よみびとしらず。

あいどんのう。

影踏みの歌

2019-11-01 10:48:50 | 散文
色抜けて翼を広げた鬼ごっこみんな泣いていた記憶をあとにして約束の場所を目指した覚えていない約束の場所へ海のさとから山のさと暗やみの住処から光さす場所へ追い求めたものは自分から離れることのない笑い鬼泣きながら笑い 笑いながら泣いていた姿を隠した夜色のなかにそこから飛び越えて空を目指せと地を踏み鳴らして産声をあげたその影に手をのばして鬼の手つかむわたしにつながれ 影踏みの歌 . . . 本文を読む