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NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

天邪鬼

2011-03-21 | 休み
ツイッターは偉大だなと思った地震からの1週間でした。


ただ義援金の額を競うような報道、殊にネットメディアのそれは気持ち悪かったり異常だなと思ったり。義援金・募金ファシズムのような現状ってやっぱり気持ち悪い。募金詐欺とかは論外だし、そういうのはありえないけれど、日本名産品である同調圧力的なものも気持ち悪いなぁ、とヤフーニュースのコメントを見たり思ったり。

有名人のだれだれはあんなに稼いでいるんだから、寄付すべきだとか、額が少なすぎるとかって本人以外には決める権利は無いのになぁと思います。いくら稼いでいようが10万円、100万円、1000万円、1億円、10億円はやっぱり大きい金額であって、いくらお金を持っていてもおいそれと出せる金額じゃないはずです。

10億円寄付したユニクロの柳井さんは確かにすごいと思うし、偉いと思う(それ以上に企業としてのファーストリテイリングがテレビ広告を自粛していないことが凄いと思う)けれども、一方で沢山お金を稼いでいる人が小額しか寄付しないこと、寄付自体しない事を否定したり、非難するような社会じゃないほうが良いよなぁ。やっぱりファシズムだよ。

あと不謹慎問題。この時期にエンターテイメント的なことをやるのは不謹慎だというモードやムード。確かに誰かが被害者であるときに、横で楽しげに遊んでいたりすることは避けるべきかもしれないけれど、被害や悲しみに寄り添ってばかりで何かを我慢していると、そういった人々と同じようにストレスになっちゃうんじゃないかと。

経済問題としてみた場合、内部留保がそれなりにあるような大企業、もしくは優良企業なら問題は限定的なんだろうけど、そうじゃない企業は”不謹慎”という社会の意識の為に、イベントや商品の発売を中止・延期したら大変なことになるんじゃないかと思っとります。被災地への寄付も大事だけの自分たちの周りにお金を落とすことも大変重要なんじゃないかと思います。


「不謹慎だ!」と憤る人が居る一方で、「早く普通の生活を取り戻すべき」という人が居ます。ぼくはやっぱり後者の意見に賛成です。その点でいち早く通常放送を再開したMXテレビやテレビ東京、特にテレビ東京は先週の土曜日の夜からL字放送を止めフルサイズで放送していたりしています、とかの動きはいい兆候です。


泉谷しげる、ニコニコ生放送で応援ライブ「報道は映像災害コンテストをやるな!千葉や茨城だって大変だ」(シネマトゥデイ)
頼りになるのは、やはり口の悪いこの男だ。本番組は、ミュージシャンの泉谷しげるが東日本大震災被災者支援のために、トークおよび音楽ライブを行うというチャリティ番組。WEBサイト上で再生される動画にリアルタイムでコメントを付けられる「ニコニコ動画(原宿)」で生中継され、この日は4万人以上が視聴する中、放送は開始した。放送に登場するなり「一日一偽善、売名行為のためにやってきました。こんなときに不謹慎だとか、音楽を聴いている場合じゃないとか、そういうことは出てくるだろうけど、そんなヤツは聴くな! 観たくないヤツはスイッチを消せ! オレたち昭和の男は放射能育ちだからな! 日本はもともと地震国なんだから、自信を持ってくれよ」とダジャレ交じりに吼えるなど、泉谷節は絶好調。

 しかし東北でコンサートをする機会が多い泉谷だけあって、東北の現状には心を痛めている様子。それだけに、「報道は、迫力の映像を撮るための災害コンテストはやっちゃいけないんだよ。千葉や茨城だって大変なんだから。もっと全体を見なきゃ。東京の人たちだって、批判されてばかりだけど、よく耐えてるよ。こんなときは募金どころじゃないよな。だから今までは『お前ら募金しろ』と言ってきたけど、これからは『お前ら、勝手に募金しろ!』ということにしたよ」と訴えかけた。さらに西日本に対しても「損害をまぬがれたところは元気にしてくれて、支えてくれないと困るよ。関西や九州なんかが、日本経済の半分を支えてくれよ!」とエールを送った。
(上記サイトより一部引用)

やっぱりこのおじさんは偽悪、偽善的なところも全部ひっくるめてむき出してるから、信頼できるね。

第3新東京市

2011-03-19 | 休み
先週の大震災で多くの人が亡くなったり、行方不明になったり、何かを失っているけど、東京に居る人間も比較にはならないながらも都市部ならではの被害を受けてる。


自身による津波によって原発がメルトダウンの危機にあり、電力需要に供給が追いつかない事態になっている。そのため大規模停電の危機にも直面し、それを回避するための節電を呼びかける「ヤシマ作戦」や輪番停電(計画停電)が実施されてる。それに伴い、電車の本数は減り(そして混雑したり)、街中の電気は消えたり抑え目に点灯したり、エスカレーターは大抵止まっている。会社の電気も昼間は点いてない。しかも残業が常態化した内の会社でも定時退社が奨励されている。

余震におびえる中で、停電の恐怖にもさいなまれ、まるで第3新東京市市民にでもなった心持です。原発初号機に弐号機、参号機が壊れたり、暴走したりしているって言うのをニュースで聞くにつけ正に『エヴァ』だなぁと、『エヴァ』世代のキチガイおっさんはそんな妄想の中に逃避し、余震の恐怖と被災映像の軽いPTSDのようなものから回避しております。戦っているのは使徒では無く地震災害や原発であり、現実にはエヴァンゲリオンもジェットアローンもなく無人偵察機や放水車だけだけど。


