Activated Sludge ブログ ~日々読学~

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●『自然と人間』(2014年3月号、Vol.213)についてのつぶやき

2014年03月09日 00時00分15秒 | Weblog


自然と人間』(2014年3月号、Vol.213)の最新号について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。

 最も注目の記事は、山口正紀さん【「筋弛緩剤点滴殺人」という虚構 ヤマ場を迎えた北陵クリニック事件再審】と今中哲二さん【放射能汚染とどう向かい合うのか 前編 放射能汚染の情報隠しが被害を拡大させた】。

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■①『自然と人間』(2014年3月号、Vol.213) / 森達也さん【第96回つぶやくニッポンの街角 誰が誰に何を言ってんの?】、「いつのまにこれほど懸賞金付きの指名手配が増えたのだろう。ほとんど西部劇の世界だ・・そもそも推定無罪推定原則からすれば・・もっと議論されるべきだった」

■②『自然と人間』(2014年3月号、Vol.213) / 森達也さん【・・誰が誰に何を言ってんの?】、「・・というわけで、国内の治安対策や隣国に強い態度を示す元自衛官の田母神候補への支持が強くなる。あーあ。書きながら力が抜ける。救いのない三段論法だ」。「無関心の責任」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/a0ec683a189b11df3c34e8f1e0bc126c

■③『自然と人間』(2014年3月号、Vol.213) / 森田実さん【東京都知事選の総括と今後の課題】、厳しい総括、「結論から言えば、・・安倍晋三首相を調子づかせ、安倍政治の暴走をさらに後押しするという、平和と民主主義と基本的人権尊重の政治を愛する日本国民にとって最悪の結果

■④『自然と人間』(2014年3月号、Vol.213) / 島田興生氏【ビキニ事件から60年、避難島民のいま】、「放射能汚染残る島への帰郷・・子どもたちは被ばくし続けている」、「第五福竜丸・・周辺にいた約800隻の被ばくも明らかに」。映画『放射線を浴びた『X年後』』(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/8048da440ef992da9c1fdd4c4685c149

■⑤『自然と人間』(2014年3月号、Vol.213) / 今中哲二さん【放射能汚染とどう向かい合うのか 前編 放射能汚染の情報隠しが被害を拡大させた】、「事故が起きてもスピーディーのことが報じられないので、てっきり地震でシステムがつぶれたと思っていました・・政府がそれを活かさなかった」

■⑥『自然と人間』(2014年3月号、Vol.213) / 山口正紀さん【筋弛緩剤点滴殺人」という虚構 ヤマ場を迎えた北陵クリニック事件再審】、「恐怖の点滴男に仕立てた大誤報・・筋弛緩剤の点滴では人を殺せない・・再審請求で決定的な新証拠提出・・矛盾をさらけ出した検察の「意見書」」

■⑦『自然と人間』(2014年3月号、Vol.213) / 山口正紀さん【筋弛緩剤点滴殺人」という虚構 ヤマ場を迎えた北陵クリニック事件再審】、「注目される仙台地裁の判断」、「「冤罪を雪(そそ)」と書いて雪冤(せつえん)。そんな雪が一日も早く降ることを、筆者も祈っている」。その背後(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/4443c18f725cc3d55ed231e44d57db68

■⑧『自然と人間』(2014年3月号、Vol.213) / 五十嵐仁氏【労働者に実質賃金低下を強いる経営者団体 日本経団連『経営労働政策委員会報告』批判】、「非正規労働者の待遇が悪化する・・「限定正社員」は正社員の有期雇用化」。会長はもちろん、あの「老残」米倉弘昌氏(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/83d757fef46ee2a77424c41905a08d7e

■⑨『自然と人間』(2014年3月号、Vol.213) / 五十嵐仁氏【労働者に実質賃金低下を強いる経営者団体 日本経団連・・】、「さらなる長時間労働が強いられる・・原発政策をめぐる資本の対立・・日本の産業を交配させる道だ」。あの「老残」米倉弘昌会長は原発大推進派http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/bbd454decf606e18e45b2bb2400acafa

■⑩『自然と人間』(2014年3月号、Vol.213) / 安達修氏【普天間飛行場の辺野古移設にノーを突きつける 沖縄県民の気概と誇りをしめした名護市長選】、「金と権力で恫喝する政府・自民党・・もう一人の敗者・仲井真知事」。次の県知事選では選択を誤っていはイケナイ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/fdc6a10535a8a00886c61fd0d4f9afd3

■⑪『自然と人間』(2014年3月号、Vol.213) / 【大谷昭宏の言いたい放題/都知事選は原発推進派の舛添さん勝利 候補一本化とワンイシューが中途半端の結果 電力一大消費地東京は核のゴミも引き受けるべき】、「舛添さん当選に電力会社は大喜び」。斎藤美奈子さんの総括(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/de7db62d22c10fb741110ce684ca2a67
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●打つ手なし、それでも原発を続けたいという。アホである

2013年10月06日 07時22分28秒 | Weblog


東京新聞の記事【核のごみ満杯へ 打つ手なし 再処理技術や処分場も未定】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013092402000122.html)とasahi.comの

天声人語】(http://www.asahi.com/paper/column.html?ref=com_top_tenjin、10月3日)。

 あの小泉純一郎氏でさえ「変節」したというのに、それでも原発を再稼働したいらしい。

   『●Mr.風見鶏: 反原発をお前が言うか!?
   『●どんだけ面の皮が厚いんだか!!

再処理技術もなく、固化技術も確立されているとは言えず、最終処分場も未定。原発の燃料プールもすぐに満杯。処分場が我国に存在し得たとして、いったいどのくらいの年月を安全に管理しないといけないのか、知っているのだろうか?

   『●100万年間核のゴミを管理するなんて言うことはおこがましい
    「(日本政府の云う)100万年どころか(オンカロの)10万年間、
     核廃棄物核のゴミを管理するなんて、原発推進派は傲慢である。
     遺伝子レベルでヒトを分類・解析した結果は、一見全く関係の無い
     話のようではあるけれども、そういうことに気づかせてくれる。
     それほど長大な期間だ。100,0000年10,0000年後なんて、
     核のゴミを生み出している我々の世代の誰一人として、
     責任の取りようもない。無責任極まる。」

   『●リラッキングとオンカロ
   『●まずは第一歩目かな・・・??
   『●10万年という数字に慄く
   『●オンカロと死の灰と、フィンランドとニッポン
   『●オンカロと500%エネルギー自給率の島と自民党
   『●すぐさま廃炉作業に着手を!

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013092402000122.html

核のごみ満杯へ 打つ手なし 再処理技術や処分場も未定
2013年9月24日 朝刊

 原発再稼働をめぐる論議が高まる中、原発から出る放射線量の高い使用済み核燃料を貯蔵するスペースは既に満杯に近づきつつある。「核のごみ」が解決しないまま、原発を動かしてもいずれ行き詰まるのは明らかだ。 (梅田歳晴)

 電気事業連合会などによると、国内にある使用済み燃料は二〇一二年九月末時点で、少なくとも一万七千トン以上。電力会社は各原発の原子炉建屋内にある燃料プールでほとんどを貯蔵しているが、東京電力の福島第一、第二、柏崎刈羽、九州電力玄海、日本原子力発電東海第二でいずれも占有率が80%以上を占め、限界に近づいている。

 青森県六ケ所村にある日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(再処理工場)にも容量三千トンの一時保管スペースがあるが、再処理事業の遅れで各原発から持ち込まれる使用済み燃料がたまる一方。今年九月の時点で貯蔵量は二千九百四十五トンに達し、占有率は98%に達した。

 原発の燃料プールと六ケ所村の保管スペースを合計した貯蔵容量の73%が埋まり、原発が順次再稼働した場合、数年後には満杯になる計算だ。

 日本は、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムを高速増殖炉で燃やす核燃料サイクルを原子力政策の要としているが、再処理は技術的なトラブルが相次ぎ、いまだに事業を開始していない。高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)も一九九五年のナトリウム漏れ事故後ほとんど動いていない

