海 2019-11-16 10:10:31 | 散文 眩しく 燃ゆる 海の熱におされてわたしは魅(ひ)かれた 青色のかたまりに飛びこもうとすれども はね返されて 海には到れずに すぐそばにあれども届かない テトラポッドは沈黙を守った 突き上げられた光は月に似ていて まるで似つかない太陽の空 海の青色はどこまでもあおく 誰よりも孤独に空を仰いだ あまりにも綺麗な波に揺られて いつまで経ってもわたしは家にかえられない おかえりなさいと呼ぶ前に 太陽は . . . 本文を読む