
政治的に衝突の一部始終を公開しなかった事が良いことか悪いことは難しいと思う
自分が、政府の役員の立場であったならば、公開しないという判断を下したかも知れない
ただ、今は一国民の立場としては、その時の事実は知りたい 知る権利があるのでは・・と思う
戦時中であるまいし、大本営のように政府によって情報コントロールされ
国にとって有利・不利は別にしても、怖い気がする
中国でgoogleが検索出来なかったり、特定のキーワード検索でまったく引っかからなかったり・・
それはある種のマインドコントロールのような感じで、世論のコントロールがされる
最も怖いのが、単にお隣中国の話ではなく、今回の話から判ったように
日本でも情報規制がされているんだろうなと思ったこと
著作権問題はさておき、やばい情報はWEBの世界から知らない間に消されていたり
報道されなかったり・・ ペッパーランチの事件なんかもこの類なんだろう
さて、そんな中での海保職員の行動はどうなんだろう
前述のように、知りたい側として、事実を知れたことは嬉しいこと
ネット上で擁護する声が上がっているのはそれに帰依するものだろう
最悪、刑事罰となってしまう大きなリスクと引き替えに、勇気を持っての内部告発
まだ意図が判らないけど、きっと世の中に知ってもらいたかったからyoutubeにアップしたんだろう
もちろん、公務員としての秘匿義務を破っていることだけにスコープを当てるとどうなんだろう?とあるが
規則や法を越えても(自分が)正義と思った行動、社会にとって良い行動であると信じての行動はすごいと思う
ミートホープの事件以後、内部告発は評価され、社内で公益通報制度の説明を受けた人がほとんどであろう
その保護になるか、ほんとに正義であるかは別にして
規則や法に縛られて、正義が実行できないこと
正義より規則や法の力が強いなんてばからしい
言い換えれば「法が絶対である限り正義は存在しない」となる(某SFドラマの台詞より)
法さえ守っていればいい・・というのは怖い話であり情けない話
法にも欠陥はあるし、法で全てをカヴァー出来るわけではない
もちろん、今回の事が正義であるかはほんと難しいけど
法や規則を超越して考え、何が正義であるか、考えるって事は大事だと思う
そういう意味では僕もその海保職員を擁護したい
ただ、国家機関の機密情報の管理のずさんさにはあきれる
情報が商品な自分が勤めている会社では、その辺りのセキリティレベルはかなり高いレベルにある
ICカードキーでの出入制限や監視カメラ・ログ監視・社内モニタリングはもちろんながら
シンクライアントの社員PCでは、USBデバイスは繋げない・DVD/CD等のドライブはもちろんなく
社外への添付メールはパスワード必須の上、上長チェック後承認を得て初めて送信可能
添付無きメールでもキーワードでよくエラーになる
またネットもWEBメールはもちろん、SNS・ブログやホスティングされているHP等は閲覧不可能
FAXや郵送の管理簿に二人以上必須、残業も一人ではNG・・等等
徹底的な管理がされており、まず情報の持ち出しは出来ない
なのに、海保は・・ 国の機関は民間に比べて大きく情報セキリティレベルでは大きく劣るみたいだ
国会では情報管理がずさんだったとか言っているが、井の中の蛙的議論に思える
国もISO27001を取得してはどうだろうか?(笑)