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『夜のピクニック』

2008-09-30 22:09:14 | Weblog

■ナイトハイク2001(最後) RUCC GOAL!!('01.5or6) 写真提供:あず(thanks!!)
参考資料→立命館大学ナイトハイク(~'01 衣笠→三条京阪→山科→大津→近江大橋→草津 約30km)

2001年度まで、立命にあったイベント「ナイトハイク
衣笠キャンパスから、夜間歩き続けて、BKC(びわこくさつキャンパス)を目指すという大学のイベント
RUCCも団体として参加してたみたいで 自分が、RUCCに入る前or馴染む前の話で
参加はしてないのですが・・ 
あずの写真を見ると寝不足や疲れを吹っ飛ばす達成感のGOALを感じさせます 
「ただ歩くだけ」と文字で書けば6文字だけやけど、それだけじゃないものがあるような気がします
当時、RUCCに入ったばかりの僕はそのナイトハイクに参加してたみんなが羨ましかった

通勤の27分の往復の電車の車内 
本を読むor寝る(メールはほとんどしない)
「相対性理論」の本を読み終え、しばらく空白の期間
そして、その「ナイトハイク」を思い起こさせるような本屋で目に付いたこの本を
2週間くらいかけてゆっくり読んで、今日読み終えました
行けなかった「ナイトハイク」を想像し、疑似体験するだけでなく
登場人物に感情移入し、自分の高校時代くらいの気持ちを思い起こさせながら
ドップリはまり、この2週間くらいの通勤電車がすごく楽しみでした

『夜のピクニック』 wiki
恩田陸
新潮文庫 2006/9


高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。
それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、
北高の伝統行事だった。
甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。
三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために。
学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいつつ、
親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。
本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。

・第2回本屋大賞。
・MONKEY MAJIKの『フタリ』を主題歌に、2006年9月に映画化。
恩田陸・・『六番目の小夜子』でデビューし、この作品で吉川英治文学新人賞、本屋大賞受賞。
本屋大賞・・第1回の大賞が『博士の愛した数式』。第3回が『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~


ゴール目指して歩く中で、暴力や激しい恋愛、大きな事件・・・なんて物はまったく無くて
全体的に穏やかに、そして叙景的に、ノスタルジックに
それぞれの登場人物のサイドストーリーが、1人称である二人の主人公にメインストーリーに
爽やかに絡み、そして二人の主人公をの内面を中心に焦点を当てた、
朝から次の日の朝までの青春ストーリー。
ちなみに茨城県の水戸第一高校がこの話のモデルだそうです。

友情・恋愛等の人間関係や様々な悩みに見事に感情移入させられ
親友とは?人間関係とは?仲間とは?・・そして疲労や痛みに打ち勝ち、歩く意味・・・を
とても爽やかに感じれました RUCCの耐久やTTとかのパスハンティングにも通じるしね
それぞれの人物のセリフがまたすごく良くて うん
ちょっとこんな時代にも戻ってみたいなぁーと思ったりも

特に最後、朝になって全てすっきり(?)して、みんなでゴールに向かって・・
というほんとに爽やかなラストシーンがすごく印象に残って、
読み終えた行きの結構な満員電車の中で、本を閉じ、やや上を見ながら
余韻に浸ってました

オススメですので、是非みなさんも良かったら・・
って、割と有名そうなんで読んだ人もチョコチョコいそうやけど
映画のDVDも見たいけど・・固定されたイメージになって、自分のイメージが壊れるのがいやで
見たいような 見たくないような
(今やってる『20世紀少年』も一緒かな・・)

読みながら、3回か4回生くらいの時、同期だけでナイトハイクしようと
少し企画が持ち上がった時もあがったけど、結局ポシャッた記憶もあるけど
今だちょっと憧れのナイトハイクです チャリもいいけど、みんなで夜を歩いてみたいなー・・
80kmは辛いけど・・・

明日からは講談社文庫の『冷たい校舎の時は止まる(上)
推理小説みたいですね・・朝から頭フル回転かな・・

※ふきお・こなつ結婚式ブログ第2段 近日アップ予定です
コメント (2)
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