説教要旨とみことば

いのちの冠福岡教会の礼拝説教の要旨と聖書のことばです。

2016年4月3日 説教要旨

2016-04-21 23:54:49 | 説教要旨
2016年4月3日 説教要旨 
使徒の働き27章18~44節

パウロを通して語られた神の忠告に耳を傾けなかったローマの百人隊長たち276人を乗せた船は嵐に会い、激しい暴風に翻弄され、最後の望みも断たれようとしていました。しかしまさにその時、パウロは全員を励ましました。「元気を出しなさい。あなたがたのうち、いのちを失う者はひとりもありません。失われるのは船だけです」(22)彼が絶望的な状況の中でも確信をもって語り、皆を励ます事ができました。それは御使いを通して神のことばが語られたからでした。「恐れてはいけません。パウロ、あなたは必ずカイザルの前に立ちます。~」(24)神のことばは人を立ち上がらせます。私たち一人一人の歩みにおいて神のことばを受けていること、信じていることは非常に重要です。困難な状況であればあるほど、神のことばは力と真実を現わします。
その神のことば通り、船は陸地に近づいていることがわかりました。しかし、パウロのことばを信じない水夫たちが、自分たちだけボートで逃げようとする事件が起きてしまいます。また、さらに船は座礁してしまい、今度は兵士たちが囚人たちが逃げてしまわないように殺そうとします。神のことばが語られても、すべて上手くいったのではなく、色々の問題が許される中で成就していきました。
神さまは私たちの信仰を訓練され立て上げていかれます。時には忍耐も許されますが、神のことばは必ず成就していくことを覚え、最後まで信仰の歩みをなしていきましょう。また、船は教会に例えることができます。私たち一人一人は弱い者ですが、キリストのみ体である教会につながり、聞き従っていくとき、神の完全な守りと勝利をみるのです。パウロたちは紆余曲折はありましたが、島に打ち上げられ、示しの通り、ついに助かったのでした。