日曜日、ポカポカと暖かかったのと、用事もあったのとで、久しぶりに中区に出掛けました。子供の頃に住んでいた家は既に人手に渡っていて、もはや入ることもなく、ただ外から眺めるだけですが、そこここに子供時代の思い出が残っており、ひたすら懐かしさを感じました。あの頃、外で遊んでばかりいた自分は、今でこそ学習塾の仕事などして知った風なことを言ったりしていますが、自らは塾に行ったこともありませんでした。勉強はそこそこ出来る方でしたし、今よりもずっとのんびりした時代で、親も勉強のとこでなにかを言うことも殆どありませんでした。そんな環境でしたので、誰に言われるでもなく、もしも勉強でつまずいたり、難しくて出来ないと感じたときは、出来ない理由を探すことよりも、どうしたら出来るようになるかを考えて、そしてたとえ手探りであろうとも、自分で考えた方法を行動に移すことで事態を改善するというやり方をしていた気がします。それがベストの方法でなかったことは、今でも理解はしています。随分遠回りもしましたし、しなくてよいこともありました。そんな小学生でした。今さら言ってもしょうがないですが。 ふと思い立って、通っていた石川小学校まで足を運んでみました。小学校は長く急な坂を登ったところにあって、その崖の上からは中区と南区の、マッチ箱のような家が建ち並ぶ様が昔と変わらず、眺められました。あの時共にここで学んだ友は今どこで何をしているかと、ふとそんなことを思いました。
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