使徒におびえる第3新東京市市民のようだけど、現実にはウルトラマンでもエヴァンゲリオンでもなく、自衛隊や警視庁、消防庁や米軍が危機に対処してる。パトレイバーすら現実には無いこの絶望的な現実。

LADY~最後の犯罪プロファイル~

2011-01-08 | 休み
もうなんでしょうか…このドラマは…


「LADY~最後の犯罪プロファイル~」(TBS)


馬子にも衣装と言うべきか、借りてきた衣装と言うべきか、台詞がばかばかしい上にまったく馴染んでいない。それも絶望的に。やたら知識をひけらかすだけで、水の上に油が浮いているような分離感。今回は『クリミナルマインド』のインスパイア。BAUじゃなくてCPAだって。馬鹿じゃ中目黒。

こんな台詞を喋っていて恥ずかしくないんだろうかと思うほど、上っ面だけの台詞。観ているこっちが恥ずかしくなるドラマって久しぶりだ。悪い意味で。冒頭の事件だけでもうお腹いっぱい。犯人であるスピードワゴンの人を追い詰めるプロファイリング(笑)。何これ?ですよ。


『クリミナルマインド』の面白さを再確認できる点では良いドラマかと。『クリミナルマインド』の知識の披露って基本的には単なる知識のひけらかしでは無く会話の中できちんと機能しているし、知識も実際の犯罪者や事件の引用であり、だからこそドラマにリアリティを付加してくれている。何より台詞が馴染んでいて嘘くさくない。



それにしても最近の海外ドラマをちょろっとぱくってきて、しかもつまらない日本の刑事ドラマって最悪です。ぱくりだろうがなんだろうが面白ければ問題ないけど、大半がつまらないを通り越して恥ずかしくて苦痛。同枠の前作『SPEC』が挑戦的なドラマだっただけに余計に酷く感じます。本当に酷い。

相棒 「聖戦」

2011-01-08 | 休み
『相棒』の新年スペシャルが放送されましたが、久しぶりに出色の出来の2時間スペシャルだったんじゃないかと思います。序盤までは。主演はいつの間にか渡辺謙の奥さんになっていた元辻仁成な南果歩。大まかな筋は息子をジャンキーによる交通事故で失った母親が加害者に復讐を果たすという王道というかありふれたフィクション。

ありふれたフィクションなんだけど、息子と母親である南果歩と夫がどういう人生を歩んできたのかを台詞ではなくて、演出で丁寧に表現していたのが印象的。そして何より惹かれたのが、息子をひき殺した犯人が幸せな家庭を気づいていると知ってから復讐鬼になっていく母親の狂気。

加害者をストーキングし、自宅に侵入し、盗聴し、復讐の機会をうかがい、挙句の果てにはリモコン爆弾を製造し、加害者を爆殺する。一見すると荒唐無稽な行動だけど、息子の描写を丁寧に描き、母親の感情の変化もきちん追いかけていたので納得し、理解し、咀嚼できる。

南果歩の普通の母親から復讐の鬼と化す演技はさすが。あたかも殺人事件の捜査をゲームでもしているかのような口ぶりで語る杉下警部に「ゲームなんかじゃない!」と凄むシーンや証拠を持って来いと嘯いたり、加害者の妻に詰問されると逆にその妻にだけ聞こえるように「あんたの旦那を殺してすっきりした!」と囁いてみたり分かりやすくも見事な狂人です。


でもでもでもです。終盤がいただけない。せっかくの誠実な描写も南果歩の狂気も『相棒』の限界なのか、地上波の限界なのか、はたまた水谷豊の限界なのか成就されない。ラストの自殺を思いとどまらせたのが加害者の奥さんの妊娠って…そこから始まるいつものミステリー伝統の棒立ち説得。そして南果歩は説得され逮捕される。ラストの刑務所内の描写は良かったけど。「聖戦」っていうサブタイトルも台無しだなぁと。母親の母性からの復讐をきっかけとして狂人になっていく女の聖戦なわけですよ。ならそこには一切の理性も情も差し挟める余地が無いはずなんじゃないかと、その方が『相棒』は確実に凄い次元にいけると思うけど、あんなにグッズを作りまくってるドラマじゃ望むべきでもないでしょうか。



ここ2週間ほど旧作の『相棒』が放送されていましたが、「二人だけの特命係」というサブタイトルがあったころはまだ「土曜ワイド劇場」的な雰囲気を残し、まだまだB級であり、水谷豊のお芝居も杉下右京じゃなくそれ以前の「地方記者立花陽介」や「浅見光彦」といったサスペンスのお芝居でした。A級を志さないからこその良い意味の泥臭さや奇抜さがあったのだと改めて感じさせられました。そう言えば、南果歩も渡辺謙も2時間サスペンスが主戦場の俳優さんだったなと。

singstar Queen

2010-12-26 | 休み
クイーン!


singstar Queen


ずっと前から欲しかったけど、お金が無かったので買えなかった『singstar Queen』。ようやく買っちゃった。


要はクイーンを題材にしたカラオケソフトだけど、オリジナル楽曲なのはもちろんのことオリジナルのミュージックビデオやライブ映像で歌うことが出来ちゃう。原曲のままの映像と音声でカラオケが出来るだけでも楽しいのに、しかも単なるカラオケソフトではなくちゃんとゲーム。単純に歌うだけではなく正確な音程やブレスの長さが重要になってくる。


なので、音程が行ったり来たりする楽曲が多いクイーンの楽曲は結構難しく、特に「Bohemian Rhapsody」や「Somebody to love」とかは音程を取るのもブレスも難しくて、単純なカラオケに成っていなくて、ちゃんとゲームしている。ただでさえクイーンの楽曲やビデオは格好良いのに、ゲームとしても面白いって、最高!