 高レベル放射性廃棄物の最終処分では場所すら決まっておらず、使用済み核燃料が国内の貯蔵能力を上回れば、事実上、原発の運転が不可能になる。

 京都大原子炉実験所の今中哲二助教(原子力工学)は「再稼働すれば行き先のない核のごみは増え続けるばかりだ。全体のグランドデザインをしっかり考える人がいなかったのではないか。これ以上、原発を再稼働させるべきではない」と、核のごみを放置し、原発を増やし続けた国や電力会社の姿勢を批判している。
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http://www.asahi.com/paper/column.html?ref=com_top_tenjin、10月3日】

2013年10月3日(木)付
天声人語

 一線を退いても、有名政治家の発言はなにかと思惑がらみで受け取られがちだ。首相経験者ともなれば、いろいろ詮索(せんさく)されるのは仕方がない。しかし、今回はまず、その中身にきちんと耳を傾けてみたい▼小泉純一郎元首相の「原発ゼロ」発言である。1日の名古屋での講演でも訴えた。将来のゼロはいいが今はだめだという議論に対し、「早く方針を出した方が企業も国民もゼロに向かって準備もできる、努力もできる、研究もできる」と▼首相時代はきれいで安いエネルギーだと信じていたが、東日本大震災で疑問を抱いたという。確かに直後の11年5月には、原発の安全性を信じたのは「過ち」だったと語っている。確信を深めたのは、この8月のフィンランド視察だったようだ▼「オンカロ」という施設を見た。原発ゴミの高レベル放射性廃棄物を地下に埋めて最終処分する場だ。「トイレなきマンション」にトイレができるか、世界初の試みである。しかし、ここに埋めても放射能がほぼ消えるまで10万年かかる▼施設がそれだけの長期間もつのか。そもそも数万年後に人類はどうなっているのか。今と同じ言葉や文字を使っている保証はなにもない。彼らに危険物だということをどう伝えるのか。ほとんどSFの世界の話である。小泉氏は考え込んだだろう▼講演では経済界の原発推進論に反論した。「ゼロは無責任というが、処分場のあてもないのに進める方がよほど無責任だ」。筋が通っている。正気に返るべきなのだ。
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●『自然と人間』(2013年10月号、Vol.208)についてのつぶやき

2013年10月05日 00時00分50秒 | Weblog


自然と人間』(2013年10月号、Vol.208)の最新号について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。

 最も注目の記事は、粟野仁雄さん【京大原子炉実験所 今中哲二氏インタビュー チェルノブイリから見る福島住民の被ばくの現実】。

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■①『自然と人間』(2013年10月号、Vol.208) / 森達也さん【第91回つぶやくニッポンの街角 誰が誰に何を言ってんの?】、「オリンピック・・テレビで観るかぎりは、みんな本当に大喜びだ。だから不思議になる。自分の感覚がおかしいのだろうかと不安になる。どうしてそんなに嬉しいのだろう」

■②『自然と人間』(2013年10月号、Vol.208) / 松元剛氏【「外部化」進む主権 安倍政権と沖縄の落差】、「「平和の一議席」を死守」「沖縄の民意無視の証左」。沖縄にとって屈辱の日を祝うような政権ですから(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/63cab80d06fcfa7b7021bad9aeb5b71f

■③『自然と人間』(2013年10月号、Vol.208) / 志葉玲氏【世界各国で高まる反原発の声 安倍政権の原発輸出はリスクが高すぎる!】、「現地で深刻な人権侵害」「建設地住民の大部分が反原発」「核兵器転用への歯止めが無い」。ホントに恥ずかしい国(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/331069cb868332f14faa2fcd56f3f917

■④『自然と人間』(2013年10月号、Vol.208) / 粟野仁雄さん【京大原子炉実験所 今中哲二氏インタビュー チェルノブイリから見る福島住民の被ばくの現実】、「飯舘村初期被曝プロジェクトを設立」「甲状腺被ばくの調査を中止させていた」「低線量でも発がんの発症率は上がる」「子どもに20ミリシーベルトはリスクが高い!」

■⑤『自然と人間』(2013年10月号、Vol.208) / 【大谷昭宏の言いたい放題/全国戦没者追悼式の式辞で安倍首相は過去の戦争責任を投げ捨てた】、「不戦を誓い、第9条を遵守したゆえの平和」「国民が国に約束させた最高法規が憲法」。城山三郎さん(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/07980877a3742cbd8a23034f725a7386
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●「ネットとデマと大震災」『週刊金曜日』(2013年8月30日、957号)についてのつぶやき

2013年09月02日 00時00分12秒 | Weblog


週刊金曜日』(2013年8月30日、957号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。

 今週のブログ主のお薦めは、横田一さん【配管破断、ヒビ割れの可能性も 東電汚染水漏れに地震説浮上】と(株)金曜日【白川司郎氏の「原発フィクサー」裁判 勝利的解決についての弊社見解】。田中稔さんが原発スラップに見事に実質的勝訴!!

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■『週刊金曜日』(2013年8月30日、957号) / 雨も上がり、ようやく到着。「関東大震災虐殺事件から90年 ネットとデマと大震災」。横田一さん【配管破断、ヒビ割れの可能性も 東電汚染水漏れに地震説浮上】。重大な異常事象(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/de8a67c4ba9616f27397e4de52a2a5b8

■『週刊金曜日』(2013年8月30日、957号) / 藍原寛子さん【楽観的な工程表に批判の声 福島で廃炉に関する初会合】、「汚染水の海洋流出について・・なんら触れられていない」「汚染水の源を閉めないといけないが、それが出来ていない」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/b708c5d7e03c776fc0cff5e1012bff09

■『週刊金曜日』(2013年8月30日、957号) / 編集部【子ども・被災者支援法 基本方針なしは違法】。真野きみえ氏【大阪、脱原発運動の市民連続逮捕事件 最初の判決に無罪!】、「大阪地方裁判所・石井俊和裁判長は無罪判決を言い渡した」

■『週刊金曜日』(2013年8月30日、957号) / 田中優子さん【風速計 自衛権を解釈する】、「だとするとこの人事はやはり、武力による集団的自衛権を、憲法解釈の範囲内で大幅に認めていくためになされたことになる・・憲法は確かに歯止めになっていた・・自民党は自衛権の行使が目的なのではなく、武力の行使が目的なのである」

■『週刊金曜日』(2013年8月30日、957号) / 【村岡和博の政治時評/消費税、TPP、米軍基地、福島第一原発の汚染水など 課題をよそに国会は「夏休み」】、「・・汚染水、被災者支援、原発再稼働、原発輸出・・臨時国会召集を待てない課題が並ぶ」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/de8a67c4ba9616f27397e4de52a2a5b8

■『週刊金曜日』(2013年8月30日、957号) / 湯浅一郎氏談【汚染水の海洋流出が示した、打つ手なしの福島原発事故処理】、「地下から海への漏えいに加え、貯蔵タンクからの三〇〇トンもの汚染水が明らかに・・」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/b708c5d7e03c776fc0cff5e1012bff09

■『週刊金曜日』(2013年8月30日、957号) / 花岡和佳男氏【放射能で汚染された魚が、世界の海に拡散していく】、「今回の問題をきっかけに、「原発事故はまだ収拾していない」という認識を、国民の間で高めるべき・・」。そんな雰囲気が無いな・・国会は一体何を!?http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/de8a67c4ba9616f27397e4de52a2a5b8

■『週刊金曜日』(2013年8月30日、957号) / 田岡俊次氏【無意味な「集団的自衛権行使」 無理に解釈改憲しても米国は喜ばず】、「首相は「米国の厄介者」?」。戦争好きの番犬様にも喜んでもらえないとは・・(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/63ae1160a669df27f0dd5ba09fd68e85

