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NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

02007年003月020日(火)パンを焼くぅ~♪(by山崎まさよし)

2007-03-20 | 授業
 ぽっかり空いたものを埋めるべく映画を観る。『アバウトシュミット』と『キンキーブーツ』そして『かもめ食堂』。ついでに言うと『新・京都迷宮案内』の最終回も観てみた。



 ………



 あれほど出なかった涙が次々に出る。大泣きではないけれども、ちょちょぎれる。『京都~』も『シュミット』も『キンキー~』もそれぞれに少しづつ泣けた。

 殺された友達の遺影を持って卒業式に出ようとした女の子。その姿と描き方(若干の古臭さ&説教臭さはあったものの、有触れた演出に逃げない姿勢に感動!)に泣けてきた。

 退職後に妻に先立たれた男やもめの孤独。いや妻居ないし、てゆうか彼女も居ないけれど、その孤独感は痛いほど解る。そこに涙。でも決してその孤独を完全に終局で回収しようとしない。山も谷も在るようでない。

 ドラッグクイーンの奮闘振りがきらっと光るサクセスストーリーだけれども、さすがはイギリス映画。ハリウッドのサクセスコメディには見られないクレバーさと言うか、天邪鬼さがある。…(機内で観た『僕が主人公だった』はもっと良い出来かと思ったら、面白いのは設定だけで見せ方も展開のさせ方も平凡で、一番ビックらこいたのは傑作と文学部の教授に言わしめた作内小説があまりにもチープ過ぎる点。ガックリ。)ストーリーの転がし方にしてもベタを踏まないし。ローラが周りの偏見を解く姿に来た…
 
 

 『かもめ食堂』は凄いね。面白いとかつまらないって尺度で観るべきじゃなくて、好きか嫌いかって尺度でしか測れない。そもそも図る必要もないかもしれない。てゆうか無いね。ストーリーは在って無いというか、無い。
 感じたのは映像の美しさ。それも「どうだ?この映像格好良いだろ!だろう?」というような押し付けるような、頑張ってる感満載というか肩肘張っていると言うか、そいうものは微塵も無い素の格好良さ。う~ん、センスの良さなのかな。カット割りも斬新ではないけれど、非常に心地良いし。
 だからこそ、かもめ食堂で出される料理はどれも美味しそうに見える。きっと美味しいんだと思う。おにぎりに始まり、豚のしょうが焼き、鮭の塩焼き、そしてシナモンロール。


 一切泣かなかったし、爆笑とか、考えさせられるようなシーンと言うのは一切無い。敢えて言えば、微笑ましい日常。切り取られた日常風景。昔じゃありえない映画だと。山も谷もほぼ無し。部屋の片隅の液晶テレビで一日中、BGVとして流しっぱなしにしておきたい映画だと思った。



 そしてだからこそのトップの写真。泣く変わりに料理作りたいと言う衝動に駆られてしまい、真夜中にパンを焼く~♪僕のためにパンを焼くぅ~♪今日2回目ぇ~♪真夜中にシナモンの匂いがあふれ出るですよ。
 あともう一回くらいやれば、もっと映画の中のシナモンロールっぽくなると思うので、明日というか今日もう一回作ってみよう♪







 …………女子かっ!!

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