NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

マッシュドアップ

2010-01-29 | 休み
2003年ごろ、youtubeがはやりだしていたころアメリカだとmush-upがはやっていて日本でも流行るとか思われてたのに結局流行らなかった。アレはmush-upと言う行為は如何にもポストモダンチックだけれど、hiphopやDJカルチャーの範疇だったのが日本で流行らなかった理由とか思う。

でも去年くらいからIKZOこと吉さんとかPerfumeや一連のボーカロイドからちょっとだけmush-up動画が増えている不思議。サンプリングの概念がDJカルチャーではなくコンピュータカルチャーから来てる的な感じ。

―吉幾三 vs JACKSON5 [俺ら Want You Back](Youtube)


DJカルチャーとか渋谷系のサンプリングはまさに個人の音楽的教養の発露だった。でも今のそれはネット的データベースの共有。一部の音楽エリートだけのものではなくなった。極端な話、ただのアニソンヲタのニコ厨でさえもギャングスターラップでMADを作る可能性すらある。

でも純粋にmush-upから着ているわけではないので、つぎはぎしているだけのいわゆるMADも多い。。。なので日本のこういった動画は苦手だ。。。



と言うくだらないことを久しぶりにHALCALI feat.宇多丸の「若草DANCE」を聴いていて思った・。・

フルメタルジャケット

2010-01-29 | 休み
聴いたことがあったり、多少は内容を知ってはいるけれど観たことがない映画を観るブーム。関係ないけれど、『2001年 宇宙の旅』のDVDがどこかに言ってしまった。レンタルするのも馬鹿らしいけど、観たい…BD版を買い直せと言うことなのか。


full metal jacket


キューブリック作品は『ロリータ』を除くと後年の有名どころしか観てない。『フルメタルジャケット』に関しては口汚い罵詈雑言を容赦無く浴びせるハートマン軍曹自体が一人歩きしていて、ハートマン軍曹のパロディとかは知っていたけれど、内容は全く。で、観てみると口角はもちろん膝辺りのカメラ、暖色系の色を効果的に使う演出とかいつものキューブリック。

本当に綺麗。聞くに堪えない口汚い言葉が飛び交いまくる海兵しか出てこないむさくるしいブートキャンプのシークエンスでさえも、均整が取れた画でとっても美しいと言う不思議。ブートキャンプのシークエンスの中ではハートマン軍曹がトイレで打たれるシーンがそのシーンの陰惨さに比して美しいし、戦争での一連のシークエンスも膝下カメラで綺麗。退屈だけれど。


前半のテンポの良さに比して、後半の戦場のテンポが悪いこと。でもそんなこと関係なく綺麗だから良い。正直退屈。性格悪い美人みたいなもん。そしてEDの「Paint it black」がかっちょ良い。良い映画監督は音楽にも造詣が無いと駄目なのね。キューブリックしかりタランティーノしかり。あぁ~BD欲しい。