今日は読売新聞内のコラムの紹介です
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歯医者がどうも苦手で、治療が始まっても最後まで通い続けることができません。怖くなって治療から逃げてしまうことが多いのです。ところが最近、歯医者さんから「治療はきょうで終わりですよ」と言われました。本当にうれしくて、人生50年たってもまだまだ人間は成長できるのだと、大きな自信となりました。
このエピソードは僕の個人史の中ではとても重要で、仮に今どこかの面接を受けて、「最近、自身の付けたエピソードは?」と聞かれたら、つい話してしまいそうです。さて、みなさんが面接官だったら、こんな求職者をどう思いますか?
2012年10月16日 読売新聞「原田部長の新必勝講座」より
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進学時や就職時に実施される試験の中に、作文や面接等の試験があります。また、昨今ではエントリーシートの内容で“
ふるい”にかけられてしまうことも少なくありません
川上さんのBlog内でも何度か紹介していると思うけど、特に就職採用試験は、「ある基準を突破したら皆合格」という進め方ではなく「
いかに落とすか」という側面が強い印象があります。自分では“
頑張った!!”と思える内容でも、他者からはどのような感想を持っていただけるのかを見極めなければなりません
学生の履歴書の「自己PR」の中で...
中学時代に●●部(運動部)に在籍していたので体力と忍耐力には自信があります
という表記が多く見られるけど、残念ながら、面接官の立場から言えば、
心に訴えるものがありません
★専門学校(高校)卒業後の就職を目指す中で、中学時のエピソードを掲げるってことは、どんな専門学校(高校)生活だったの?と思ってしまう
★かなりの人数が書いているので、他者との違いが見出せない
★中学校の部活動はほぼ100%が入部。その状況下で「忍耐力」と言われても...
目的は「
自己PR」です。
その目的が達成される内容でなければ、残念ながら
の文面と評価されても仕方ありません(結果として不採用に
)
ガムシャラに、
貪欲に、その会社への内定を目指すならば、「先生に“書け!”と言われたから...」と受け身的に履歴書を書いたり、面接のシナリオを作ったりするのではなく、
内定を得るための自己PRを仕上げていく必要があると思います。
最後に、原田部長はこんなことも言っています...
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披露される逸話は、必ずしも努力を重ねて達成したものでなくても結構です。「気がつくと自分は他人に声をかけてしまう」というように、努力の成果でなく人柄のなせるわざであっても、企業にとっては十分、魅力的に映ります。みなさんが忘れてしまっているようなエピソードが、ひょっとしたら一番のアピールになるかもしれないということです。