音楽療法士でこぼこ生活

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今頃韓国ぶーむ?

2007-06-30 16:32:52 | プライベート日記
このブログでも何度か言っていますが、私は現在、音楽療法士の他仁も音楽関係の仕事をいくつか持っており、朝から、昼から、夜から、土日も・・・何かしら用が入っています

朝から晩まで一日中忙しい日もありますが、大抵は、朝から一仕事(主に音楽療法)、夕方から一仕事(主にピアノ指導)、夜から一仕事(合唱団指導)といった風に、時間に追われて過ごすので、まとまった時間が取れない生活なのです
それで、以前に韓国ブーム(冬ソナ)があったときに、もしはまってしまったら、仕事に影響が出ると思い、全く見なかったのです

それが、先日まで日本でやっていたドラマ「ホテリア」が面白かったので(視聴率は良くなかったようですが)、その元である韓国版の「ホテリアー」を軽い気持ちでレンタルして見たらはまってしまいました

一本のDVDに60分のドラマが二本入っているのですが、見だしたら絶対に一本では終われないので結局120分座ってしまいます

もちろん、日中にはなかなか時間がないので、夜に全てを終えてから
と見始めると今度はエンドレス次々DVDをかえて・・・と夜が明けます

全20話をもう数回見ているのですが、まだ飽きないので、いよいよDVD購入を検討しているのですが、さすがに家族からブーイングが来そうで・・・また自分の身体も持ちそうにないので何とか諦めようとしているのですが

今ごろ、あのブームの時にみんなが目の色をかえていた理由がわかりました始めは違和感がある演技が次第に自然に見えてきて・・・
あっ~困りました

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東京音頭

2007-06-29 10:41:29 | ネタ
本当に日が過ぎるのが早いです・・・これは、私だけなんでしょうか?

・・で6月のセッションも終わり、7月の準備中です

7月、8月は、湿気や暑さで不快な気分になることが予想されるので、それらを吹っ飛ばす様なプログラムで迫って?行こうかと考えています

8月は盆踊り大会もあるので、まず7月は「東京音頭」で
盛り上がります

「東京音頭」は東京だけでなく、皆さんご存じで、この曲だけでなく、民謡系は高齢者が盛り上がるのに役立ちます

写真の様に、字を色分けしておいて、打楽器の種類を分けて配って・・・
青・・・鳴子
緑・・・鈴
紫・・・タンバリン、太鼓
赤・・・ベル

分け方に意味があるわけではありません・・が音色の違うものが次に来るようにすると合奏の意味が鮮明になります

・・・自分の色の所だけ、歌い鳴らし、黒いところでは全員が歌い鳴らす・・・という簡単合奏をします

本当は、ご希望の楽器を持ってもらってやればいいのですが、バラバラに楽器をお持ちだと、なかなか上手く楽器別にならないので、この時は座っておられる場所で区切って、「この辺の方は鳴子・・」といったように配って、鳴らすときはその場所の人たちに向かって合図をすると上手くいきます

一、二度練習したら、私は定番の前奏から伴奏を弾き、皆さんだけでやってもらいます
もし、演奏がバラバラでも、この曲は曲だけでも盛り上がりますから大丈夫です
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今日の報告

2007-06-28 17:41:24 | 音楽療法いろいろ
今日は老健でのセッションの日でした

この2週間ほど個人セッションで関わっているクライエントがあり、今日も、10分程度二回アプローチをしました

難聴と盲目(かすかに片眼が見える程度)のため、当初は、大声で叫ぶだけで、こちらの言うことには全く反応されなかったのですが、最近、話しかけに「あった」返事をされるようになってきたので、今日は、どんな言葉、音の高さ、音楽には返答されるのか、逆にどんな話しかけには返事をされないのか、表情の観察と共にやってみました

結果、短い言葉での質問「お天気は?」や「何?」などには返事をされます。
「身体の調子はどうですか?」まで長い話しになると、じーっと考える様子はされますが「わからん」と言って、伏せてしまわれます

