老健での音楽療法

老健での、音楽療法を見直そうとしています

今までも、対象者お一人お一人に対して、アセスメント→目的→方法→実施→評価
を、自分なりに記録してやってきましたが

もっと、「なぜやっているのか」「やってどうだったのか」がキッチリわかるような方法に変えようとしています。

記録の様式を変えることで、内容も見直そうとしています

具体的には、対象者のアセスメント部分は以前と同じように、カルテから知り得る情報と自分が接してみた様子と、職員からの情報をまとめて記録していましたが、更にリハビリの記録など、詳しく読み込み

その中から、対象者が何を求めているのかを考えて、そこから音楽療法の目的をあげて行きます

この時にとにかく、具体的に表す事です・・・以前はここが抽象的であったためにイマイチわからないことになっていたように思います「下肢筋力の強化」や「他者との関わりを持つ」「生活リズムの調整」「拘縮予防」「嚥下機能の強化」などをあげ、それらに対してどんな音楽や活動を行うのかを明らかにし

結果を表す

こうすることで、職員やご家族、本人に対して、音楽療法を理解していただけるだろうし、私自身も「なぜやっているのか？」がよくわかるので、やりやすいです

また、これらをまとめていけば、音楽療法のレシピ集（治療方法集とは恥ずかしくて言えません）が出来るという壮大な計画です

新しい様式で、一人ずつ見直しを始めていますが・・・お一人に１５分以上はかかります現在約４０名程度の方と関わっているので、大変ですが、なんとかやって、次はこれらを職員に提示する方法を考えます

今日は休日です

一ヶ月ぶりにやってきた完全ｏｆｆです

嬉しくて、昨夜から今日に備えて、休肝、早寝

今朝は、朝から、家事、電話、ＦＡＸ、原稿作り・・ウォーキングを兼ねて、町内の用事を済ませ

午後は、これから市内を回って、用事を片付けて、お買い物して
帰って、更に仕事片付けて、夕食作って、長風呂
それから、ゆっくり
どうか、家族が早く帰ってきませんように

三連休も関係なく（それも、３回とも）仕事をしていたのですから

今日くらい本当は、「朝から」みたいな休日を過ごしたかったのですが・・・さすがに無理でした

まだまだ、小粒なんです

正解は・・

昨日、ご紹介した果物の写真のうち、本物はどれでしょうか？

・・と今日のセッションで、お盆に並べて、皆さんを回ってみました

結果は、「つやが違うわ」と言う理由で「みかん」の正解者が一番多かったです
中には、「さっき食べたしわかるわ」と言って部屋からみかんを取ってきてくださった方もありました

少人数でしたが、「栗」と言う答えもありました・・・理由は「旬だから」だそうですさすが・・・年の功
今日は、体育の日にちなんで「紙風船」で遊びました
紙風船は動きがゆっくりなので、結構皆さん「つく」事が出来ます

お一人で数を数えながらついていたり、いつの間にかお隣さんと向かい合わせになってつきあっていたり・・
私は、腕や手の動きが鈍い人を回って、つきあい？渡しあい？をしました

しばらく、遊んでいて、紙風船の回収を始めたら「さぁ～歌、歌うよ」と声が掛かり、以後、色々の歌を歌い続けました

音楽療法だからと言って、「音楽」だけではなく、こういった活動を行うと違う反応も見られるし、今日のように逆に参加者から「音楽」を希望されることもいいかなぁ～と思いました

どれが本物でしょうか？

前回のセッションで、偽物の果物をお見せしたら
「偽物」の出来の良さに皆さん驚かれ、普段ほとんど話されない男性の方が「ちょっと、見せて・・・ホッ～・・・よ～できとるなぁ～」と表情良く話されたので、調子に乗って、いろいろ買ってみました

