説教要旨とみことば

いのちの冠福岡教会の礼拝説教の要旨と聖書のことばです。

2016年4月24日 説教要旨 

2016-05-10 21:27:21 | 説教要旨
2016年4月24日 説教要旨 
ローマ人への手紙1章1~5節

先週まで使徒の働きを学んできました。ペンテコステ(聖霊降臨)から始まり、エルサレムからローマへと福音が宣べ伝えられていった、聖霊の働きを学びました。今週からローマ人への手紙を学んでいきます。ローマ人への手紙はパウロが書きましたが、他の手紙と異なるのは、パウロやパウロの弟子たちによって生み出された教会ではないことです。また、キリスト教の教理の大切な事柄が書かれた手紙で、ルターの宗教改革など、重要なことがこの手紙を通して行われてきました。この手紙を学ぶことを通して、信仰の基本的なことを知り、学ぶことができます。
パウロは最初に挨拶をしていますが、自分のことを「キリスト・イエスのしもべパウロ」と呼んでいます。しもべとは奴隷のことです。つまりキリストの奴隷となったと言っています。当時は実際に奴隷がいましたから、その意味合いは大きかったでしょう。パウロは特に神の働きに召されていましたが、私たちも根本的にはキリストのしもべなのです。私たちはキリストを信じる前は罪と死の奴隷でした。しかし、神の愛と憐れみによって神の子イエス・キリストをこの地上に送って下さり、私たちの罪の身代わりに十字架にかかり、贖い(あがない)のわざを成し遂げてくださいました。罪の奴隷であった私たちを買い戻してくださったことによって私たちは罪が赦され、永遠の命が与えられました。いま私たちはキリストのものとなりました。ただ、神さまは私たちに自由を与えてくださっています。神に従うことも従わないことも選択できます。しかし、神は愛の方であり完全なお方ですから、私たちがしもべとなり、従う時に一人一人に神の最善の計画が現わされていきます。パウロの人生は波乱万丈でした。しかし、パウロにとってそれは喜びであり、悔いのない、素晴らしい神の業に預かる栄光の歩みでした。神に従う時、私たちは神のご計画の一部となり、素晴らしい恵みの中を歩むことを覚えてください。真にやりがいのある人生、悔いのない人生を歩むのです。これはパウロのように神の愛と恵みを知るところから始まっていきます。私たちもさらにその恵みの中を歩んで行きましょう。