■『週刊金曜日』(2013年8月30日、957号) / 坂本龍一氏×鈴木邦男さん対談【「個」の自由が無い日本社会が行きつく先は みんな落胆して精神世界に逃避するのではないか】、「いまや自民党の一党独裁体制!? 対抗勢力はなく、脱原発運動も困難な局面を迎え、排外主義は高まる一方だ」

■『週刊金曜日』(2013年8月30日、957号) / 能川元一【朝鮮人虐殺から「在特会」への記憶の連鎖】。内原英聡氏【東京都・横浜市の「副読本」改定問題 なぜ虐殺の二文字は消されたのか】。ハタやウタは強制するは・・(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/8adfc28e3a834d65c8088d41cd74d9cb

■『週刊金曜日』(2013年8月30日、957号) / 編集部【しばき隊主催 野間易道さんがしばく理由】、「デマの方が広がりやすい」「虐殺した昔の日本人と今の日本人に根本的な違いは無い」。コドモにまでもが・・異常な世界(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/cf6d40113805a963c76ad92330fd50b3

■『週刊金曜日』(2013年8月30日、957号) / 矢崎泰久さん【発言2013】、「原爆が投下され「核」の恐ろしさを知っているのに、原発を日本中に作り、3・11の悲劇を招いた・・諸君はただ騙されているだけなのだ。だからいつまでも悪政に苦しみ、泣き寝入りの日々を過ごすしかないのである。自由と平和があれば、そのほかに何を求めたいのか」

■『週刊金曜日』(2013年8月30日、957号) /  粟野仁雄http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/074bd299a37fab16c426dc8754e8f277)さん【今中哲二助教と行くチェルノブイリ原発(下) ウクライナの汚染地域の人々は今 「わからないこと」にどう向き合うのか】。「熊取6人組」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/f4618f1153c07bdf5eb2472912d7c270

■『週刊金曜日』(2013年8月30日、957号) / (株)金曜日【白川司郎氏の「原発フィクサー」裁判 勝利的解決についての弊社見解】、「田中稔氏に・・八月十二日に白川氏が訴訟の取り下げを東京地裁に届け、同十六日に田中氏が取り下げに同意」。原発スラップhttp://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/0e01abd31e7ba8eb17b953f4c1a9c529)に勝利

■『週刊金曜日』(2013年8月30日、957号) / 山口正紀さん【だれのための〈除染〉なのか フクシマの今】、「侵略戦争も原発震災も「なかったこと」にし、憲法破壊=壊憲に突き進む。この危険な〝アベノリスク〟に警鐘を鳴らすのが、メディアの役割だ」。壊憲(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/b2a322ea2be40b0becb275fcb3a2931c
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●「社会が変わる ・・・」『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号)についてのつぶやき

2013年08月27日 00時00分31秒 | Weblog


週刊金曜日』(2013年8月23日、956号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。

 今週のブログ主のお薦めは、木野龍逸さん【責任不明確な福一原発の事故処理体制 再稼働よりも汚染水対策を!】、そして、古川琢也さん(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/4c1828721a3d68184a6c912ea1bcc1a4)【「ブラック企業大賞」が決定 対象はワタミに】(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/f1e885dc585518267b1a1994bc49115f)。さらに、粟野仁雄さん【今中哲二助教と行くチェルノブイリ原発(上)】。

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■『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号) / 大雨後晴れの中、到着。「社会が変わる 障害者差別解消法を知っていますか?」。木野龍逸さん【責任不明確な福一原発の事故処理体制 再稼働よりも汚染水対策を!】。まさに同感だ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/3aa14f857a33a8df6740e40de8ab7b59

■『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号) / 野中大樹氏【商工団体などが9月に反対集会開催 消費税八%増税をストップ!】。最悪の税制・消費税の増税ありきで、上げる時期の議論が既定路線化しているが、消費税増税そのものに反対だ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/d435ba4950c1d381994c047fc001d0d9

■『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号) / 永野厚男氏【「君が代不起立の懲罰研修 教員に思想転向迫る?】。相変わらずの東京「ト」教委の暴走(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/8adfc28e3a834d65c8088d41cd74d9cb)、実教出版の高校日本史教科書の二重検定でも暴走、ハタとウタを強制しておいて何を考えているのか?

■『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号) / 先日一部で大きく取り上げられたとおり、古川琢也さん(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/4c1828721a3d68184a6c912ea1bcc1a4)【「ブラック企業大賞」が決定 対象はワタミに】(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/f1e885dc585518267b1a1994bc49115f)、渡邊美樹氏はいまや自民党議員に

■『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号) / 【西川伸一の政治時評/内閣法制局長官人事への懸念表明するのは引退議員ばかり 自民の現職議員は皆だんまり】。情けない議員ばかりだし、マスコミもだらしない、そして自公に投票してしまった有権者も(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/63ae1160a669df27f0dd5ba09fd68e85

■『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号) / 島田健弘氏【反原発へ〝いやがらせ〟の歴史】、「中傷、怪文書、なりすましに盗撮・ストーキング行為・・・・・・」。SLAPPなんていうのも究極の嫌がらせ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/0e01abd31e7ba8eb17b953f4c1a9c529

■『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号) / 横田一さん(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/66d1c73e9008096863a06abf91754edd)【参院選圧勝の自民党を追い詰めた「山形の乱」とTPPの影 JA山形への強制捜査は「報復措置」か】、「「自民党に逆らう者は報復的措置を受ける」という恐怖心を抱かせることによって、非自民勢力を潰しておこうという狙いが透けて見えはしまいか」

■『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号) / 山秋真氏【上関原発建設に伴う漁業補償金、受け取り賛成になるまで採決か 補償金を拒む祝島に山口県漁協が強要?】。東京電力人災が「収束」していないというのに、電力会社や国は一体何をしているのか!(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/3aa14f857a33a8df6740e40de8ab7b59

■『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号) / 粟野仁雄http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/074bd299a37fab16c426dc8754e8f277)さん【今中哲二助教と行くチェルノブイリ原発(上) 4号機を覆う第二石棺 ここは25年後の福島第一原発だ】。「熊取6人組」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/f4618f1153c07bdf5eb2472912d7c270

■『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号) / 編集部【新わたしと憲法シリーズ 米倉斉加年】、「平和を愛し、憲法を尊ぶ戦中派個性俳優」、「戦争で愛する人を失った人々や死なねばならなかった人々の思いがこの憲法には込められている」。そう、壊憲させてはイケナイ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/7408a0a5477439ac334576823e23618c

■『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号) / 青木理http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/3a85028ac13f9d5517b8c50e10eaaf06)さん【司法を正す第5回 集団申告漏れ事件で一審無罪となった八田隆さん 検察と国税の無謬の砦に穿たれた貴重な判決】

■『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号) / 中嶋啓明さん【出来レース捜査を許すな 原発事故不起訴方針】。裁判所も含めて本当に関係者全員が無責任、そして出来レース(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/181a64f0eff47cbc59c4731cf7667f69

■『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号) / 岩本太郎氏【ヘイトデモの次段階 個人や各自治体が攻撃の新たな矛先に】、「そこでさっそく表面化したのが、松江市の・・『はだしのゲン』閲覧制限問題。背景には、高知市の在特会関係者による松江市教委への抗議活動があった・・」
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●原発人災、我々は騒ぎ過ぎているのか? 不安を煽り過ぎているのか??