・・・が一つ、欲しいと思ってあちこち探しましたが、無い果物があって、仕方なくそれだけ「本物」を混ぜてみました
・・さぁ～どれでしょうか

明日は、これらをお見せして「本物はどれ？」クイズ大会をやってみようかな
・・・皆さんの表情が良くなり、会話が増えれば

次は、植物編も・・・本物のススキと偽物のもみじ・・など

これ自体が音楽療法ではありませんが、導入として、興味を持っていただければ良いと思っています

今日は・・・

日曜なのに、何故か家に一人です

我が家では、日曜は、私だけ仕事で、他の家族は休みというのが定番なのですが・・・

朝から、この素晴らしい時間をどう使おうか考えて・・・
家中を冬バージョンに変えようと思いつきました

まだまだ、日中は暑いですが、出来るときにやっとかないと、本当に寒くなったときに寂しい事になるので・・・

夕方からは、なんと、ピアノコンサートとミュージカルのはしご

ホントに、私は何をするのも「バタバタ」なんだなぁ～と笑ってしまいます

では、また明日

介護予防事業

昨日は、介護予防事業で音楽療法をやってきました変な表現ですが

夏から秋にかけて、市内６カ所を回ってきました
小さな田舎の市ですが、地区によって皆さんの気質？が微妙に違っていて

アセスメントもなく、参加人数も行ってみなければわからない状態でのセッションは、毎回「心配」でした

行って始めて、人数や年齢層を見て、声をかけながら、心身の状態を見ながら、用意した歌や活動の中で何を選択するか考えながら、進めます

今回の音楽療法の目的は、この事業そのものの目的が
「自分のからだに気を使い、自分の意志で参加し、健康作りをすること」
なので、音楽活動を通じて、「人とまじあい」「体を動かして」心と体の健康作りの入り口？を作ることでした

この目的は、ほぼ達成されたのではないかなと感じています
皆さん、表情が明るくなって帰られましたし、（音楽は一回ですが、月ごとに色々な活動が設定されてあるので）次回の参加の約束をして帰られる姿も見られました


この事業は、昨年も行われたので、二年目の今年は、特に「積極的に活動する」ということを加えていたのですが・・・
昨年と、会場（地区）が違うところが多く、「引き続いた参加」が少なかったので、「積極的に・・」と思っていた目的は達成出来ませんでした

たった一回のセッションで何がかわるかと言う気持ちはありますが、「きっかけ」になれば良いと思っています

これで、しばらく、キーボードや楽器をいっぱい持って、「アチコチ」しなくていいなぁ～と思ったら、先生への「癒し会？？？？」を忘れていました

昨日の老健

昨日は、多忙？で「昨日の老健」の報告が出来ませんでした

私が行っている老健では、エリアを二つに分けて（行き来自由ですが）、集団音楽療法も二つのグループに分けてやっています

・・はずだったのですが、最近、特に、木曜日に行っているグループに、火曜日メンバーが大量参加で・・皆さんがゾクゾクと参加して下さることは嬉しいことなのですが・・

本来、木曜日のグループは心身の障害や病気が重度の方を中心に行っており、少人数でゆったり、丁寧に行う予定のセッションなのです

また、昨日は、風が強く、セッション会場のドアを開けておくと、風が流れて（お年寄りは、風が大嫌い）「しめて」「寒い」の苦情続発で・・けれど、その扉の外にも参加者があふれていて、締めてしまうと、文字通り「締め出し」状態
困りました

音楽療法つまり治療の一貫としてやっているのだから、対象者を限定する事は当たり前のことで
けれど、そのことを理解できない方に対して「不参加」と言い切ってしまうのか・・・「切った・張った」の治療なら誰も「私にもして～」とは言わないでしょうが、楽しそうに歌っていたら「私もよせて」となりますよねそれを「あなたはダメ」とは

場所を変えるという手もあるのですが、対象者のほとんどは、車いすが自躁出来ない方なので、会場までの誘導にもかなりの人手が必要なのです

私としては、自由参加にしてあげたい気持ちもありますが、「治療」という点から対象者に対してキチンと「参加効果？」を補償したいので、対象者の見直し（二つのグループへの割り振り）、職員への説明、しっかりされておられる方への説明・・など・・丁度今入退所が多い時期なので・・
仕切り直しをしようと考えています

