Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

「旅する小舟」

2022-01-20 09:30:21 | 読書
ペーター・ヴァン・デン・エンデ「旅する小舟」求龍堂 (2021/11).

出版社の惹句*****
これは小さな紙の舟が大海原を超えていく旅を描いた、文字のない絵本。
鬱蒼と生い茂る森を抜け、葉っぱの影をくぐり、氷山の間を、魚たちの集団を通り抜け、嵐や大波に飲まれそうになりながら、恐ろしい海の怪物たちの間も抜けて進む小舟。
小さな舟はいつも独りぼっち。でも、独りだからこそ、波の上にも下にも広がる驚異的な自然の美しさ、素晴らしさに気づくことができる。
大人の読者も子どもの読者も、成長することや学ぶこと、そして人生のアップダウンや苦楽についても、この静かで力強い物語から大いなるインスピレーションを得られるだろう。

・ショーン・タンが驚愕し、岸本佐知子が大激賞!
・エドワード・ゴーリーの編集者・田中優子が編集した子どもから大人まで、誰もが楽しめる文字なし絵本。
・オランダ発、英語版はNYタイムズとWSジャーナルのベストブックに選ばれた話題の1冊。
・ブライアン・セルズニック(「ユゴーの不思議な発見」著者)は「ティム・バートンやサルバドール・ダリやジャック・クストーの血を脈々と受け継ぎ、ショーン・タンとエドワード・ゴーリーを両親にもつ水棲の子供……とでも言えば、この本の素晴らしさを少しでもわかってもらえるだろうか。」と絶賛。
・2020年の〈ニューヨーク・タイムズ〉と〈WSジャーナル〉のベストブックに選ばれ、大きな話題になった。*****

上記引用は余計だったかも.小舟はただ浮かんで流れていくだけで,意識を持っているとは思えない.怪物たちは,不気味というより可愛らしい.描く方は楽しんで描いたようだ,それなら,著者の視覚的なたくらみを見つけて楽しめば良いんじゃないの ?
後半の横文字の固有名詞でも,知っているのはサルバドール・ダリだけ だし.
ても,このHPには絵が多数引用されていて,買わずに見たい人向け.

最初のページに従ってこの小舟を折ってみようとしたがうまくいかなかった.前川淳さんのホームページによれば,欧米の伝承折り紙らしいが,作ってみるとちょっと違うような...
コメント
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