23インチのワークブーツXL250Sと錆びオヤジとブロンコも

昭和のバイク、昭和の車が大好きな
オヤジがいじり壊したり
治ったつもりのやっつけ仕事を
綴った独り言です。

北海道ツーリング 2016  その4

2016-08-08 22:28:54 | 北海道ツーリング2016

あれっ、のんびりしてたらオリンピックが始まってんじゃないの、

 

3日目スタートの前に2日目の記事に追加をさせて下さい。、

クローバーの丘から美深へ向かう途中だった、

あらま、俺んちより広いじゃん、

ん~、帰ったら奥さんに相談してみようかなぁ~、

ってなことがあったりして・・・

 

では、改めて3日目です、

翌朝 外は小雨、

一晩中降ってたみたい、

 

ホテルの朝食、ごちそうさまでした。

 

3日目、964㌔からのスタートです。

と、その前に

 

この旅2回目のグリスアップです。

そして、

 

エンジンオイルを点検、

4年前の250Sでツーのときはオイル消費大で困ったこともあり

今回は補充用にG2を少し持ってきてた、

おや、まったく減っていません、なかなか優秀なエンジンですなぁ、

エンジン本体だけは・・・

そう言えばエンジンの不調、きのうは忘れてた、 ってことは出なかったんだ、

治ったと思いたいが、なにもせずに治るはずがない、 また出るかもしれない、

まぁいいや、

カッパを着込んで出発なんてテンション上がらないが3日目スタートです。

 

国道40を南下して行きます。

 

左側にアルパカ牧場の看板を見つけ入っていく、

まだ8時前、 やってる訳ないか、アルパカも布団の中なんだだろ、姿は見えず。

牧草がハート型に刈られてるのがそこです。

 

この辺に来ると雨も上がり路面も乾いてきた、

大雪遊水公園でトイレを済ませカッパを脱いだ、

 

なんだか暑い、この旅で始めて暑さを感じた、

旭川のとなり町だ、 4年前もあの辺は暑かったっけ、

ウエアー下のシャツを脱いで調節、

 

よし、道は間違ってない、 キャブも好調だ、

 

だんだんと山間部になり、

胸のすくワインディングを走り

ダムを超えると 

来たでぇ!! 来た 来た!

到着です、

ココ、 ココの水が飲みたかったんです、

 

北海道と言えば大雪山系、

そこの湧き水なんです。

ず~っと来てみたかったんだ、

一度飲んでみたかったんでよね、

 

ここが水汲み場、二か所あるんですね、

 

平成の名水百選に北海道内では二か所選ばれており

一つ目はなんと言ってもここ、そしてもう一つが昨日の仁宇布の冷水、

二つとも制覇です 

さすがはウマいと評判の湧き水だ、たくさんの人で賑わってます、

さっそくマグカップを出し、グビグビ、

ひゃぁー冷たい、んでもって ウマい!!

さすが、百選トップを飾るだけある名水だ、

味? ・・・ん~、わかんないがとにかくウマい!!

 

一杯だけ飲んで、源泉まで行ってみた、

きれいな木道を歩いてく、

 

きれいな流れだ、

 

へぇ~、うらやましいなぁ。

 

 

 

 

ココが源泉なのかな、当然飲んでみた、

やっぱりウマいや、 たまんねぇや

 

 

すごい水量で出てます、

 

 

コケがこれまたいい具合じゃないですか、

ここにはさっきまでの暑さはない、

なんとも涼しく気持ちいい、

 

取水口まで戻り、2L容器2本と500㏄ペットボトル2本の計5Lをいただいた、

嬉しい土産ができた、

もっともっと欲しいがバイクで持って帰るにはこれくらいが限界かな?

荷物もあるし、ガマンガマン、

悔しいから、飲めるだけ飲んでやった、 ゲップ・・・。

管理費として数百円と小銭を置いてきた、

 

で、美瑛に向けて出発です、

 

忠別ダムに寄り、ダムカードなるものをいただいた、

カードの存在すら知らなかったが、全国のあちらこちらのダムでもあるみたいです、

トイレを借り、美瑛に向かった、

 

極力国道や道道ではなく農道や町道を選び、

美瑛の名もない丘に着、

 

 

どうでしょう?