歌は、「かごの鳥」だけ歌いかけると歌われるのですが、これも「あいたさ」「みたさに」とフレーズが短いので理解されるようで、同じ年代の「大楠公」や「船頭小唄」では「わからん」でした

また、離すときも歌うときも「高音域」になると「小さくて聞こえん」と言われ、難聴の方は低音域の方が良く聞こえると言うことを再確認しました。

また、これまでは話しかけても通じなくて、テーブルに伏せてしまわれると話しかけを諦めてその場を離れていたのですが・・・しばらく立つと「いつまで待たせるんや~」と叫ばれ不穏になられることがあったので、通じなくても話しを辞めるときは「これで終わります」とか「待っててください」などキチンと終了と次の事を説明すると、「待ってるわ」と納得されることもわかりました

先日離しているときに「みんな嘘つきや」と言われ、これは想像ですがいつもみんな話しかけはするのですが、通じないためあきらめて、話しが途中になっていることを仰っているのかと思います。

自己表現出来ない方とのセッションは想像力を一杯働かせて、クライエントの全てを観察しながら進める必要があります

では次の仕事に出かけます 
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音楽療法士への道(6)

2007-06-27 11:09:56 | 音楽療法いろいろ
今日は真面目に(いつもそのつもりですが
音楽の持つ力について~難しい言葉を~出来るだけやさしい言葉に代えてまとめてみたいと思います

・・・これはほとんど自分だけの為です

大きく3つ「生理的」「心理的」「社会的」に分けます

「生理的」
音楽が人間の身体に影響をおよぼすメカニズムはまだきちんと説明されていませんが・・・何故かというと「心」は身体とは違う論理を持っているのでこの「心」の論理が明らかにならないと音楽が生理的に人に影響を与える事を全て説明することが出来ないからです・・・ただ、音楽は直接身体に作用するという点では、「覚醒度」を高めることやリラックスを与える事がわかっています

「心理的」
気分を変える・・・これは以前にお話しした「同質の原理」の元になっている事ですが、音楽の流れ(構造)は人の感情を変える事が出来ると言われています

感情を引き出す・・・何も持っていない所から音楽を聴くことで感情を引き出すことが出来るというもので・・・これも以前にお話ししましたが、高齢者が昔馴染みの曲を聴いて、懐かしい気持ちが生まれてくるとか・・・また感情が生まれてくると脳の血行が良くなり、言葉が出てくるという事もあります

発散・・・音楽を演奏することで発散します・・・カラオケはこの効果をきっちり証明していますよね。また音楽を聞くだけでも、聞きながら自分が演奏しているような気持ちになり発散していることもあるようです

「社会的」
集団・・・セッションでも集団で行うと、自分は上手く歌えていなくても周りと一緒なら自分も上手かったような?気分になれたり、乗り気で無かったことも周りの雰囲気で気分が変わったりしますよね。音楽ではそれがやりやすいのです
集団をまとめるときに「音楽」を使うと便利ですよね・・私は講演に呼ばれると必ず、挨拶もそこそこにまず皆さんで歌ってもらいます・・これで場は和み、一つにまとまりその後の展開がやりやすくなります、、、追加それでも堅い雰囲気の時は「8×4×2×1体操?」以前に紹介しています・・これで絶対和みマス

協調・・・人と合わすことはなかなか難しいですが、音楽の持つ規則性にあわせていくと周りともうまくあわせることが出来ます

自己表現・・・言葉では上手く表現できなくても、音楽(打楽器を振るだけでも、そこにセラピストが伴奏を付ければ立派な演奏になります)で表現出来れば自己満足度も上がりますしね

ここで宿題になっていた「即興」が出てくるのですが、音楽を演奏したいと思ってもその技術が無くてはできませんよね
だったら、患者さんは心のおもむくままに(例えば打楽器を叩くだけ)演奏して、それに対してセラピストが同じ楽器(でも違う楽器ででも)を持って楽器の音で会話をしたり、先ほどの例のように鍵盤楽器で伴奏を付ければ、そこには「騒音」ではなく「音楽」が産まれるでしょう
これが「即興」です

