
■Neptune 太陽系最遠の惑星「海王星」
雨上がりの雲の晴れ間から見えた中秋の名月
人類が地を踏んだ唯一の天体
40年前、その月までアポロ11号は時速35,000kmで4日以上の宇宙飛行の末「静かの海」到達
有人、人類としては最も遠い旅
(cf 地上の記録 「高高度極超音速実験機X-15」 高度107.96km 最高速度7,274km)
無人(人工物)としての最も遠い旅を続けているのが惑星探査機「ボイジャー」
1977年に打ち上げられ、木星・土星・天王星を通過し、12年後には最後の惑星「海王星」を通過
1号は28年経った2005年にヘリオスフィア(太陽圏)に到達し、
現在約16,300,000,000km(108au ※au=天文単位)離れた地点を
時速約61,000kmでディープスペ-スに向かって航行している

distance | km(about) | au/light-year(about) |
東京-大阪 | 400km | |
航続距離最長 (シンガポール-ニューヨーク) | 16,600km | |
地球上の最長2点間 | 20,038km | |
地球-月 | 380,000km | |
地球-太陽 | 150,000,000km | 1au |
太陽-海王星 | 4,500,000,000km | 30au |
太陽-エッジワース・カイパーベルト | 7,500,000,000km | 50au |
太陽-ヘリオスフィア (太陽圏) | ~25,500,000,000km | ~170au |
太陽-オールトの雲 (太陽系終焉) | 14,100,000,000,000km | 99920au =1.5light-year |
太陽-プロキシマ・ケンタウリ (最も太陽に近い恒星) | 39,900,000,000,000km | 4.22light-year |
太陽-銀河系中心 (天の川銀河中心-いて座方向) | 236,000,000,000,000,000km | 27,000light-year |
銀河系-アンドロメダ銀河 | 21,700,000,000,000,000,000km | 2,300,000light-year |
局部超銀河団-グレートウォール | 1,890,000,000,000,000,000,000km | 200,000,000light-year |
宇宙の果て | 129,000,000,000,000,000,000,000km | 13,700,000,000light-year |


さて、冥王星が準惑星に格下げされ
太陽系の惑星として最も遠くにある「海王星」
その外側には、冥王星や彗星の故郷であるカイパーベルトやオールトの雲
そして太陽系から離れ、銀河系の世界へとスケールは広がっていきます
上の表にあるように太陽系を離れるとまさの天文学的数字の世界
kmで表すととんでない程のスケール
タキオン等の架空を除き、現物理学の限界の速さを持つ「光」でさえもとてつもない
その果てしない空間に徐々に吸い込まれて消えていくような気がします
そんな果てしない宇宙を表したのが
This bar to be repeated until the sound is lost in the distance
[この小節は音が静寂の中に消え入るまでリピートせよ]
と書かれた楽譜
その楽譜はホルストの組曲「惑星」7曲目『海王星 Neptune, the Mystic』
この楽曲の中盤からいつの間にか流れる女声のバックコーラス(ステージ裏)は
オーケストラの演奏が終わった後も、上記の様に繰り返され、
最後は舞台裏の扉を徐々に閉めて、遠のくようにフェードアウトしていく
それは、海王星から離れ果てしない太陽系外に静かに流れていく、そんな寂しさと広がりを持ったコーラス
最終的には深宇宙に美しくかき消されて、その音楽は終幕する
組曲「惑星」の最後としてはふさわしい終わり方
『木星』は平原綾香がカヴァーする等で有名だし
自分が小学校6年生の時、組体操の時でも使われ、頭にこびりついているけど
『海王星』はなかなか聞く機会が・・
ちょっと、こんな秋の夜長にクラシックで宇宙の深さを感じて読書にふけるのもいいのかもしれません
なんだろう・・ 月の夜の話と考えたら
小学校の教科書にあった「むぎばたけ」
ハリネズミが月夜の海のように波びく広大な麦畑を見に行く話だったけ・・

この話も広い麦畑で静かで広大な風景を思わせる叙景詩みたいだったような
『海王星』と虫の声聴きながら、ホットココアを横に『むぎばたけ』読んでみる・・・妄想
♪MUSIC
・同じ空みつめてるあなたに/Spontania feat..AZU
・PIECE OF MY WISH/今井美樹
・組曲『惑星』より海王星/ホルスト
・ミシシッピ組曲 ?「ハックルベリー・フィン」/グローフェ
・「四季」より 冬 第二楽章/ヴィヴァルディ
・ジムノペディ 第1番/サティ
・行進曲「威風堂々」/エルガー
■コメントバック
>ニコライ(#35)
実は風車のシルエットは狙ってました。
単に人工物を撮るのは好きじゃないので、ガンダム(お台場)や蜘蛛(横浜)に興味はなかったけど
※ヒヨコ(大阪)は撮りたかったけど・・
自然と人工物のコラボはいいかなぁーって
でも花火も綺麗 茨城&千葉にもきっといい場所がいっぱいあるはず 探しに行こう!!
>一セ(#19)
実はichinoseを意識しながら自転車道走ってました(笑)
と、思ったら毎日見てたんや めっちゃ地元なんやね
青森の階段国道はあまりにも有名やけど、自転車専用の県道も珍しいような
九十九里にもあった気がするねー 千葉は進んでいるのかな
単に山が無く平だからかな・・
今後、木下街道は避けます。それにしてもどこもかしこも混みすぎやわー
>そうり(#37)
おぉ、なんてタイムリーな
たしかにマップルにも田沼意次の名前が
風車の近くの案内板にもそんな事云々書いてあったような気がします。
でも、歴史に疎いのであんまり判らず 総理の授業受けてから行けば良かったなぁ・・
[41968]