きれいなんだが、天気がいかんせん・・・

 

実は、出発前からわたべーさんと連絡を取り

この日の夜に小樽で一緒に夕飯をと約束をしていた、

まだ時間も早いし青い池に行ってまた戻って来ようと考えた、

 

きれいななだらかな丘を抜け、ちょっと走ると、

青い池に着、

3連休の最終日のせいかすげー込んでます、

相変わらずチャイニーさんの姿も、

 

歩道をちょっとだけ歩くとすぐに池は見えた、

 

ん~、確かに青いですね、

 

  

見る角度によって青さに違いがあるのかな?

また、立ち枯れした木が、いい感じです、

 

いいにはいいが、この人混みが苦手、

さっさと引き上げ再び美瑛に向かった、

 

途中のパーキングで休憩してると一人の同年代の地元の女の人らしき方が、

「どこから来たの? これからどこ行くの?」 

などと矢継ぎ早に声掛けてきた、

「茨城からで美瑛に行くつもり」 と答えると、

驚く様子はない、

走ってて気付いたがこの時期の北海道では日本各地のナンバーが見られる、

「つくば」ナンバーでは驚いてくれないみたいです、

「地図を見せながらここは行くべきとか、ここはなにがおいしいとか

色んなとこを教えてくれる、

こう言っては失礼だが、まぁ人がたくさんいそうなとこばかりだ、

「ぜひ、行ってみます」と答えたが、行く気はしない、

しかし、こういった親切はうれしい。 (けしてお節介とは思わないですよ)

 

そして、その直後、衝撃の出来事が起きた

上の方とはまた違う ある方と出会い、

ここではそのお方に迷惑になるので詳しくは話しません、

ただ、この方との出会いは、私にとって とても嬉しくありがたい出会いでした、

 

と、途中ですが続く

 


北海道ツーリング2016 その3

2016-08-03 09:13:01 | 北海道ツーリング2016

ちょっと間が開いてしまったが、続きを

 

7月とはいえ北海道だ、夜は冷えるかと思い

ダウンジャケットも持ってきたが寝巻代わりにフリースを着れば

その夜はシュラフだけでも寒くはなかった。

 

ここクッチャロ湖チャンプ場は4年前にも一泊したが 

トイレ入口は自動ドアでおしり洗浄便座付きやら、

人の出入りに反応し白鳥の鳴き声が流れる(夜はちょっと怖かったが)

きれいな炊事場とコインランドリーもあり、

すぐ近くには歩いて行ける温泉(500円)などなど、

テントサイトにバイクの乗り入れはできないものの

目の前には湖があり最高のロケーションで

200円と信じられない金額だ、

勝手に想像してしまうがそれだけ浜頓別町に来てほしいってことなんだろうな、

 

翌朝は4時ごろに起きだしあたりをうろうろ、

朝食は残りの朝からジンギスカンと

クロワッサンにコーヒー。

 

さっさと片付けを済ませ、

となりでコーヒーを飲んでたライダーさんに撮っていただいた、

 

2日目は707キロからのスタート、

そんな感じはなかったが、昨日は400キロ走ってた。

 

では、出発、

デコンプワイヤーの調整ができて楽にエンジン始動できてる、

まずは、前回同様クローバーの丘へ行く、

 

着、

 

 

朝もはよから奥さんに電話し、鐘の音を聞かせる、

 

天気はよくないが、最高のながめだ、

 

充分堪能し、この旅2番目の目的地に向かう。

 

2日目からは海沿いを離れ、内陸を行くコースだ、

国道275を南下して行くと次第に晴れてきた、

今日は最高の眺めが期待できそうでテンションも上がる、

 

内陸の北緯45°を通過し、

 

SLとF104戦闘機が展示してある公園に寄った、

朝早い時間だから誰もいない、

 

なんか、アナログですね、若いころに車に着けたアンメーターを思い出す、

(ゴメンなさい、全体を撮ってなかった・・・)

 

少し離れてSLがある、

 

お疲れのようですね、

 

自販機で水分補給、

 

すると発見!!

上段、左から5番目に!!