言葉では簡単ですがやるのはなかなか難しいものですが、音楽療法では欠かせないものの一つです

今日は久しぶりに真面目によく勉強しました

では、ご褒美にゆーっくりお気に入りのDVD鑑賞へと移らせていただきます
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音楽療法士への道(5)

2007-06-26 16:44:38 | 音楽療法いろいろ
昨日の続き・・「方法」です

私は、今日は、70歳代~90歳代 男女 約30名に対しセッションを行いました
我が老健では、ケアプランなどで音楽療法を受けた方が良い人と思われる人、本人が希望される人に対してセッションを行っています

そこで、この老健での音楽療法の長期目標は「楽しみの場の提供」「コミュニケーションの促進」「身体機能の維持、向上」としてあり、

短期目標は一ヵ月ごとに対象者の状態を見て立てていますが今月は、多少対象者の顔ぶれがかわり、施設へ慣れていただくことや快適な生活を送っていただくために「季節の話題と歌でセラピストとクライエント(対象者)さらに、クライエント同士のコミュニケーションを進める」としました。

また、一応対象者となっている方全員についてそれぞれに「音楽療法での、目標、計画」を立ててあるので、具体的に、Aさんは最近部屋にこもりがちだが、今日は事前に声を掛けて出てきてもらい、良い席に座ってもらい1時間参加していただく Bさんはリハビリで麻痺していない方の腕、脚を使う訓練をされているので、積極的に動かしていただくように意識しておく・・・など個々の目標も確認します・・・集団で行っていても音楽療法は個人のためにやるのですから

内容は、
(1)今月の歌「茶摘み」「旅の夜風」
(2)身体を動かす歌・・・運動会での発表の練習を兼ねて「バラが咲いた」「隣組」 
(3)季節の話題と歌*2週目(1週目は都合により休みました)6月の行事、梅雨、衣替え*3週目父の日 *4週目6月の花嫁・・それぞれの話題と関連した歌
(4)リクエスト・・リクエスト表を提示してその中から選んでいただき、みんなで歌う
(5)打楽器を叩きながら、リズミカルな曲を歌い盛り上がる
(6)終わりの曲「とんがり帽子」でベルを鳴らして終了

と計画と準備をし、実践を行います

実際には、集まられた人によって雰囲気が変わりますし、気温や湿度によっても変わりますので、歌の紙や楽譜は2倍くらい分は用意し、流れもほとんど参加者任せで進みますから、計画通りには行きませんが

終了後は、参加者全員について、今日の様子を記録に書きます
いつもと違う反応は良いことも悪いことも克明に書いておきますし、急を要する変化(麻痺など)はすぐに医療チームに連絡します。

また、セッション時の様子は生活の場で生かされて初めて「効果」と言えるので、担当介護職と話し合いを持つこともあります・・・いずれにしても、誰から音楽療法時の事で何を聞かれても答えられるようにきちんと整理しておきます

そして、今日のセッションを振り返って、良い表情、変化が見られた事は続行、そうでない事は見直し・・とやりっ放しではなく常に良い方向へ変化させていきます。

特に今日の中では、個々の方に対しては色々ありますが全体としては「バラが咲いた」の歌詞の「ばら」の所だけ赤字にして歌っていたことが、今日は特にそこを強調せずに歌いましたが、皆さんがそこで鈴リボンを振られていて・・・この方法は他の曲でも、また生活の場でも生かせるなぁと感じました
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音楽療法士への道(4)

2007-06-25 11:53:18 | 音楽療法いろいろ
音楽療法士への道
1)資格取得について
2)レポートの書き方
3)実践について

と一般の教科書とは逆に進めてきたのですが、今日は、「方法」です

音楽療法を行うときは、対象者が誰か?と言うことがはっきりしないといけません
患者が誰かわからないまま治療するなんて事あり得ないでしょう

そして、その対象者がどんな病気、障害、悩み、問題を持っているのか、そして、それらの事についてセラピストはどれだけ知識を持っているのか
ご本人から聞き取れること、周りでお世話されている方から聞き取れること、自分が実際に接してみてわかること・・・があります
知識は、本やネット、医師や看護職、介護職から聞くなどします

