)。
まずは、<選挙妨害>の件から。
「貴殿(*安倍晋三首相)と密談する原因、目的は、(*99)年4月に行われた(*下関市)市長選絡みの事で、平成10(*98)年11月前後安倍秘書・佐伯伸之が弊社へ持ち込んだ古賀氏の誹謗文書記載、アサヒ芸能雑誌に基づく、この雑誌、古賀氏の誹謗文書記載(欄)右下(行外)に佐伯自らの筆字で古賀韓国人及び女性の本名等、及び自殺した(新井将敬氏)も韓国人で古賀氏と親戚とある。発言等、7月3日貴殿と密談の中で全て報告済み」
「佐伯の指示、誹謗文書作成、内容に従い、私、松浦(*小山氏の会社=恵友開発の従業員)で作り、折りたたみ作業は手袋をして行った事実、佐伯も1、2回同席手伝った。私が松浦と同行し運転し一緒にまいています」
この通りなら、ヘイト的な悪質極まりない怪文書もやはり安倍事務所側が作成して小山氏に持ち込んだことになる。
………。
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