北海道限定「いろはす、ハスカップ」 だ、

あちこちのコンビニで探したが見つからなかっただけに嬉しく2本購入、

 

ベンチで飲んでると1台の車が入ってきた、

ん! ニコニコしてこちらに近づいてくる、

あれ!! 昨夜のおっちゃんだ、

 

おっちゃんにもハスカップを勧め購入、

おっちゃんはこれから枝幸へ行くそうだ、

私とは反対方向になるので、改めてお別れをし

美深方面へと向かった、

 

蕎麦畑、

 

天塩川の堤防で遊ぶ。

 

そして、いよいよ!!

 

前々から来てみたかった楽しみにしてた 「函岳」 

山頂まで片道27㌔のダートスタートです。

(帰りに撮った写真です)

 

 

北キツネをよけ砂利のダートをひた走る、

深い砂利もあり、走りづらいとこもあったが、

 

どうですか?これ、

天につづくダート(写真は帰り道を反対側から撮ったもの)

前方を走るアフリカツインを追い越し、

濛々と埃を舞い上げ

 

 

ついに山頂着、

 

眼下に見える雲海、

きれいだ!!

 

この裏側に回る、

 

 

 第2の目的達成!!

他のライダーさんに撮っていただいた。

 

ここに来てみたかったんだよね、

しかも最高の天気で、 なんて幸運なんだろ、

すっかり暖まった先ほどの「いろはす ハスカップを飲み干す。

 

さっ下山しましょ、

往復54キロのダート、 もう充分です。

 

おかげで荷崩れはするし、

 

このバッグ、黒いバッグなんですよ、 まっ白になってしまった、

ウエアーも上から下までまっ白です、

あまりにもひどいのでちかくに落ちてた小枝で叩き汚れを落とした、

 

で、次の目的地に向かう、

ここも事前に下調べしておいたとこだ、

下山後1時間弱、

 

途中数キロの締まった走りやすいダートを抜け、到着です。

湧き水大好きオヤジには 「たまらん!!」

 

日曜日なのに、誰もいないひっそりとした中、湧き水が流れる音だけが響く、

さっそく、マグカップでグビグビ、

ん~、たまんね~

冷たくてウマい、

 

こんな静かな森の中で、この湧き水でコーヒーを淹れたいとこだが、

ここは北海道、いつクマが現れるかわからない、

ひとまずペットボトル2本に詰め人気(ひとけ)のあるパーキングへ向かった、

 

 

 目の前に滝が見えるパーキングで、

 

ん~、これを楽しみにしてたんだ、

 

後ろでうろうろしてる北キツネ

近寄ってきたり、離れたり、

 

こんな絵になることもしてくれる、

しばらくいっしょ戯れ再出発、

 

それにしても北海道ってすごい、

ちょっと走ると山間部には無数に林道がある、

関東ならアスファルト化されてるが、こちらはダートがほとんど、

行く先々で地元の方々に言われたが

「北海道に来て3~4日で帰るなんてもったいなさすぎる」

確かにもったいないよね、 もっと時間があればな~、

 

国道40に戻り、再び南下し、

道の駅なよろで休憩と遅い昼食をとる、

外に出ると、あら、雨が降ってる、

カッパを着るほどではないが、フロントタイヤでかきあげた雨で

思いのほかパンツやブーツが濡れちゃうんですよね、

上下カッパを着て再出発です。

 

次第に雨は本降り、

その辺でキャンプの予定でいたのだが、この雨の中のテントとは快適とは言えない、

軟弱キャンパーは素直にビジホを探し、

数件に電話し、士別市内で確保できた、

 

この旅 初のアルコール、もちろんサッポロクラシック、

夜は近場へくり出してみたが、呑めない私には楽しそうなとこが見つからず、

ホテルで夕飯となった。

 

明日はいよいよ、この旅の第1目的地だ、

3日ぶりのふかふか布団、ゆっくり寝られました。

 

3日目に続く。

 


北海道ツーリング2016 その2 

2016-07-29 14:14:48 | 北海道ツーリング2016

では、続きます、

 

宗谷丘陵です、

おっ、

 

4年前も確かこの辺で見かけたなぁ、

あんときのおまえか?

 

宗谷丘陵を堪能し、宗谷岬へ向かう、

 

最北端の碑、

 

林蔵さん、お久しぶり!

