村上春樹 文藝春秋 (2013/4)
図書館に何冊か並んでいたので借用.賞味期限間近をスーパーで買った気分.
主人公 36 歳が大学進学後に,かっての高校時代の仲良し5人組で疎外された問題を追求するために巡礼の旅に出る.残り4人の姓にアカ・アオ・シロ・クロが含まれているのに,多崎という姓には「色彩がない」.ちなみに灰色くんも登場するが,主人公の彼女にはやはり色彩がない.
私事だが,先日高校時代のクラスメートから突然電話がかかってきた.
また,大学の教師になって受け持った最初の学生が今は 30 台半ば.そのせいか,主人公が悪戦苦闘しながら,なにやらもっともらしいことをつぶやくあたりなどに,リアリティを感じた.
ミステリっぽい展開だが,中途半端で放り出す.エンタメ小説は真面目だが純文学はズルいな.その代わり ? 一字一句ちゃんと書いてあるので,読後感は悪くない.
思ったより軽 ~ い小説.
図書館に何冊か並んでいたので借用.賞味期限間近をスーパーで買った気分.
主人公 36 歳が大学進学後に,かっての高校時代の仲良し5人組で疎外された問題を追求するために巡礼の旅に出る.残り4人の姓にアカ・アオ・シロ・クロが含まれているのに,多崎という姓には「色彩がない」.ちなみに灰色くんも登場するが,主人公の彼女にはやはり色彩がない.
私事だが,先日高校時代のクラスメートから突然電話がかかってきた.
また,大学の教師になって受け持った最初の学生が今は 30 台半ば.そのせいか,主人公が悪戦苦闘しながら,なにやらもっともらしいことをつぶやくあたりなどに,リアリティを感じた.
ミステリっぽい展開だが,中途半端で放り出す.エンタメ小説は真面目だが純文学はズルいな.その代わり ? 一字一句ちゃんと書いてあるので,読後感は悪くない.
思ったより軽 ~ い小説.