2012年02月26日 00時20分44秒 | Weblog


gendai.netの記事(http://gendai.net/articles/view/syakai/135259)。

 TOKYO FMのクロノスのインタビューに出ていた田原総一郎氏は、マスコミは不安を煽りすぎだと批判する。年間1ミリシーベルトの被爆限界に何ら科学的根拠が無いので、大騒ぎすることはない、と言わんばかりの話しぶりだった。さて、下記のような記事が掲載された日刊ゲンダイとそういうスタンスの田原氏、どちらを信頼すれば良いのか? 答えは明白だと私は思う。今中哲二さんや小出裕章さんか、それとも山下俊一氏か、という問いほどに明白。

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http://gendai.net/articles/view/syakai/135259

飯舘村のアキれた実情 酪農家はミタ 放射線量改ざん
2012221掲載

「除染はビジネス」「村長は経産省キャリアの繰り人形」
飯舘村は原子力ムラのコントロール下に置かれている」――。福島原発事故で高濃度の放射能汚染に見舞われた飯舘村の酪農家、長谷川健一氏(58)が「原発に『ふるさと』を奪われて」(宝島社)を出版。20日、都内で会見を開いた。著書は原発事故直後から現在に至るまでの村の日々をつづったルポだが、驚くのは村民の被曝の影響を無視し、今も汚染の実態をヒタ隠しにし続ける村や国の対応である。

強制的に下げられた放射線量の数値が全国に公表されている――。20日の会見で、長谷川氏は、仰天の「放射線量改ざん疑惑を暴露した。

    
「昨年11月末ごろ、国の除染モデル事業を請け負った大成建設の
      作業員とみられる10人ほどが、村のモニタリングポストを
      高圧洗浄機で洗い、土台の土をソックリ入れ替える作業を行っていた。
      その様子を複数の村民が目撃していたのです」


 文科省が20日夜に公表した飯舘村の放射線量は、毎時0.755マイクロシーベルト。長谷川氏によると、村内に設置された別のモニタリングポストだと、最近も平均毎時3マイクロシーベルトだ。


 国は「改ざん」数値を根拠に「飯舘村の線量は下がった」と喧伝したいのだろう。フザけた話だ。

 長谷川氏は、国の主導で進む除染事業の効果にも疑問を投げ掛ける。飯舘村の75%は山林だ。しかし、除染の実施範囲は農地や住宅地ばかり。

    
「どんなに除染しても、山から(放射性物質が)浮遊してくれば意味がない。
      彼ら(請負業者)にとって、除染はビジネス線量が下がろうが、
      下がらなかろうが関係ないのです」


 そもそも、飯舘村の放射能汚染への対応は最初からデタラメだった。

 長谷川氏の著書によると、3号機が爆発した昨年3月14日当時、役場にあった線量計は「毎時40マイクロシーベルト超」を計測した。平常時の年間許容量(1ミリシーベルト)を1日余りで超える危険水域だ。驚く長谷川氏に、村職員は「この数字、公表しねえでくれよ。(菅野典雄)村長から『絶対人に言うな』と止められている」と口止めした。

 京大原子炉実験所の今中哲二助教が3月下旬に村内各地で計測した放射線量を菅野村長に伝えた際も「とにかくこのデータは公表しないでほしい」といった問答が、しばらく続いたという。

 村にはその後、山下俊一長崎大教授(当時)ら放射線専門家が入れ代わり立ち代わり訪れ、「安全だ」「大丈夫だ」と吹聴し、やがて〈放射能をことさら危険視するほうがおかしいという雰囲気さえ漂い始めた

 長谷川氏は、村の復興計画会議の委員に原発推進派の識者が含まれたことを挙げて〈すでに飯舘村は原子力ムラの御用学者たちに牛耳られている〉と強調。20日の会見では、菅野村長を操る黒幕の存在についてこう言及した。

     「実は今、菅野村長の行くところすべてに付いて回っている経産省の
       官僚がいるのです。村役場でも、常に村長のそばにいる。
       そして、マスコミの取材の際もその彼が出張ってきて、あれこれと
       指示を出しているんですね。今では彼がマスコミ取材対応の
       窓口となって取材をさばくようになった」


 これでは、村長が村民無視で経産省の操り人形になっていても不思議はない。やっぱり国の放射能対策を信じてはダメだ
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●FUKUSIMA後をどう生きるか?

2011年11月02日 00時13分27秒 | Weblog


CMLに出ていた投稿の一部(http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-October/012650.html)。

 毎日放送(MBS)のドキュメンタリー。ディレクターは津村健夫氏。WP『小出裕章(京大助教)非公式まとめ/京大原子炉実験所助教 小出裕章氏による情報』(http://hiroakikoide.wordpress.com/)にも記事(http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/10/25/mbs-oct23/)があり。映像もそこに。

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http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-October/012650.html

[CML 012789] ドキュメンタリー「放射能汚染の時代を生きる~京大原子炉実験所・“異端”の研究者たち~

・・・・・・・・・
2011 10 26 () 05:11:43 JST



みなさまへ   (BCCにて)松元

小出先生の生の声が収録されている「小出裕章非公式まとめ」に、23日に放映された毎日放送テレビのドキュメンタリー「放射能汚染の時代を生きる~京大原子炉実験所・“異端”の研究者たち~」が紹介されています。

京大原子炉実験所・“異端”の研究者たち」とともに、福島に残る人、避難した人の、ともに痛々しい声が映されています。どうぞ、ビデオ(50分)をご覧ください。


=====以下転送======

10月23日 「放射能汚染の時代を生きる~京大原子炉実験所・“異端”の研究者たち~小出裕章(MBS)

     http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/10/25/mbs-oct23/#more-2479

2011
年10月25日



2011年10月23日(日) 、毎日放送テレビでドキュメンタリー「放射能汚染の時代を生きる~京大原子炉実験所・“異端”の研究者たち~」が放送されました。京都大学原子炉実験所の反原発の研究者たちを取材しています。


番組内容

技術先進国の日本では、決して起こることはないとされてきた原子力発電所の重大事故。3月11日の東京電力福島第一原発の事故で、それが現実のものとなった。京都大学原子炉実験所の助教、小出裕章さんと今中哲二さんは、原子力の専門家の立場で、重大事故の危険に警告を発してきた。原子力の世界で“異端”視されてきた彼らはいま、何を思い「フクシマ」後の世界をどのように生きようとしているのかを追う。

録画(50分)
       http://youtu.be/hvi6GaecKM8



関連する報道は以下の通り。


=====(2011年10月21日(金)の朝日新聞夕刊)

放射能汚染 研究者たちの苦悩
毎日放送がドキュメンタリー

私たちはこれから放射能汚染とどう向き合っていくべきか。毎日放送(MBS)が、3月の東京電力福島第一原発の事故が突きつけた問題を取り上げ、ドキュメンタリー「映像’11 放射能汚染の時代を生きる 京大原子炉実験所・”異端”の研究者たち」を制作した。24日午前1~2時に放送する。

熊取6人組」と呼ばれた京大原子炉実験所(大阪府熊取町)の研究者たちは、原発の「安全神話」が主流だった時代から、約40年にわたって原発の危険性を訴え続けてきた。番組は、彼らに焦点を当て、現在も実験所に勤める小出裕章助教と今中哲二助教の事故後の半年間に密着した。

2人は3・11後、それまでと一変して脚光を浴びるようになった。福島市での講演で「残れば健康被害、逃げれば心が崩壊する」と苦悩しながらもリスクを率直に説明した小出助教。福島県で放射線量を測定し、住民に情報を提供する今中助教。それぞれの、危険性を指摘していながら事故を止められなかった痛恨の思いが浮き彫りになる。

津村健夫ディレクターは「被災地を思うと今も心苦しいが、原発についてフラットに議論をできるのは今しかない」と話す。「日本は、原発に関してこれからどう歩んでいけばいいのか、その判断材料にしてほしい」  (向井大輔)

・・・・・・。
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●尊敬する人は田中正造

2011年08月12日 00時22分26秒 | Weblog


WP『小出裕章(京大助教)非公式まとめ/京大原子炉実験所助教 小出裕章氏による情報』(http://hiroakikoide.wordpress.com/)に出ていた記事(http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/05/mainichi-jul-4/)の一部。

 小出裕章さんの研究室には、ゲルニカのほかに田中正造さんの写真も。

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http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/05/mainichi-jul-4/