 

本当の最北端

 

天気次第ではサハリンが見えるらしいが、今日はあいにく・・・

 

話には聞いてたが、チャイニーさんが多いです、声が大きいからすぐわかる、

最北端食堂でラーメンを食べたかったが、店内にもたくさんいる!

入ってく勇気がなく、食べずじまい・・・

今回の私の旅の目的は、ここ最北端の地ではない、

まだ先にある、

もうコンビニでなんでもいいや、

 

 

日本海からオホーツク海側に移りクッチャロ湖を目指す、

途中テトラポットの上でオホーツク海を眺めセイコマおにぎりとパンで一服、

ん~たまんねぇ~や、

 

道の駅猿払でなにかイベントを催してるらしく凄いにぎわいだ、

誘導員に案内され入ると、出口に出てしまった、

入るなってことか? いいや、クッチャロ湖へ行こう、

 

このあたりに来ると、エンジン始動が困難になってきた、

キックがやたら固い、(重いっていうのか?)

んっ、もしや?

恐る恐るタンク下のデコンプワイヤーを見ると

調整用ナットが緩んでる、

出発前にクラッチカバーを開けたときの締めつけが甘かったのか、

それとも振動で緩んでしまったのか

ほとんどデコンプしてないみたいだ、

まぁ原因がわかればいいや、キャンプ場で治そう、

重いキックで再出発、

 

んでもってまた、またまたトラブル、

発進時にガツンといやな音がした、

バイクを止め見ると・・・

 

スイングアームのこの矢印のとこ、あるべきものがないの、わかりますか?

テンションロッドがないんです 

ボルトがなくなりロッドが外れてしまってるんです。

 

えっー、ロッドが後ろ側に行っちゃってる、

これはえらいこっちゃ、

冗談でなく、ヤバいことになった、

 

本来ここはボルトとナットで締まっており、裏側には脱落防止の割ピンが刺さってる、

ここんとこ、ブレーキ鳴きやタイヤ交換などで何度も外し、

割ピンを刺してなかったのをはっきり記憶してる、

割ピンが刺さるってことは、それだけ重要なんですよね、

それにもかかわらず、私は後回しにしてしまい割ピン装着を忘れてしまってた、

責任はもちろん私にある、

ううーまいったな、どしようか?

・・・

一服し よーく考える、

今ここにあるものだけでなんとかせねば、

結束バンドや針金は持ってきたが、やったとこですぐに切れてしまうだろ、

そんな都合よくボルトとナットなんてある訳・・・

 

んっ!あった、

 

これだ!!

シートを留めてるボルトです、

フック代わりにボルトを長くしナットで固定してました、

これなら、片側外してもベルトもあるんだし問題ないだろ、

 

このボルトを外し、付けるんだが、

後ろ側に回ってしまったライニングプレート(って言うのか?)が前に回らない・・・

仕方なく、リヤシャフトのナットを緩めライニングプレートが動くようにし

シートのボルトナットで固定し、なんとかなった、

 

帰宅後の写真ですが、 

 

 

 

なんとか走れるようになり廻りを見渡すと、この風景、

こんなとこで修理できることを嬉しく思ってしまった・・・

では、再出発、

走りだして思った、

デコンプといい、このテンションロッドといい自分の責任でしかない、

あわててやった仕事のしっぺ返しだ、

あのときデコンプのシールからオイル漏れがわかった時点で北海道ツーはキャンセルすべきだったのか?

来てしまってから考えても仕方ないことだが、なんだか自分やった修理のいい加減さに嫌気がさした、

 

 

気持ちを入れ替え、国道238をオホーツク海沿いに走り、左折

 

エサヌカ線だ、

なんなんだ、ここは?

日本海側もそうだが、反対のオホーツク海側も凄い!

きれいだ。

 

何度も立ち止まりゆっくり、ゆっくり走る、

 

もう、トラブルのことなんか忘れてる、

 

途中のクランクにも白い道があった、

これって、石灰で消毒の意味もあるんだろうな?

