23インチのワークブーツXL250Sと錆びオヤジとブロンコも

昭和のバイク、昭和の車が大好きな
オヤジがいじり壊したり
治ったつもりのやっつけ仕事を
綴った独り言です。

エンジンがかからない?

2012-10-05 22:06:45 | XL250S

先月の16日、長野県坂城市でのXLOCのオフ会に参加してきました。

とは、いっても私は日帰り

 

 久しぶりに会えたメンバーの方、また、初めてお会いできた方、総勢10名、9台のXL系と大阪発動機系タント一台が集まりました。

この歳にして、ほとんど同年代の方々で同じXL系にまたがりいろいろ語ってくれる、いいですね

私を含む3名が日帰り、一泊したかったが次の日は仕事、忙しくもないのに休めない

わずかな時間しかいられなかったけど、ほんとうれしかった

 

さて、当日を思い出すと、出発前にエンジンをかけようとすると、なんだろ?圧縮が抜けてるようなキックがすんなり降りたような感じがした。足に低抗が感じないと言ったらいいのか、

しかし、いつものように数発のキックで始動した。

行きの碓氷峠を軽快に上がり軽井沢市街地を過ぎたころ、突然エンジンが吹け上がらなくなり、アイドリングもせず、止まってしまったが、一服してキックすると、普通に始動しなにもなかったように走り出した、

途中、オヤジRさんに抜かれると言ったサプライズはあったが

その後は、特になにも感じなく、無事帰宅できた。往復400キロ弱でした。

そして、10月に入った先日、エンジンをかけようとすると「ん?」

かからない、何発キックしてもかからない、かかる気配もない、

あの圧縮がないような感じ、上死点が見つからない、

「おい、S、どうした? オフ会で誰かの怨念をもらってきたのか?」

あたりが暗くなるのを待ち押しがけを試みるが、押しがけでは、そこそこの抵抗を感じる、ちなみに暗くなるのを待ったのは、この歳で押がけをご近所さんに見せたくなかったから

ってことは、デコンプ?キックの時デコンプしたままになってんの?

しかし、デコンプってどんな構造なんだろ?

レバーはエンジン前方にある。ってことはエキゾースト側をどのようにかして圧縮を抜くのか、からないようにしてるんだと思った。

まずは、エンジンを開ける前にプラグを外しキックしてみる、間違いなくプラグは点火しているのを確認。

そして昨夜、仕事を終えて帰宅後エンジンを開けてみた。

シート、タンクを外しヘッドカバーを外してみるとカムが見える、ロッカーアームはカバー内に付いている。

「うわっカムが」

この画像でわかるでしょうか?手前の山がエキゾースト側のカムです。 

カムの頂上付近に虫食いの様な痕跡が・・・

しかし、山がないわけではない、ロッカーアームもキズはあるがそれほどではない。

これでエンジンがかからないほど圧縮できないとは、考えにくい、  ってことは他に原因があるはずだ。

そう言えば、カバーを開けてデコンプの構造がわかった、キックに連動し強制的にエキゾーストバルブを開かせてるだけだ、「な~んだ」

デコンプで、どれくらいバルブを開けてるんだろうか?ワイヤーの調整が悪く引きすぎてピストンと干渉しバルブが曲がってしまったんだろうか?  それとも、バルブシートが減ってしまったか、欠けてるんだろうか?

いやいや、開ける前にバルブクリアランスがあるのを確認していたはず、それはありえない、自問自答の連続、

ってぇことは、腰下? うっそだろ~

とりあえず、ヘッドを外してみるか、

圧縮上死点にし、カムとチェーンにマーキングしカムを外し、ヘッドを外した

みたかぎり、燃焼室は汚れてるが、OKのようだ、ピストンの上部もなにも干渉した痕は、なさそうです。

シリンダー壁面をみると 「あれれっ なんだこれは」

きずではない、あちこちにくぼみがたくさんある

指でさわると、あきらかに摩耗しているのがわかる、段が付いてる、

シリンダーを外してみると、「あらら、原因はこれだったみたい」

ピストンとリングは問題なさそうでした。  

 

それにしても、すっごいカーボンの量、オイルの消費が激しいのはわかってたが、ここまでとは、

 

ってここで、長くなりそうなので、とりあえず 「つづく」 にします。

かあるさん、同じネタでごめんなさい、