74 田中正造は私が最も敬愛する人 小出裕章(毎日jp


7
月4日の毎日jpに小出裕章氏のインタビューの記事が掲載されていました。・・・・・・。

以下転載
=====
<特集ワイド>研究の前線で反原発 住民支える「異端」--京大原子炉実験所・小出助教
2011年7月4日(月)18:00


(※細長い自室に座る小出裕章助教。ついたてには田中正造の大きな写真が=大阪府熊取町の京大原子炉実験所で2011年6月27日、西村剛撮影

 ◇リスク負うのは後世…犠牲少なくする責任ある
 学者の良心とは何か――。福島第1原発事故は、すべての原子力研究者に問いを突きつけた。その一人でありながら、一貫して反原発の立場を取ってきた京都大学原子炉実験所(大阪府熊取町)の小出裕章助教(61)は今、何を思うのか。【宍戸護】

 ◇田中正造「もっとも敬愛する人」
 暑い昼下がり、訪ねた研究室は薄暗かった。蛍光灯もエアコンもスイッチを入れていない。2人一部屋の真ん中をついたてで仕切られた細長いスペースで、小出さんは机に向かっていた。

「余計なエネルギーは使わない。皆さんぜいたくになり過ぎて、不要なものを使い過ぎています」


 原子力の文献が山積みされて、記者が座るともう身動きがとれない。
 小出さんの専門は放射線計測、原子力安全。愛媛県・伊方原発の設置許可取り消し訴訟で原告側証人となり、99年のJCO東海事業所臨界事故では土壌の放射線を測定し、別の争いでは地域のがん死者数の推計作業も行う――放射性物質の被害を受ける住民を支える活動をしてきた。
 福島第1原発の事故後は新聞、テレビ、ラジオ、講演、あらゆる場で事態の深刻さや政府・東京電力の対応のまずさを指摘し続けている。6月に出版した「原発のウソ」(扶桑社新書)は20万部のベストセラーになった。いまや一分一秒を惜しむ忙しさだ。

  ■

 小出さんは東京都台東区生まれ。私立開成高校卒業後、1968年、東北大学工学部原子核工学科に入学。授業を一回も欠席しない学生だったという。

「あのころ、原子力は未来のエネルギーと信じていました。原爆のものすごいエネルギーを平和利用したいと思い込んでいました」


 東大安田講堂事件をテレビで見た69年、宮城県女川町・石巻市にまたがる女川原子力発電所設置を巡り漁師たちが「電気は仙台で使うのに、なぜ自分たちの町に原発を造るのか」と抗議していることを知った。小出さんは原発のあり方について考え抜き、一つの結論にたどりつく。

「女川原発が事故を起こした場合、地元住民はそこに住み続ければ健康に害があり、健康に害がないようにすれば、その地域に住めなくなる」


 その懸念は42年後、福島県で現実となる
 原子核工学科は、原子力発電を支えるための科学者や技術者を養成する場。「この学問は受け入れられない」と去っていった仲間もいたが、小出さんは「原子力の学問の中にいながら、原子力が抱える問題を指摘し続けるのが自分の歩む道」と決断した。
 京大原子炉実験所が助手を募集していることを「大学院の掲示板で偶然知り」、74年春に採用された。そこには既に、反原発を唱える助手が4人もいた。原発関連の訴訟を支援し、のちに加わった今中哲二助教とともに「反原発の6人組」と呼ばれた。中国の文化大革命を主導した4人組になぞらえての揶揄(やゆ)だ。「反国家的な存在」ともささやかれた。
 実験所は「原子炉による実験及びこれに関連する研究」を目的とし、全国の大学の共同利用施設として63年に設置された。反原発を掲げる小出さんらがなぜ残れたのか。

 「ここの原子炉は、もともと中性子を出すための道具として造られた。物理学、化学、医学のがん治療にも中性子を使って研究したい分野があり、推進も反対も関係ないのです。とはいえ、教員の自由な意思を尊重し、学問を発展させる京都大学の校風もあったでしょうね」

 長年、助教(助手)であることについては「(出身大学からしても)外様ですから」とやんわりかわしたが、研究者の「原子力村」への舌鋒(ぜっぽう)は鋭い。

「猛烈な選別があります。例えば東大ならば国家に協力しない人はダメ。その協力の度合いに応じて出世が待っているのです」


 5月23日の参院行政監視委員会で、参考人として国の原子力政策を批判した小出さんは、インド独立の指導者、マハトマ・ガンジーの言葉「七つの社会的罪」を挙げた。うち二つは「道徳なき商業」と「人間性なき科学」。前者を東電、後者を自らも含めたアカデミズムに当てはめた。

 「一人一人の人間が生きてきた歴史が根こそぎ壊れた。失われる土地、生活、健康を考えれば、これからも原子力が科学の進歩で何とかなるとは、私には到底言えない

 小出さんは静かに言った。

  ■

 ふと目の前にあるついたてを見ると、ひげをはやした老人の顔写真があった。足尾鉱毒事件の被害者救済に生涯をささげた明治時代の政治家、田中正造

「私が最も敬愛している人です」


 日本が列強入りを目指し、日露戦争に突き進もうとした時代。正造は、群馬・栃木県の渡良瀬川流域で起きた足尾銅山からの鉱毒公害を告発し、権力の横暴と闘った。明治天皇に直訴し、自らの命と引き換えに農民たちを救おうとしたことはあまりにも有名だ。
 くしくも震災発生直前の3月8日、正造の晩年の直筆短歌が栃木県で見つかった。

 <世をいとひ そしりをいミて 何かせん 身をすてゝこそ たのしかりけれ>

 そしりを受けて世を恨んでも仕方ない。身を捨てて事に当たればこそ楽しいこともあろう――。

正造さんは国家に見捨てられた農民に最期まで寄り添い続けた。亡くなる時も、自分の病気より鉱毒のことを気にして、住民を叱咤(しった)した。実に潔い生き方だと思います


 鉱毒と原発――。二つの出来事が時を超えて重なる。


 「原発には都会が引き受けられないリスクがある。そのリスクを、都会の住人は社会的に弱い立場にある過疎地の人たちに押しつけている。仮に原発事故が防げても、原子力を使い続ける限り核のゴミ(放射性廃棄物)は増え続けるし、人間はそれを無毒化できない。私たちの世代は、自らの利益のために、選択権のない後世にその『毒』を押しつけているのです

 後世への責任。それは小出さんが常に強調してやまないことだ。

「原子力の場にいる私にも普通の人とは違う責任がある。そして、普通の日本人の皆さんにも責任はあると思う。推進派にだまされたかもしれない。でも、だまされた責任もあるはずです」


 とすれば、やるべきことは何か。

 「原子力を進めてきたのは大人だが、そのしわ寄せを受けるのは、おそらく子どもたちです。子どもたちの犠牲を何とか少なくするために、私は自分なりに責任を果たしていきたいのです」

 この国の原発数は米仏に次ぐ54基。自ら「異端」と称する研究者は、これからの長く険しい闘いを覚悟しているようだった。
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●続・なぜ可視化するのか?

2011年06月22日 00時54分56秒 | Weblog


CMLに出ていた記事(http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-June/009863.html)です。

 前回の放送http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/f662ba86c7405e9be211b727cbbc7dc9)に続き、放射能汚染地図について再び。福島第一原発の敷地以外でも、少量ながら、かつ、一ヶ所ながらプルトニウムが検出された。核燃料が溶融しなければ出てこない核種も検出。調査地点を広げて、濃厚に汚染された地点を探すべき、と。より細かな汚染地図が必要。各戸レベルで汚染レベルを知る必要があり・・・。
 今中哲二さんも出演。

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http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-June/009863.html

[CML 009992] ETV
特集:続報 放射能汚染地図 6月5日(日) 夜10時

                                2011 6 3 () 13:48:14 JST



・・・・・・。

http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2011/0605_02.html

2011年6月5日(日) 夜10時

続報 放射能汚染地図

ETV
特集 『ネットワークでつくる放射能汚染地図 ~福島原発事故から2か月~』


(5月15日放送)では、福島第一原発正門から1キロ地点の住宅地の一画の土壌を科学者の木村真三氏が採取。サンプルは、プルトニウムの有無を調べるため放射線解析の第一人者、金沢大学の山本政儀教授のもとに送られた。

番組放送後、結果を知りたいという問い合わせが殺到したが、この度ようやく解析結果が出る見通しとなった。果たしてプルトニウムは検出されるのか?