 

国道に戻りしばらく走り、

 

 

夕方5時前にクッチャロ湖に着、

今日は夕日おがめそうにないや、

 

テントを広げ、すぐ上の温泉に行きます、

お湯はヌルっとした感じ、入ったことないがゼリーのお湯みたいな感じ、

イイ湯でした、

 

近くのセイコマまで夕食を買い出しに行き

セイコマの隣の

 

ニコットって言うのか?ホームセンターで

 

シートのボルト、103円だったかな? を購入、

 

夕飯は焼きそば、ソフトカツゲン

そして、

ジンギスカン、

500gはさすがに多く、半分だけにしておいた、

焼きすぎたか、固いんですけど・・・

 

この日は3連休の初日ってこともありテントサイトには

たくさんのテントが建ってた、

半分くらいはライダーだろうか、

 

明るいうちに夕食を済ませ、デコンプの修理をしたかった、

しかし、私より二廻りくらい上のおっちゃんが話しかけてきた、

浜松から車で来て、日本百名山を登ってるそうだ、

今日はどこそこの山を登り、明日はまた別の山へと、

まぁ、よくしゃべるおっちゃんだ、

早めにデコンプに掛かりたいのだが、座りこんでしまってる、

面倒なオヤジだと思ってたが、

そのうち、なんだか話が面白くなってきてしまい、

バイクのこと、車のことなどすっかり、引き込まれてしまった、

では、いい旅を、なんて言ってくれたころにはすっかり暗くなってしまった、

 

ライトで照らしながらシート、タンクを外しデコンプワイヤーの調整をし、

翌日のエンジンスタートは楽にかかるようになった、

250Sならタンクまで外さずにデコンプの調整はできるが、

500Sは10㎜のスパナが入りそうで入らないんです、

 

10時ころにはシュラフに入り就寝、

初日から色々あったが念願のクッチャロ湖で床に着くことができた、

さぁ、明日はこの旅 第2の目的地に、

 

続く、

 


北海道ツーリング2016  その1

2016-07-25 23:54:27 | 北海道ツーリング2016

そもそもこのブログを始めたのは

4年前、XL250Sで行った私にとって初の北海道ツーレポが発端でした、

そしてまた、こうして今度はXL500Sでのツーレポをアップできることを

家族や会社、またブログを見てくれてる皆さん

そして、この旅で出会ったたくさんの暖かい方々に感謝してます。

 

まず、画像ですがスマホとデジカメでの撮影でサイズが違い

見づらかったらごめんなさい。

 

では、スタートしましょう、

15日、いよいよ出発の夜だが、不安定な天気、

降ってはいないが、今にもポツポツきそう、

夜のライドは苦手、ましてや雨となるとなおさらだ、

念のため早目の23時 奥さん、ワンコに見送られ出発、

 

家を出て30分くらいだろうか、目指す方角に稲光が見える、

と、思ったらいきなりの土砂降り、急いで高架橋下に避難するがすでに遅し、

上から下までずぶ濡れ、

カッパを着て、しばらく様子を見たが止みそうにないので再出発、

夜の国道なら高速みたいだろうと考えてたが雨は想定外、

怖くてゆっくり走ってると大きなトラックが容赦なく水しぶきを浴びせながら追い抜いていく、

何度も何度も休憩を入れ新潟港に着いたのは翌朝8時前だったろうか、

結局新潟市内まで雨は降り続けた。

 

301キロ、遠かったなぁ、

 

港のパーキングにはたくさんのバイク、どこに行ってもそうだが、

ここでもHやBなどの外車が多いなぁ、

この連休を利用してのツー、考えることは皆一緒だ、

誘導係りのおっちゃんが言ってた、

「今日は多いぞ、100台以上だ」  えっ、車やトラックも含めてだろ?

それにしてもライダーは同年代のオヤジやお姉さん(と、しておこう) たちばかり、

 

これから乗船する「ゆうかり」 の模型、

 

乗船の案内があり誘導され1台づつ船に入っていく、

荷物は全部下ろし、ローギヤに入れハンドルロックとの指示、

廻りを見ると荷は積んだままのバイクがちらほらある、

良い子な私は指示のほか、タンクコックまでオフにし、船室に向かった。

 

今回 北行きの船室は「ツーリストB」を予約しておいた、

雑魚寝部屋ではなくカーテンで仕切られた2段ベッドの下側、

まぁ、お盆休みでもない限り上も下も埋まるようなことはないらしい、

今回の行きでは夜通し走りゆっくり寝たいと考えてた、

 

