Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

ネットでセッション ? Mac-mini と Netduetto ?

2019-02-02 09:43:14 | 新音律


*****2/4 記事を編集しました*****
マイクとスピーカーを相手に遠方の友達とセッションできたら...と思うのは,免許証返上も視野の年寄りだけではあるまい.でも計算機音楽にほとんど知識しかないと,なかなか敷居が高いということがわかってきた.

Netduetto はネットを用いたセッションを可能とする環境.数人が電話越しにセッションするようなもの.しかし電話では問題にならない会話間の遅れ latency が,合奏することを不可能としかねない.
NETDUETTO MEETING Web : 快適な環境構築によれば,Netduetto 技術が到達可能な latency は 10 ms というところで,これなら円滑に合奏できるという.30ms あたりならカルテット可能,40ms ではテンポが早い曲で違和感,50ms を超える人が1人でもいるとセッションは崩壊するという.

我が家のネット環境はフレッツ光西日本.


回線速度を「BNR スピードテスト」というサイトで測ってみた.latency の単位は ms だが,何ビット送るために要する時間と定義しているのだろうか.まあ 64 ビットと仮定しても回線による遅れは1マイクロ秒台で,問題になりそうもない.

パソコンはMac mini (Late2014) ,OS は最新の Mojave.
ピアノやビブラフォンの生音でセッションに参加したいのだが,マイクはない.
とりあえずの様子見に,最も単純と思われる Apple iPhone マイク付きヘッドセットをつないでみた.ヘッドホンなら,先方の音がまたマイクに入って正帰還ループを作って発信することもあるまい.

NETDUETTO β 2 v2.1.0 を立ち上げ現れた画面 (NETDUETTO画面と言うことにする),ルーム一覧をクリックすると,別画面の下の方に「接続テストルーム」があったので,ここに入室.下の画面が現れた.



左サイドバー インプットのマイクのスラッシュが取れない.このテストルームではこちらから入れた音が3秒後に戻ってくるはずだが,ヘッドセットに聞こえてこない (「システム環境設定-サウンド-入力」では,入力レベルがそれらしく表示される).
右の「遅延」は真っ赤な泣き顔である.

左サイドバー下の「設定」をクリックすると下の別画面が現れた.
左中程の「オーディオデバイス」,私の場合デフォルトでは上から2番目左(入力選択と思われる)が soundflower(2ch) だったのを「内蔵マイク」としたら,マイクが生き,テストルームで3秒後にこちらが入れた音が再生されるようになった.
バッファサイズが latency に効きそうだが,2ms は限界に近そう.



もともとの NETDUETTO 画面の右下の「詳細表示」をクリックしたら,チャット・Twitter・遅延通信状況...のブロックにこんなのが上書きされた.この矢印が表す範囲,44ms 91ms が latency とすれば,セッションするにはデカすぎ! その右「再構築」の上の 23ms って何?



という時点で頓挫している.ヘッドセットのケーブルが短すぎ,いま試せるとしてもボーカルくらいなものだ.

然るべきオーディオ・インターフェイスを用いるのが常識らしいが,数千円以上の出費は嫌だなあ.直感的には,マイク付きヘッドセットに比べて複雑に見えるインターフェースを外付けにすれば,遅延が増えて当然のように思えるが,AD・AD 変換から開放すればパソコンの負荷が減り,昔でいうターンアラウンドタイムが減ると言うことだろうか.
YAAMAHA は Windows ユーザーには ASIO ドライバを推奨している.Mac OS X の Core Audio で十分とされるが,どうなんだろう.
コメント
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