折鶴は日本文化の象徴と化しているが,ちっとも鶴に似ていない...と思うのは僕だけ?
祖母に「折鶴・イコール・鶴」と刷り込まれた結果,ご幼少のみぎり動物園で初めて鶴を見たとき,これが鶴とは信じられなかった.
逆に,鶴を抽象化して折り鶴とし,さらにシンボルとして定着させたのはすごいことだろう.
折り鶴では正方形の四つの頂点が四つの出っ張り : 頭,尻尾と二枚の羽へと進化する.
足も作ろうとすると出っ張りが六つになるので,伝統的な折り鶴とは別なスタートラインから始めなければなるまい.
写真のリアルな「立ち姿の鶴」前川淳 作.
前川淳「本格折り紙」日貿出版社(2007)
に折り方が出ていて,すごく難しいらしい.