アレクサ
今日は、訳あって早朝に家を出ました。目を覚ましたのが出発間際の頃となってしまったため、田んぼの水の確認が不十分なまま、家を離れなければなりませんでした。
行った先で、奇妙な物に出会いました。小学生の頃に食べた肝油の缶を、ひと回り大きくしたような形で、黒い色をしています。上面にある電源ボタンを押すと、作動するものでした。「作動」と言っても、動くのではありません。反応するのです。さぁ、どうする?
この段階でダジャレは必要ですか!
「アレクサ!って言ってみて」 負うた子に教えられる(笑)。
言ってみたら、反応するではありませんか! 質問にも答えます。会話が成立します。聴きたい音楽の曲名を言うと、歌が始まります。それらすべてが、ほとんど間を置かずに、反応するのです。何とまぁ、何と言って良いのやら。おどろきの連続でした。でも、こちらの質問に答えられないことも時々ありました。そんな時は、「すみません。よくわからないのです」というようなことを話すのでした。
たいしたもんだなーと思って、よしっ、それならと、
「アレクサ、ダジャレを言ってみて」と話したら、なんと今日の「土曜」という言葉を使って、3つくらいの文章を話しました。
「すごいなー、まいりました」と言ったら、「ほめていただいて、うれしいです」ですって。でも、こうした場合、ツッコミを入れてあげるのが正しいのでしょうか(笑)?
それならこっちもと、ダジャレを言ったら、完全に無視でした。当方の活舌の悪さが原因だったのか、それともツッコミを入れれる能力がまだ獲得されていなかったのか…。
アレクサに快適さを感じることもあるでしょう。慰めにもなりそうです。そうではあっても、「でも…」と思ったのでした。
前の記事で、除草剤の散布を終えて、あとは急かされる仕事はひとまず無しというようなことを書きました。実はあるんです。あぜや農道、家の周囲で伸び放題となっている雑草の草刈りが。それらは日いちにちと大きくなるため、刈るのが遅れれば遅れるほど、作業量が増えてしまいます。だから一日でも早く、刈らなければならないのです。
「アレクサー、それ以上大きくならないで!」 荒れ草は無言のままです。
アレクサは、人工知能なんだそうです。ワタクシは、人工恥脳、かな?
「アレクサ、シリって知ってる?」
さてどう答えるんでしょう?
すぐ反応したら、「知っています。『シリ』というのは…。
一瞬の間があったとしたら、きっと「シリません」でしょう。