八文字学園・企画広報室の川上ですm(..)m

八文字学園のこと、進学のこと、はたらくってこと、etc...。川上のひとり言をちょっと聞いてみませんか?

根拠がはっきりしていると...

2011年06月03日 19時37分41秒 | ひとり言
小学校の教員を数年間やっていたことのある川上さん そこにはいくつかの川上ルールなるものが...。今日はその中の1つを紹介しますね

交換日記は「おはよう」より前と「さよなら」の後の交換ならOK

小学生って交換日記大好きだよねぇ 文字に表すことは決して悪いことではないから、むしろ推奨したいと考えていた川上さん。でも...、あえて上記のルールを設定しました。なぜだと思います

答えは、いじめの元を作りたくないから

「おはよう」から「さよなら」までの範囲...それは教室を中心とした学校生活の時間 その間に日記を交換すると何が起こるのか...?

交換日記なのだから、複数の人間(しかもとても仲の良い友人)が関わりますよね 当然のように、日記を中心にして、その仲の良い友人の輪ができる訳ですよ 

その日記の中に、もしも、誰かを中傷する内容が書かれていたとしたら...。彼らがどのような行動を取ることが予想できるか...?

誹謗中傷の内容を読む友人たち
  
「そうだよねぇ~」という会話に展開
  
その視線が自然に対象となる子(仮にAさんとしましょう)の方へ
  
視線を向けられた子は「なんだ?」と思う
「もしかして...私の悪口を言っているのでは...?」と思う

この一瞬の流れがきっかけになって悪い方向に進むことは十分にあり得る話 加えて、この友人たちが集まって話をしていると、Aさんはいつでも憂鬱な気分に(Aさんの話になっていなかったとしても)

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たとえ相手が小学3年生であっても、禁止する根拠を話しました 「ダメなものはダメ」的な指導は、“大人のご都合主義”だと考えていたからです。川上さんの立てた仮説は、もしかすると過剰な場面設定かもしれません。でも、上記の内容を読んで「そうかもしれない」と感じた人もいるんじゃないかな

“大人のご都合主義”ではなく、根拠を示すことで説得力を増加できることを伝えたかったんだけど、同時に、相手を納得させられる場面設定ができれば(自然な流れを作れれば、なお効果的)、多少無理な設定でも相手の気持ちに変化を生みだすことができること“”伝えたかったんだよね。

川上さんは基本的に欲張りなもんで...