それらの問題の中で音楽療法ではどの部分に関わっていくのか(目的)、対象者がどうなっていって欲しいのか(目標)をはっきりさせて、具体的な内容の計画を立てます

セッションには個人セッションと集団セッションがあり、どちらが有効か、集団ならどんなメンバーで行うか・・・など検討します

現実問題として、場所(音が出るのでどこででも、と言うわけにはいきません)、時間(個人セッションなどはその日の対象者の状態によって、5分で終わってしまったり、30分続けたりと変化があるので、費用面とも合わせて了解を得ておかなければなりません、集団の場合は45分~90分くらいの間でやられていることが多いです)、回数(大抵週2~月2回までの間です)、実施期間(いつからいつまでやるのかこれもきちんと決めておく必要があります・・・セラピストが嫌になったから辞めますとか、対象者から効果が無いので辞めます・・・とかになるとちょっと悲しいですから)、費用(会場費、謝礼等、誰が誰に支払うのか?完全に無償なのか、交通費だけは・・・など始めに決めとかないとあとでは言いにくく結局苦しくなって辞めてしまうケースがありますから)などきちんとしておかなければあとでもめると困ります

音楽療法には能動的音楽療法と受動的音楽療法があり、

能動的音楽療法とは、音楽の演奏を用いる事で、歌、楽器演奏、即興演奏があります

受動的音楽療法とは、音楽の鑑賞を中心とした方法です

もちろん、どちらかだけに限定して行うのではなく、両方をまぜて行うことが多いですが・・・精神病患者さんなどには、鑑賞だけを行うこともあるようです

おそらく、これらの中で「即興」と言うことについては皆さんの想像がつかないかも知れませんね・・・後の活動は大抵想像できますよね

「即興」は語り出したら止まらないのでまたの機会に紹介します

・・・と今日は、音楽療法を行う時の「方法」をまとめてみました

明日は、老健出勤日なので、今日の「方法」をふまえて、現在進行中のセッションを例にこの後の展開をお知らせします




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ダイエット中

2007-06-24 11:08:40 | プライベート日記
この10年くらいず~っと言い続けているのが「私ダイエット中なんです」なんです

もともと学生時代は大太りで、今は小太りなんですが、それでもちょっと食事を減らしたら、2,3キロは軽く落とせていたのですが

ダイエットに興味ある方ならご存じでしょうが、年齢と共に基礎代謝量(生きているだけで使うカロリー)が減るので、なかなか落ちません
悔しいのは、増えるのはとっても簡単なんです

と言うことでその手の本もかなり読み、お金がかからず、短期間で痩せますと言った方法はほとんどやりました

が結局、どうしても運動が必要だという壁に突き当たりました

でも、(言い訳になるかも知れませんが)私、(脂肪ではなく)多忙なんです・・・時間が無いのです

そんな時に見つけたのが「テクテクエンジェル」という「万歩計のたまごっち?」なんです一日の歩数を設定しておくと、歩数に従ってなんか生物?が育つんです歩かないと病気になったり、家出するそうで

几帳面な私には、そんなこと堪えられないので絶対歩くとなるのです

と言うわけで、毎晩仕事が終わり家に帰ると歩数を調べて、足らない分だけ歩いています・・・これからの日はどうしたらいいのでしょうか

とにかく日中に歩いておかないと夜(実は夜中)が大変なので、スーパーでは車を一番端っこに停め(これって行きは良いのですが帰り荷物が多いとき泣きそうになりますよ)、老健では楽器の運搬を出来るだけまとめないで何度も往復し、休みの日は(ほとんど無いけど)歩くためのお出かけ・・つまり百貨店めぐり(一軒の百貨店端から端まで各階を歩いたら5000~7000歩になります)とただでさえ忙しいのにこの生物を育てるために大変です・・・って目的が変わっているような

