ジジイのたわごと

ジジイが適当に思いついたことを書いてみます

化石の復元想像図

2011-06-03 06:03:57 | トピック

 
アノマロカリスの巨大化石を発見
ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト 5月30日(月)15時11分配信

 アノマロカリス類は、これまでの想定より身体が1.5倍大きく、また生息期間も3000万年長かったことが明らかになった(写真は復元想像図)。
(Image courtesy Esben Horn)
  
 先史時代の海生捕食動物、アノマロカリスの長さ1メートルに達する化石が、モロッコ南東部で発見された。

 これまで発見された中で最大となる今回の化石は、アノマロカリスが従来考えられていたより数千万年も長く、恐竜が登場する以前の海を支配していた可能性を示唆している。

 現在の甲殻類へとつながる進化過程の初期に出現したアノマロカリス類(anomalocaridid)は、現在のエビやコウイカを思わせる姿をしていた。ただし、この化石動物の場合は、頭部や、円形で硬く、カメラの絞りのように開閉する口から、とげのある肢が生えていた。

 過去に発見されたアノマロカリスの化石は、体長が0.6メートルほどだったことを示しており、既にカンブリア紀(5億4200万~5億100万年前)における最大の動物とみなされていた。カンブリア紀は爆発的な進化が起こり、ウミユリや海洋性の環形動物など、無脊椎動物の多様な新種が登場した時代だ。

 しかし、今回見つかったアノマロカリスの体長は、従来の化石を30センチほど上回り、この体節動物がこれまでの想定より大きな体をしていたことを示している。

「これほど大きなエビなら、軍隊を1カ月でもまかなえただろう。巨大で、しかも間違いなくかなりの美味だったはずだ」と、研究の共著者でイェール大学ピーボディ自然史博物館の責任者、デレク・ブリッグス氏は笑う。

 今回見つかったアノマロカリスの化石は、別の意味でも研究者たちに衝撃を与えた。驚くほど“若い”化石だったのだ。

 今回の化石は、“わずか”4億8800万~4億7200万年前のオルドビス紀のものと判明した。したがって、アノマロカリス類の生息期間は、従来の化石が示唆するより3000万年長かった可能性がある。

 アノマロカリス類の化石はカンブリア紀からは広く見つかっているが、「約5億1000万年前を境に、化石記録からぱったりと姿を消す」とブリッグス氏は述べている。「問題は、彼らは絶滅したのか、それとも単に化石が見つかっていないだけなのかということだった」。

 答えは後者だったようだ。軟組織は化石化する前に分解されることが多いため、軟体動物が化石記録から発見されることは少ない。幸いなことに、モロッコで見つかった化石の場合は、大量の土砂に埋もれていたために軟組織が保存された。

 しかしブリッグス氏によると、このアノマロカリスはやがて絶滅し、現代に直接の子孫を残すことはなかったという。「おそらく時代が下ると、魚類や他の捕食動物に海の支配者の座を奪われたのだろう」とブリッグス氏は話している。

 アノマロカリスに関する最新研究の詳細は、5月25日の「Nature」誌オンライン版に掲載された。

※ジジイのたわごと
 アノマロカリス=何だか舌を噛みそうな名前である。
化石からの復元想像図らしいが、よくもこんな想像図が出来たもんだ。どうして、このような想像図になったのか、想像図を描いた人の解説が欲しかったなぁ!!

 そして、アノマロカリスが、現代でも生きてるとしたら、どうなっていただろうか?と想像するのも楽しい。大量に発生するので、食糧として捕獲されるか、絶滅危惧種として大事に保護されるかのいずれかもしれない。もし食糧であれば、想像図からすれば、味は蟹とエビを混ぜ合わせたような美味で、マグロに匹敵するような人気食材となってるかもしれない。
 実に馬鹿馬鹿しいと言ってしまえば、それまでだが、想像するのは私の勝手であろう。