さらに、木村氏のその後の調査で、計画的避難区域や緊急時避難準備区域から外れた福島県南部のいわき市で新たなホットスポットが発見され、その実態が序々に明らかになってきた。

新たにわかった汚染の実態を続報として伝える。
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●IAEAの二つの顔

2011年06月17日 00時29分02秒 | Weblog


いつも読ませて頂いているWP『小出裕章(京大助教)非公式まとめ/京大原子炉実験所助教 小出裕章氏による情報』(http://hiroakikoide.wordpress.com/)に出ていた記事http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/06/01/tanemaki-jun1/)です。関係者の方に本当に感謝申し上げます。当然、小出さんにも。
 CMLにも同じような記事(http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-June/009840.html)が出ています。

 「核(nuclear)」を監視し(するふりをし)つつ「原子力(nuclear)」の平和利用を推進する組織、それがIAEA。両方の顔を上手く使い分け、世界の原子力村を支配。チェルノブイリFUKUSIMAの悲劇を見ても、まだ核推進・原子力推進を継続しようとする悪しき、アメリカ政府の手先だ。

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http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/06/01/tanemaki-jun1/

61 IAEAの本当の意図 小出裕章 (MBS)

2011
年6月1日(水)、MBS(毎日放送)ラジオの番組「たね蒔きジャーナル」に、小出裕章氏(京大原子炉実験所助教)が出演されました。



番組案内

2011年6月 1日【水】
福島第一原発設計者が語る
福島第一原発事故収拾のためにどのような策が考えられるのか?これまでにも、リスナーの皆様や研究者に様々な策を「たね蒔き」で提案してもらいましたが、きょうは原子炉を設計していた技術者に聞きます。お聞きするのは、福島第一原発4号機の原子炉設計にも携わった田中三彦さんです。そして、この事故は、津波という想定外のことが原因だという言い分を信じていいのでしょうか? 地震国日本で安全な原発をどのように考えたらいいのかを探ります。
京都大学の小出さんも登場します。



録音

【福島原発】6/1/水★IAEA(国際原子力機関)という組織について



要約

・(IAEAの調査団が来日して福島第一原発事故の調査中で、報告書の案が出た。日本政府の対応について、よく組織化されているとしている。IAEAとはどんな組織か、そしてこれをどうとらえるか?)IAEAには二つの役割がある。一つは核兵器が現保有国以外に広がらないようにすること。もう一つは原子力の平和利用をどんどん広げること。

・(IAEAは原発をどんどんつくろうという立場か?チェック機関ではない?)原子力は核と基本的に同じで、IAEAは原子力をやりながら裏で核を進めているということを監視する役目だが、監視しながらも原子力による金儲けを担保する役目だ。原子力は国際政治の中でも舵取りが難しかったが、IAEAは二つの顔を持ちながらうまくやってきた。

・(IAEAの報告書の素案には厳しさが足りない。平和利用の観点から言うとしても、もっと厳しいことを言ったほうがいいと思うが?)IAEAの事務局長が日本人だから甘くなったという面があるのではないか。

・(報告書には、津波の危険を過小評価していたと書くようだが、津波だけが悪かったというのは妥当か?)もちろん地震そのものも悪かったのだが、IAEAは津波が悪かったということにして、日本で原発を作りたいということ

・(想定外の津波が来たのだから仕方ないと言いたい?)そうだ。

・(津波の危険を過小評価していたということをIAEAが報告書の柱にするならば、将来の日本の原発政策に影響大きい?)地震国の日本で原発が動いていること自体が問題なのだが、IAEAはそのことを問題にしたくない。津波のせいだけだということに押し込めたいと思っている。

・(IAEAの案では保安院の独立性を求めている。保安院については?)経産省や原子力委員会が原子力を推進、維持する組織。安全かどうかを監視するのが安全委員会。ここは実際は何の力もない。実際のチェックは保安院がするが、それも経産省のもとにある。

・(推進する経産省の傘下の保安院がチェックしている。IAEAさえ保安院は第三者でなく問題だと言っている。どうか?)こんな異常なことは日本だけ。

・(放射能測定の方法について、原子力安全委員会が、各機関の測定結果にばらつきがあり、現在のやり方では限界があると言い出した。測定する機械も、測定の高さもバラバラだと言う。どの数値を信じるべきか?)1時間あたり何マイクロシーベルトという数字がよく出ているが、その測定は好き勝手にやられていた。ある場所は1メートルの高さで測定し、別の所では60メートル。比較する意味がない数字を並べていた。

・(でもその数値が避難など人生の分かれ目になるが?)避難をするかどうかについては、地表面に降り積もった放射性物質の測定値が明らかになっており、それが大切。バラバラな測定値には重きを置くべきでない。

・(新聞に掲載されている地域ごとの何マイクロシーベルトには意味がない?)単なる目安だ。

・(地表の数字はどうすれば知ることができる?)文科省自身が測定している。30キロを超えた飯舘村の汚染は、今中哲二さんと仲間のグループが丹念に調べて実態を公表した。その翌日に文科省は自分たちも調べていたといってデータを出してきた。彼らは詳しいデータを持っているはずで、どの市町村、どの集落が強い汚染を受けているかをしっかり公表した上で対策に役立てないといけない。

・(心ある科学者が被曝覚悟で事故直後に現地に入っていることでやっと真実に近付いている?)日本の国というのはそういう国だ。


全体文字おこし
6月1日MBSラジオ小出裕章氏「IAEAという組織、公表されている放射線量データ等について」

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●真の科学者による政府への提言

2011年06月08日 01時13分39秒 | Weblog


WP『小出裕章(京大助教)非公式まとめ/京大原子炉実験所助教 小出裕章氏による情報』(http://hiroakikoide.wordpress.com/)に出ていた記事(http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/05/06/scientists-apr18/)です。

 マスコミも無視し、政府も、首相も知らん顔。どっちを向いてるのか? 耳を傾ける学者を間違えていないか?

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http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/05/06/scientists-apr18/

418 小出裕章氏を含む有志による政府への提言書

2011
418日付けで、京都大学原子炉実験所助教小出裕章氏を含む14人の連名で菅直人総理大臣への提言書が出されていることを知りました。

   原発事故と今後を憂うるサイエンティスト有志による提言書

以下、転載させていただきます。


ーーーーー
 参加しているメーリングリストに、以下のような情報が流れてきました。
 これまで真摯に原発の問題ととりくんできた研究者が名前を連ねている政府への提言書です。
 小出裕章さん、今中哲二さんも参加しています。



                       提言書

内閣総理大臣
菅 直人殿

 東北沖に起こった巨大な地震と津波の激甚災害、その対策に尽力されていることに敬意を表します。その上、福島原発に空前の放射能拡散の巨大惨事が発生し、日夜、苦慮、対策に奔走されておられるご苦労とご心痛を拝察申し上げます。
 私どもは多年、原発の技術的危険性と事故発生による放射能の恐怖を指摘し、原発に依存しない社会をと願ってきました。今回の惨事には言葉も出ません。「安全神話」にすべてをゆだね、疑問と批判を無視して原発推進してきたことに対しては機会をあらためて論ずることとして、当面の緊急対策について私たちの危惧と提言をさせて頂きます。
 すでに信じがたいほどの放射能が拡散しています。その上、事故原発の状況も不透明、収束の見通しも立っておらず、今後も異常事態の重なる危険はいまだ消えていないようです。この状況の中で、近隣住民への放射線被曝の不安解消への真剣で具体的対策を強める必要があります。とくに子供と妊婦には慎重な配慮と施策が求められています

