Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

皇后陛下もご愛蔵「ジーヴズの事件簿」

2019-02-25 09:01:52 | 読書
帯の惹句に惹かれ,シリーズ第1作を買ってしまった.
P・G・ウッドハウス,岩永正勝 小山太一編訳「ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻」文春文庫 (2011/5).

Amazon HP *****「BOOK」データベースより
20世紀初頭のロンドン。気はいいが少しおつむのゆるい金持ち青年バーティには、厄介事が盛りだくさん。親友ビンゴには浮かれた恋の片棒を担がされ、アガサ叔母は次々面倒な縁談を持ってくる。だがバーティには嫌みなほど優秀な執事がついていた。どんな難帯もそつなく解決する彼の名は、ジーヴズ。世界的ユーモア小説の傑作選。*****

カバーイラストはともかく,ぼくのタイプの小説ではない.
全然ミステリではないし,英国風のひねくれたユーモアもピンとこない.まぁ,人はそれぞれだから,こういうのがお好きならそれで構わないが...

気はいいが少しおつむのゆるい貴族階級・上流階級をからかった本と読めなくもない.皇后陛下もそこが切実に ! お気に召したのかも.
よく見れば,帯にあるのは「ご愛読」ではなく「ご愛蔵」.積ん読なのかな...

ジーヴズの雇い主バーティをとっちめる怖い叔母さんの名前が (名前だけだが),クリスティを思わせる.

途中で放り出したので,星いくつの評価は不能.しかし活字中毒気味なので,他に読むものがなければ,またこの本に手を出すかもしれない.


BTW
天皇在位 30 周年の式典が行われた.
「憲法で定められた象徴としての天皇像を模索する道は果てしなく遠く、これから先、私を継いでいく人たちが、次の時代、更に次の時代と象徴のあるべき姿を求め、先立つこの時代の象徴像を補い続けていってくれることを願っています。」...『お言葉』より
天皇制は未来永劫に続くのだろうか? 「継いでいく人たち」がかわいそう.
コメント
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