んで~結果は最近暑いので
せいぜい、増を制限程度でしょうか

ご期待に添えずすみません


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運動会でした

2007-06-23 19:39:59 | 音楽療法いろいろ
今日は、午後、私が非常勤で行っている介護老人保健施設の運動会でした

施設長の挨拶、ラジオ体操に続いて、音楽療法の時間に練習した「バラが咲いた」と「隣組」を鈴リボンをゆらしながら歌いました・・・結構盛り上がりました

そして、いよいよ競技開始

初めは、物送りゲームです
これは、チームごとに円になって、端から順に回ってくる「もの」(色々な物?)を隣の人へと送って行き、早く全ての「もの」を送ったチームが勝ちというゲームです

中には、上手く隣の人に回せない人や、ゲームの内容を理解されない人が、送らないでじーっと持っていたり・・・ハプニング続出ですが・・・一生懸命されている様子は見ていて嬉しくなります

次は、玉入れです。皆さん、車いすか椅子に座って、中央にカゴを置いてやります


このゲームは馴染みがあるのか、皆さんたまをカゴに入れるということはわかっておられるので、盛り上がりますが・・・張り切りすぎて立てない人が立ち上がったり、カゴに向かってどんどん進んで来られたり数を数えているのにほりこんできたり職員はたまを拾って渡しながら、驚いたり、笑いころげたり忙しいです

私は、ほとんど寝たきりの方に付いて、玉を手ににぎってもらい、「投げて」と声を掛けて、その方が「ぽろっ」と離された玉を私が投げていたのですが普段ほとんど表情に変化がないのに、この時に「ニヤッ」と笑われたことに驚きました

そして、今日はご家族の方が多くいらしているので、その方や職員による「ラムネ飲み競争」です・・・でも、ラムネを飲んでも大丈夫な方は飛び入り参加です・・・ラムネって中のビー玉がつまらないように飲むのが難しいのですが、さすが「昔とったきねづか?」上手に飲まれるんですよ

そして、最後は皆さんお待ちかねの「パン食い競争」です
これも、さすが何としてでも「取らねば」なりませんからルールの説明など不要ですよね

「運動会」って昔からあった?ので、記憶への刺激にもなりますし、気分も高揚するので(毎日では刺激がありすぎるでしょうが)利用者さんにとって良い経験?だったように思います・・そして、職員側から見ても、普段の様子と違う面を多く発見出来るので、毎年終了後数日はこの話しで持ちきりになります

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音楽療法士への道(3)

2007-06-22 14:54:15 | 音楽療法いろいろ
今日は、お勉強第二弾資格取得ではなく、音楽療法を知りたい方編です

音楽療法の勉強は、音楽そのものの持つ力、効果などと、対象者についての二つがあります。

対象者については、それぞれの専門書等から知識を得て、その後実際に接していきながら学ぶ事です・・・・例えば、高齢者の認知症患者さんに対して音楽療法を行うなら、まず認知症について書かれている本を読んで、一般的な症状や治療方法などを知っておき、実際に接してみます。ただし、この病気に限らず、人によって症状は様々ですから、本で読んだことと全く違うこともありますし、日や時間によって「ころっ」と変わられることもあるので、「書いてあることと違う~」と驚かないことです。でも、実際に接してみて、また本を読むと「あっ、このことかな~」と思えることもあるので、私は、きちんと勉強しておくことも必要だと思っています

音楽(療法)については、歴史、(治療)構造、方法、実践記録などを本や研究会、講習会などで勉強します。

現場で一番必要になってくる順で言うと
1)実践記録からでしょうか
どんなことをやるのかわからずに勉強していても
以前に音楽療法の本を買われるときは、自分が知りたい対象者について書かれているものをと書きましたが、子どもと精神病患者さんと高齢者では方法が違うので、知りたい対象者のものを読むことです。

たいてい、日時や場所、対象者の様子がきちんと示されて、セッションの内容や様子が書かれてあるので場面を想像しながら読むと良いでしょう・・・ちなみに、私もこのブログで、老人保健施設でのセッションの様子を紹介しているので参考にして下さい・・・今後もまた紹介します