(1) 現在、公表されている大気中の放射線量や甲状腺の内部被曝量は恐るべき高水準にある。30㎞圏外飯舘村や川俣町、いわき市などでも、その現状は危惧ですますことのできない高レベルの汚染である。まず緊急対策として幼児・妊婦の疎開に政府は責任をとり、そのために経済的支援を用意すべきである。

(2) 学校敷地、通学路、公園など子供の生活空間・敷地については、早急なる除染の作業を行い、被害軽減の対策を進めることが必要である。

以上提言するに当って、現状の放射能汚染の深刻さに注意を重ねて喚起しておきたいと思います。従来より、放射能の危険から従業員と公衆を守るため、法令によって、「管理区域」を定め、事業者に業務遂行上の必要のある者以外の立ち入りを禁止させています。管理区域は「3ヶ月につき1.3m㏜を超えるおそれのある区域」と定められていますが、時間当たりにすると0.6µ㏜となります。公表されている大気中の放射線量だけに限っても広範囲の地域が長期にわたって、高濃度の汚染です。たとえば浪江町(赤宇木)では25.3µ㏜/h(4月16日現在)ですから、規制レベルの実に40倍を超えています。遠く福島(1.87µ㏜/h)、郡山(1.82µ㏜/h)でも約3倍の高水準の汚染です。妊婦や幼児がその地域に生活し続けている事実に注目し、深く憂慮いたします。
 現実的政策には多くの困難のあることは承知しておりますが、妊婦と幼児への対策として、高濃度汚染地域から可及的速やかに実施されることを、重ね重ね強く提言したいと思います。
                                 
2011年 4月 18日

    
原発事故と今後を憂うるサイエンティスト有志
     石田紀郎、今中哲二、荻野晃也、海老沢徹、川合仁、川野眞治小出裕章
     小林圭二、柴田俊忍、高月紘、槌田劭、中地重晴、原田正純、松久寛


連署者紹介

  石田 紀郎   元京都大学教授 現市民環境研究所代表理事
  今中 哲二   京都大学原子炉実験所助教
  荻野 晃也   元京都大学講師 現電磁波環境研究所主宰
  海老沢 徹   元京都大学原子炉実験所助教授
  川合 仁    現代医学研究所代表 医師
  川野 眞治   元京都大学原子炉実験所助教授
  小出 裕章   京都大学原子炉実験所助教
  小林 圭二   元京都大学原子炉実験所講師
  柴田 俊忍   京都大学名誉教授(機械工学)
  高月 紘    京都大学名誉教授(環境保全学)
  槌田 劭    元京都精華大学教授 使い捨て時代を考える会
  中地 重晴   熊本学園大学教授 環境監視研究所代表
  原田 正純   元熊本学園大学教授(水俣学)医師
  松久 寛    京都大学教授(機械理工学)
ーーーーー
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●見えない放射能をなぜ可視化するのか? ~未来への遺産・遺品・遺言として~

2011年05月23日 04時28分42秒 | Weblog


下記ETV特集をご覧になる前に、まず、ポット出版http://www.pot.co.jp/)WPでの松沢呉一さんの論説(http://www.pot.co.jp/matsukuro/20110518_211804493923933.html)を見てみてください。

   「松沢呉一の黒子の部屋/お部屋2212/放射能を見せる[追記あり]
        http://www.pot.co.jp/matsukuro/20110518_211804493923933.html

 このETV特集は、WP『小出裕章(京大助教)非公式まとめ/京大原子炉実験所助教 小出裕章氏による情報』(http://hiroakikoide.wordpress.com/)に映像が貼り付けられています(http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/05/16/nhk-etv-may15/)。

 松沢さんの云うように非常に真摯なドキュメンタリーだと思いました。でも、暗澹たる気持ちに落ち込んでいく、絶望感を感じるものです。そして、人々の激しい怒りへの共感。想定外が許されない技術であるがゆえに、使ってはいけない技術だったのです。全ての責任は大人「国や電力会社ら」にあり、被害を受けるのは子供ら。
 小出裕章さんもちらりと出ておられます。〝熊取6人組〟のお仲間、今中哲二さんも。
 ホットスポットでの毎時300ミリシーベルトを越える場所(原子力関連従事者が年間50をさらに年間250ミリシーベルトに引き上げ。通常、われわれは年間1ミリシーベルトまでを我慢させられている)を車で走らせながら空間線量などを測定する研究者・・・・・・カメラが写しだす、車中でも内部被爆しないように防備したその姿にぞっとさせられます。その土壌からは、ヨウ素131が1億ベクレル超・・・・・・、素人でも分かるほどの信じられない値です。
 原子力安全委員会は、子供に年間20ミリシーベルトを強いることを認めていない。では、許容値を問われて口ごもる委員。許容値をまだ決めかねている、と。でも、文科省は年間20ミリシーベルトを大人どころか子供も許容せよ、と言うわけだ。我慢せよ、と言うわけだ。残酷だ。FUKUSIMAの子供の10年後、20年後を想像するだに、怖い。当然、住民は、原子力安全委員会の結論が出るまでは、無理強いをよせ、と主張。もっともな主張だ。
 可視化された放射能マップは、10年後、20年後に原発推進してきた大人たちの責任を明らかにするはずだ。原発を推進した第1の罪想定不適当事故割り切って運転した・運転させた第二の罪20ミリシーベルトを強いた第3の罪を明らかにするはずだ。

 「東電と政府の責任」、「東電が憎い、原発が憎い」、「原発さえ無ければ」と涙ながらに語る避難民、農民、養鶏農家、酪農家・・・。痩せこけたペットや家畜の悲劇、一方で、満開の桜・・・。やせ衰えた犬や猫。主人の車を追いかける犬のラストシーン、そして、出来上がった放射能マップ。

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http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/05/16/nhk-etv-may15/

NHK ETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図」

 2011
515()NHKで「ネットワークでつくる放射能汚染地図 ~福島原発事故から2か月~」という番組が放映され、冒頭部分に、小出裕章氏が東京でのヨウ素131の検出について説明する場面が映りました。

ネットワークでつくる放射能汚染地図 ~福島原発事故から2か月~

    http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2011/0515.html

 

番組案内


 福島原発事故は、周辺地域に未曾有(みぞう)の放射能災害を引き起こした。時間経過とともに拡大する避難エリア。住民たちが自分たちの村や町に、いつになったら帰れるのか、その展望は全く見えない。いま住民たちが求めているのは、被曝(ひばく)による人体影響と、今後の土壌汚染への対策を、客観的かつ冷静に考えてゆくための基礎となるデータ・放射能汚染地図である。

 ETV特集では1954年のビキニ事件以来、放射線観測の第一線に立ち続けてきた元理化学研究所の岡野眞治博士の全面的な協力のもと、元放射線医学研究所の研究官・木村真三博士、京都大学、広島大学、長崎大学の放射線観測、放射線医学を専門とする科学者達のネットワークと連係し、震災の3日後から放射能の測定を始め汚染地図を作成してきた。観測チームは、周辺地域の土壌、植物、空気中の粒子を採取し放射線量を計測する一方、岡野博士が開発した計測機を自動車に搭載して、福島県内の道路2000キロを走破した。この計測器はビデオで撮った現場映像とともにGPS情報、放射線量、放射性核種のスペクトルを、同時記録してゆくことができる世界唯一の機器であり、チェルノブイリ事故での計測により国際的な評価を得ている。
 一方、文部科学省や福島県、IAEA、アメリカエネルギー省も、独自に汚染の計測を進めており、その結果が公表され始めている。これらのデータと、独自収集データをつきあわせることで、原発周辺地域のきめ細かい土壌汚染のマッピングが可能になる。
 番組は、放射能汚染地図を作成してゆくプロセスを追いながら、原発災害から避難する人々、故郷に残る人々、それぞれの混乱と苦悩をみつめた2か月の記録である。