併せて、これまでは、何となく口頭でのやりとりで済ましていた「音楽療法の対象の決定」や「対象者への目的、方法」と今までも行ってきた「記録」を、一枚の用紙に起こして、職員全員に共通認識していただけるようなシステムにしたいと思っているので、その提案も進めていきますこれは、私一人が行う事ではないので、実行出来るかどうかわかりませんが・・・

おそらく、病院のリハビリ科などで、音楽療法を行っておられる方は、こんな事当たり前の事なのでしょうが、老健や特養などでは、まだまだ「認知度」が低いのが現状です

今日は・・

朝から、老健に行って、その帰りから、あちこちに「チラシ配り」に行ってました


今月末に関わっている演奏会のチケットを売らなければならないので、知り合いを回りました

顔は広いのですが、押しが弱いので・・・なかなか・・

そんなことで、今日は、ブログを更新する間がありませんでした

明日は、介護予防事業でのセッションです
最近、同じ地域で（別の事業ですが）二度もセッションをしているので、同じ顔ぶれかも知れない同じ、音楽クイズは出来ない
ちょっと、内容を変えて行かなければならないので、ついでに、大きく変えてみようかと考えています

では、今日は、疲れたので（チケットが一枚も売れなかったショックで）明日ゆっくり報告します

幼なじみと・・

今日は、小学校の時の同級生と三年ぶりにランチをしました

彼女とは、小学校以来ずーっと友達で
何年かに一度は、ランチをして、近況報告会をしていたのですが・・・
なかなか、「会う」約束をすることが「のびのび」になっていました

毎年、お互いの誕生日には「おめでとうメール」を交換しているので、今年の誕生日メールで「一年に一度、このお誕生日メールの時に会う約束をしよう」と提案し、今日が実現しました

お互いの子どもの話、旦那の話、親の話、そして、自分の話・・・どれだけ話しても終わりません
何も隠すことがなく、見栄を張ることもなく・・・数時間の出会いでしたが「楽しくて、元気の出る」時間でした

回りの綺麗な人を見ても「だって、私より若いモン」と言い訳をしてましたが、同級生となると、その言い訳も通用せず彼女の肌の美しさを見て「これは私も頑張らないと」と密かに決意してお別れしました

今日の老健

１０月のプログラムを持っての今日の老健のセッションですが

大うけだったのが
偽物の果物

リンゴや、ブドウ、栗など、曲当てクイズなどに使おうと、百均で買った物をいろいろ持って行ったら
皆さん本物だと思っておられ「偽物ですよ」と手に持ってもらったら、軽いので「あら、まぁ～」と大驚き
その声に、「私にもさわらせて」と次々手が出て

たまたま、いろいろ持って行った偽物の果物や野菜があちこちに出回って「食べてしまいそうになるね～」「どうやって作ってあるのかしら～」「おいしそうやね～」・・と大好評

男性も「ちょっと貸してくれ」と興味津々

こんなに受けるとは思ってもいなかったので私が一番驚きました

今、外国の方がお土産に、「食品のサンプル」を買って帰られるそうだとテレビで言ってましたが・・・

口で「リンゴとブドウ」どちらが好きですか？と尋ねるよりは、わかりやすし、「さつまいも」や「じゃがいも」の偽物を見せて、「どうやって食べますか？」と尋ねると、料理法が次々と出てきます

もちろん、本物を持って行くこともありますが・・枝についた栗など
いつ、どんな話が出るかわからないし
本物だと皆さんが持っているうちに潰れたりするので・・・偽物も有効な時があります

タダ、昔、講習会で偉い先生が「おはぎの話をしてお好きですか？」と尋ねても「本当に口に入らないなら、かわいそうなだけだと思う。」「そんな話をするならちゃんとおはぎを用意して食べさせてあげるべきだ」と言われたことがあって、確かにそうだけど、現実的にはそれぞれ食事制限などもおありだし・・だったら、そう言う話しはしてはいけないのか？となると？？？？

今日も、ちょっと心配になりましたが、皆さん「本物そっくりに出来たモノ」が珍しかったようですし、このセッションは昼食前の１時間に行うので、終了後「さぁ～皆さん本物のごちそうを食べに行きましょう」とお誘いしました