荷をベッドに広げ、まずは風呂へ、

出港前だが、乗船後すぐに入浴できる、

夜通し走った疲れを洗い流した、

 

コンビニおにぎりで朝食を済ませ、喫煙所に行くと

私の500Sのとなりにセローを停めた同年代の方がいる、

群馬ナンバーは見ていたが、安中から来られたそうだ、

普段はBMW乗りだが、今回は息子さんのセローで来たとのこと、

今回の旅では礼文島だったか、予約難の宿の予約が取れ、そちらを目指すそうのだ、

バイク、北海道談義に火が付き、面白おかしく私を笑わせてくれる彼だった、

 

いつの間にか船は出港してた、 

 

ベッドに戻ると向かいのベッドには珍しく若い(20代)ライダーだ、

新潟市内からで、今回が初の北海道ツーでドラッグスターでキャンプを楽しんでくるそうだ、

なにかアドバイス?、私だって2回目だ、同じようなもんよ、

 

横になったが、疲れてるのに寝られない、

興奮してるんだろ、落ちつかないや、

船内をうろうろ、

 

餌を欲しがるカモメがわんさか、

ヒッチコックの「バード」を思い出す・・・年がばれるね、

 

進行方向右手に見える島、 佐渡島だろうか、

 

これだけ沖に出ると、スマホは圏外、アプリのラジオや音楽も聞けない、

暇だ、食うか寝るかタバコしかない

 

まだ新潟沖だが、我慢できず北海道限定に手を出す・・・

ドクターペッパーのような、 かな?

 

小腹がすいて、

食べ終わってから気付く塩の子袋を発見の自販機ポテト 400円なり、

 

日が日本海に沈む、

 

船内はエアコン冷え過ぎで寒いくらい、

映画を観たりで時間を稼ぎ、早めにベッドに入り

翌朝3時前には起きた、

ほっかいダーの朝は早いのだ。

 

朝風呂に入り、下船準備し

 

定刻4時半に小樽港着、

 

パッキング中の青Tシャツの彼が安中からのセローさん、

セローさんとベッドが隣だった青年に互いの 「いい旅を」 の挨拶をし、

晴れて小樽の地に降りた、

 

上陸1日目の今日は日本海側を北上し稚内か

もっと行ければクッチャロ湖畔でキャンプの予定、

 

走り出してすぐに、トラブル発生

ナビの電源が落ちてしまう、スイッチをオンし走り出すとまた落ちてしまう、

困ったには困ったがツーリングマップルがある、まあ何とかなるだろ・・・

 

小樽を抜けコンビニで朝ご飯、

 

はまなすの花、

天気はいいし、日本海はおだやかだ。

 

風力発電風車が立ち並ぶオロロンライン、 でかいなぁ

 

家を出る寸前までウエアーをどうするか悩んだが

冬用ウエアーを着てきて正解だった、

パンツはホンダ純正ウインドストッパージーンズ、

晴れてはいるが、走ってると寒いです、

 

道の駅おびらニシン番屋でコーヒーブレイクと昼ごはん代わりに軽食を取った、

同じフェリーに乗ってたであろうたくさんのライダーも最北を目指してる、

休憩毎に抜きつ抜かれつを繰り返す、

 

さっ、行こう。 

写真では伝わらないなぁ、

もう広大すぎる牧草地、 入り口だけ入らせて下さい、

 

牧草地の砂利道を行く、

と、この辺で自分のアホさに気づく、

ナビの電源プラグを刺してたつもりが、刺さってるプラグはスマホ充電用プラグだった、

プラグを刺し替えナビはことなきを得た。

 

それにしてもこんな迷いようがないただただまっすぐな海沿いのダート、

ナビなんていらない!!

海と草と空だけの果てしないダート、

 

なにもない静かな地に濛々と土ぼこりが立ち上る。

北海道のダート、なんて気持ちいいんだ、

 

で、またまたトラブル発生、

エンジンの不調だ、

高回転が回らない、急にアクセルを開けるともたつく、

どうした?500Sくん、

しばらく走ると、突然治ったり、再び不調だったりする、

しかし、エンジンのかかりは悪くないし、アイドリングや低中速ではまったく問題ないのだ、

キャブだろうな、

まあいいか、最悪キャブ開けるか?