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●福島第一原発事故情報のまとめWP紹介

2011年04月26日 04時46分15秒 | Weblog


CMLに伊藤孝司さんの記事が載っていました(http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-April/008946.html)。福島第一原発事故に対しての様々な情報がまとめられていました。

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http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-April/008946.html

[CML 009070] 記事「『レベル7』チェルノブイリからの報告」掲載のご案内

  伊藤孝司 itoh-takashi at nifty.com
   2011
4 17 () 11:05:03 JST



伊藤孝司です。

私の友人・知人と、いくつかのメーリングリストに流します。転載歓迎。

私は1981年から、広島・長崎の被爆者や日本の原子力発電に関する取材をして来ました。2009年には、原爆投下後の広島市内へ入り内部被曝した平壌(ピョンヤン)在住の女性を描いた映画「ヒロシマ・ピョンヤン」を発表しています。

福島第1原発事故による放射性物質での汚染について、政府が内部被曝の深刻さを極めて軽視していることに危惧を抱き、取材を続けてきました。その一部を、講談社『週刊現代』2011年4月30日号(4月18日発売)に、「『レベル7』チェルノブイリからの報告-いずれ日本人に起きること」と題した記事で発表します。ぜひご覧ください。

なお私のホームページに、福島原発事故の予想される今後の事態に役立つ情報を集めています。お役に立てていただければ幸いです。

  http://www.jca.apc.org/~earth/

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 伊藤孝司さんのWP(http://www.jca.apc.org/~earth/)を見てみると、以下のような分類の下、多数の役立ち情報が出ています。小出裕章さんや今中哲二さん、矢ケ崎克馬さん、原子力資料情報室の多くの情報もまとめられています。

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http://www.jca.apc.org/~earth/

・・・・・・。

福島第1原発事故 参考情報

<内部被曝・低レベル被曝の危険性>
<被曝量を減らす方法>
<放射性物質の大気・海水への拡散状況・予測>
<食品の安全性>
<研究者・研究機関による調査・解説・見解
<記事・映像>
<事故情報を発信するNGO・ホームページ・政治家>
<声明・意見書・呼びかけ・提言>

<原発推進機関のコメント>
<政府・自治体・東電>
<海外の反応>
<原発・原発事故・被曝>
<これからの原発・エネルギー政策>
<資料 プルトニウム・MOX燃料>
スリーマイル島事故の資料>

<資料 チェルノブイリ事故>
<資料 セラフィールドとラ・アーグ再処理工場事故>
<メディアと原子力産業>
<独自の視点で発信するメディア/ジャーナリスト>
<参考データ>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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●熊取6人組

2011年03月30日 04時38分12秒 | Weblog


videonews.comでの番組http://www.videonews.com/on-demand/511520/001784.php)「あえて最悪のシナリオとその対処法を考える」において、京大の小出裕章さんが電話インタビューに答えられています。「レベル6はとっくに超えている。チェルノブイリのレベル7に近い」と云った趣旨の発言がありました。そういった認識を持っておく必要があるようです。一方、東京新聞の緊急電話アンケートのことも紹介されていて、(都民?)57%程の人が「安全を点検しながら、原発を運転し続ける」との答えだったそうです。唖然とします。
 「無」計画停電やエネルギー政策についても話が出てきます。原発無しでも大丈夫なヒント(節電と自然エネルギーなど。推進派も原発のコストパフォーマンスと投資リスクを見直すべき)はこの番組でも提案されていると思いました。私としては、すぐにでも原発をすべて廃止する義務が我々にはあると思いますが、たとえ譲歩するとしても、将来の方向性として全廃に向かうことを政府や電力会社は今直ぐにでも明言すべきだと思うのですが・・・。これだったら直ぐにでも出来るのではないでしょうか? 前述の電話アンケート結果から見る限りこれさえも無理なようで、何度嘆いたことか分かりませんけれども、本当に哀しいNIPPONです。「それでも原発は必要だ」、「それでも日本の原発関係者はよく対処している」などと云わずに、いま方針を見直し、今方針を転換せずに、いつやるのでしょうか? 今回の事態以上の事態は、「最悪の事態『破滅』」以外しかないです。次の機会は無いのです。

 また、そこで話題として出ていたTV番組(大阪毎日放送)について触れているWPの記事http://blog.goo.ne.jp/ichimurasan2006/e/5119670cf39b9d470d9f185bacd9de24)を見つけました。以下にコピペさせていただいています。そのTV番組は「なぜ警告を続けるのか〜京大原子炉実験所・異端の研究者たち〜」(http://video.google.com/videoplay?docid=2967840354475600719#)です。市民に情報を発信し続け、原子力の専門家として「原発をやめるための研究」を行う「熊取6人組」(小出さんのお名前は随分以前から知っていましたが、この言葉は初めて知りました)の一人、小出さんのような真摯な原子力研究者が蔑ろにされ、先の電話アンケート結果からも分かるように、FUKUSIMA後も状況は変わらないと思われます。四国電力 伊方原発の設置許可取り消し訴訟に際して(中国の4人組になぞらえて?)「熊取6人組」と云われるようになったようです。今中哲二・小出裕章・小林圭二・川野眞治・海老沢徹・瀬尾健さんの面々。松下竜一さんの書いておられた、伊方原発訴訟に関して「辛酸入佳境」の垂れ幕の写真も出てきます。また、亡くなった瀬尾さんによる浜岡原発の被害予想についての場面はとても重要ではないでしょうか。

 浜岡原発、高速増殖炉もんじゅ六ヶ所村核燃再処理工場・・・2008年のこの番組で触れられている原発関連施設。まだ、FUKUSIMA前の2008年です。FUKUSIMA後の今、これらの施設はそれでも安全、と推進派は言い続けるのでしょうか。番組の中での原発推進派・反対派の討論で、推進派の栃山修氏が「日本の将来に対して責任を持って発言しなければいけない」という主張しています。その討論で、氏は「高速増殖炉が必要」などといった発言もされたようですが、FUKUSIMA後は一体どのような「責任を持った発言」をされ続けているのでしょうか? FUKUSIMAに対してどういった責任を感じておられるのでしょうか??

 
番組の後半、ナレーターの台詞に「リスクを引き受けてでも推進する利益とはなんでしょうか?」とあります。松下竜一さんの「暗闇の思想」流に言えば、「利益なんぞはそこそこでいいではないか、一部の人にリスクを負わせるような社会は間違っている」ということでしょうか。内橋克人さんの「浪費なき成長」流にいえば、「破滅型のリスクなどを負わずに、我々は心豊かに暮らせる」ということでしょうか。FUKUSIMA後も、我々はなぜ破滅型リスクを負った社会を選択し続けなければならないでしょうか、私にはその理由が分かりません。



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http://blog.goo.ne.jp/ichimurasan2006/e/5119670cf39b9d470d9f185bacd9de24 

                                2011-03-22 01:40:22

なぜ警告を続けるのか

〜京大原子炉実験所・異端の研究者たち〜
 20081019日(日)深夜24:45-25:45
 (1020日(月)午前0:45-1:45
 大阪毎日放送 49:50

 視聴はこちらから
    → http://video.google.com/videoplay?docid=2967840354475600719#


  大阪府熊取町にある京都大学原子炉実験所。
  ここに脱原発の立場から活動を続けている異端の研究者たちがいる。
  原子力はわが国の総発電電力量の3割を供給するまでになったが、
  反面、去年の中越沖地震で柏崎刈羽原発が「想定」を上回る激しい揺れで
  被災するなど、技術的な課題を完全には克服出来ていない。
  番組では、国策である原子力推進に異を唱え、原子力の抱える
  リスクについて長年、警告を発し続けてきた彼らの姿を追う。
  その言葉はエネルギーの大量消費を享受する私たち国民一人ひとりへの
  問いかけでもある。
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