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Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

影のトリック

2015-02-07 08:20:11 | お絵かき
二紀 広島巡回展に展示された,二紀会理事長・日本芸術院会員・山本貞画伯の作品「桜咲く日」.
http://www.chugoku-np.co.jp/event/article/article.php?comment_id=290&comment_sub_id=0&category_id=374
緑陰に男の子というテーマの絵が多かったと思うが,今回は華やか.これでは小さくて分からないが,女性たちの表情が興味をひく.

ところで,芝生の上の遊具の影が,向かって左では根元から左へ,右端では根元から右へ落ちている.背後の樹木の影もやはり右に落ちている.
太陽は無限の遠方にあると言って良いから,地面から直立しているものの影は平行になると思う (右端のぶらんこと,そこで遊ぶ子供の影はどうなるのか,難しい).
具象画なのに影たちを,あえて平行でなく放射状にしたところ,それで自然に感じさせるところが,芸術なんだろう.

散文的な話題のタネにしてしまい,申し訳ないです.

ついでながら,文字通り殺風景な話題.このところ影に敏感なのは,イスラム国のこの写真の合成説のせいである.右の絵解き絵は YOMIURI ONLINE に出ていたのだが,今見たらサイトから引っ込められていた.科学警察研究所(科警研)が「合成、加工の痕跡はない」との見解を明らかにしたためらしい.


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