ある程度の工具持ってきたし、

 

あれ!! またまたトラブル!!

上の写真でわかるかな?

トリップメーターの回転ノブがない!!

 

以前、日光付近の林道に行ったときに外れたこれです、(以前の写真です)

 

あのとき付けたには付けたが、カウンターが回ってしまい強くは締まらなかったのだ、

あ~あ、接着剤でも流し込んで付けておけばよかった、と思っても後の祭り・・・

給油の度にスマホで距離を記録しておくしかなくなった、

 

なんだかトラブルが続くなぁ・・・

 

道の駅てしおを過ぎ国道232から道道106へ入る、

 

おっ、見えてきた

 

整然と並ぶ28機の風力発電風車、

圧巻だ、 

前にガンジーさんが

「すぐ下まで行けるんだよ」

と教えてもらったのを忘れてなかった、

それにしてもデカイ、

 

 

はじめて私の画が登場です、

今回はモトブーツは履いてきません、

歩くのには向かないからね、

 

 

この2枚の写真、なんだかわかりますか?

風車の羽です、直径は私の胸の位置と同じでした、

とにかくデカイ!!

 

色々見たくてなかなか先に進まないです、

 

どうよ、こんな利尻富士、そうそう見られるもんじゃないでしょ、

天気に感謝、

ところで、後ろに積んだ箱、重そうに見えますか?

こう見えて、着替えやクッカーなど軽めなものを入れてます。

重量物はサイドバッグに入れ低重心に心がけた、

なので走行に支障はないです。

 

 

草と海と道しかない、

天気にも恵まれ もうたまんない、

 

北半球の真ん中に着、

4年前もまったく同じ写真を撮ったのを思い出した、

 

反対車線側にも看板があったんだね、

 

 

近くを歩いてる初老のおっちゃんに撮っていただいた、

んっ、歩いてる?

話を聞いてみると、四国は高松の方で、

なんと松前から歩いてきたそうだ、

北海道入り今日で20日目、宗谷岬まで行くそうだ、

これまでカブやチャリダーさんは見かけたが、こんな方もいるんだと驚いた、

しばらく話しこみ、過去には、東海道、中山道、熊野古道なども完走してるそうだ、もちろん徒歩で、

時々奥さまが飛行機で飛んできて各地を観光し

奥さまが一人で帰宅後また歩きだすそうです。

ガンバって下さいと言ったら、

「いやいや頑張らないよ、私は楽しんでるんだよ」

と言われた、

人それぞれ、色んな旅の楽しみ方があるんだなぁ、

私もおっちゃんの写真を1枚撮らせていただいた、

さっ、では先へ、

おっちゃんはいつまでも手を振ってくれてるのがミラー越しに見えた、

 

再び宗谷丘陵へ向けて走り出す、

目印の郵便局を右折し

 

きたぞ、きたぞ、

白い道、

 

このまま行ったら海に落ちそうだ、

画像でなく、この目で実際に見てみたかった光景だ、

なんてきれいなんだ、

 

 

 

 

 ホタテの貝殻の道です。

 

こんなんなっちゃいました、

しばらくボーっとしてたら数台の大きなバイクがやってきた、

ダートだが、オンロード車でも問題なく走れそうです。

 

 

ゆっくり時間をかけて歩いてもいいかもね、

 

 

丘陵地帯には 「の」 を描く牛たち、

こんな景色で草食べて、そりゃいい乳も出るだろ、

 

 

いつまでも見ていたい光景だ、

 

 

 

 

 

やっぱり写真じゃ伝わらないかな、

この最果て感がたまらない、

 

走り疲れた訳じゃない、なんだか動きたくない、

ずーっと眺めていたい、

 

先は長い、

1日目の途中だけど続く・・・


いざ、出発

2016-07-14 22:46:20 | 北海道ツーリング2016

待ちに待った北海道ツー、

いよいよ出発の時。

 

今日くらいは定時で帰り早めに風呂 食事を済ませ

ちょっとでも仮眠したかったが、

くそ忙しくしっかり残業してきました

 

外は雨が降ったりやんだり・・・

あと1時間後くらいには出発しましす。

オドメーターはこの数値、

ガンバってくれよ、 XL500S!!