中国政府は13日午前、南シナ海での中国の権利を否定した常設仲裁裁判所の判決に反論する「白書」を発表した。南シナ海に領有権があるとする中国の従来の見解を繰り返したうえで、仲裁裁判について「管轄権がなく、判決は無効で拘束力がない」として、判決を受け入れない立場を改めて表明。中国の立場を正当化する狙いだ。
白書は「中国の南シナ海における活動は2千年余りの歴史があり、中国が南シナ海の島しょと関連海域を最も早く発見し、命名した。中国の南シナ海に関する権益は長い歴史の過程で確立した」と主張。「フィリピンの南沙(英語名スプラトリー)諸島の一部の島しょに対する領土主張は根拠がない」として、提訴したフィリピンを批判した一方、南シナ海問題は今後も当事国間による直接対話で解決する方針も示した。
白書は「中国は断固として、南シナ海に関する争いをフィリピンとの話し合いを通じて解決していく」とのタイトルで50ページ。中国語版や英語版など9言語版が出版された。
外務省の劉振民次官は白書発表の記者会見で「中国は一貫して平和的な解決に向けて努力してきたが、フィリピンが近年、島しょを不法に占領して軍事施設を設け、複雑化した」とフィリピンを牽制(けんせい)。「(判決文を)紙くずとして履行しないことを希望する」と訴えた。
また、中国が南シナ海で軍事演習を強化していることについて、劉氏は「南シナ海は自国の海域。中国海軍の活動は正常だ」と述べる一方、「南シナ海の航行の自由や飛行の自由は守られている」と主張。南シナ海への防空識別圏設定については「中国にはまずその権利があることをはっきり言っておきたい。我々が受ける脅威の程度によって決まる」と強調した。(北京=倉重奈苗)
以上、朝日新聞デジタル
中華思想ってでたらめですね。
中共は建国まだ、70年程度の短い歴史の国なのに2千年の歴史があるって、大ウソつきです。
その理屈が言えるのなら、昔モンゴルが中国を支配していた元の時代があったことを考えるとモンゴルが中国はモンゴルだと主張しても正当化できる。
要は、軍事的に優位だから何やっても中国の言うとおりというエゴの塊である。
将来、今の時代を振り返った時にどういう歴史になっているのだろうか?
「侵略国家中共と」言われている歴史があると思う。