「百人の音楽療法士がいると、百通りの音楽療法がある」と言われているようにセラピストによってセッションの様子はかなり違います・・・どれが良いとか悪いという事はありません・・・日本ではまだ、こういった辺りの整備が出来ていないのでマニュアルのようなものもありません・・・皆、現場で思考錯誤の毎日なんです

こういった不安を解消するために、自分のセッションを実際に見てもらったり、克明に報告して、アドバイスをもらうことを「スーパーバイズ(を受ける)」と言います公開でやられると、ちょっとドキドキしますが、とても勉強になりますこういった機会は、研究会等でやられていますので、利用してみると良いでしょう
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音楽療法士への道(2)

2007-06-21 14:46:04 | 音楽療法いろいろ
今日は、お勉強編です

音楽療法の勉強って一体何をやればいいのでしょうか?
何でもそうだと思いますが、始めに目的があると思うので・・
資格取得をめざしている方と現場での実践を目的にしている方とでは違いますよね・・・最後は同じになると思いますが順番が違いますよね

・・・で今日は資格取得を目的にされている方用の方から
資格取得には、臨床レポートを書くことと、研究発表か論文発表が必要になるのでい、まずここから始めないと間に合いません

・・・・この方法は本来の勉強と言うことからは大きく外れており、理論も歴史も知らないのにいきなり「まとめ」からと言うことですが、試験勉強ってそうでしょう・・・・今必要な事をやって、中身は後からです

研究発表をするためには、まず発表の内容を(大抵A4一枚)まとめたものを提出し、審査を受けます。これが通らないと発表は出来ません。この様式はだいたい決まっていて、「対象者および目標」「方法」「経過及び結果」「考察」です。

論文発表は少し項目が変わりますが、研究発表を詳しく、まとめたものです。

こういったものを書くことは、(私は音大卒なので)今までに全く経験が無くホントにどうしていいかわかりませんでした。
どうしたかというと、音楽療法に限定したものではなく、一般の学生向けの「小論文の書き方」「レポートの書き方」などの本を読み、見よう見まねで書きました。

もちろん、一回書いておしまいではなく、書いては見せて(研究会などに入っている方は先輩や指導者に、施設などの方は上司に)数回書き直してから提出します。
特に、「経過と結果と考察」がまぜこぜになってしまうことが多く、内容よりも、書き方に問題があることも多いです。もちろん、内容も「これで本当に効果があったと言えるのか?」や「この感想は誰のものか?なぜ、そう思ったのか?」など、主観ばかりで書いていると、突っ込まれます

音楽療法の効果ってなかなか「これは音楽療法の力です」と言い切れるものではないので難しいですが、周辺状況もきちんと押さえつつ、尚かつ音楽療法時の反応がよければ堂々と書いて良いと思います。

臨床レポートの場合は、「はっきりいつからいつまでやってこんな結果が出ました」という発表用よりは、「何を目的にやっているのか」「やってみてどうか」と言った現場レポート的な感じなのですが、書き方は発表とあまり変わらないと思います。

いずれにしても、この「ネタ」を見つけることが重要です。普段何気なく関わっていると発表するほどの内容は見つからないように思いますが、小さな事でも良いから「変化」を見つけることです
その為には、克明な記録を取っておくことが大切です。何となく感じで「最近変わってきたなぁ」ではレポートを書くことが出来ません。「何月何日何回目のセッションでどういった変化あった」「その後この変化は何回目まで見られた」など具体的に書いていくためにも記録は必要不可欠です

逆に言うと「変化」と「記録」があればレポートは作成出来ます

と言うことでまず一番に勉強することは、レポートの書き方を学び、とにかく現場での「変化」を取り上げて書いてみることです

かなり前に誰か先生が「100本の論文を読んで、100本ほど書いたら上手になりますよ」と言われたことがありましたが、

私は10本ほど読んで、20本くらい書いたら提出出来ますよかなぁ

 
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