いま、上映されている映画「いのちの山河~日本の青空2~」の舞台としても有名な岩手県旧沢内村(現 西和賀町)へ党区議団の同僚区議と一緒に3名で視察に行ってきました。1950年~60年代にかけて沢内村は「生命尊重こそ政治の基本」を掲げる深沢晟雄村長(当時)時代に村民ぐるみの住民健康向上運動が進むなかで、全国で最初の高齢者と乳児の医療費無料化を実現した村です。雪深い貧しい山村で豪雪・多病・貧困の三重苦と村民・村行政が正面からたたかい全国初の乳幼児死亡0の快挙を達成するなど、数々の成果をあげてきました。自民党政権が進めた構造改革の政治のもとで、貧困と経済格差が社会に蔓延し、生命を軽視する風潮が吹きあられる現代において沢内村が1962年(47年も前に!)に掲げた地域医療計画は注目されることではないでしょうか。すこやかに生まれ すこやかに育ち すこやかに老いる~この目標を実現するために、誰でも(どんな経済困窮者でも) どこでも(どんな僻地でも) いつでも(24時間365日生涯にわたり)最新・最高の包括医療サービスを目指した地域包括医療活動の取り組みを当事者から聞けたことは最大の収穫でした。
照井富太(元沢内村健康管理課主幹)さんや高橋和子(西和賀町議)さんには忙しいなかこの視察にご協力をいただきました。ありがとうございました。
写真は深沢晟雄資料館で等身大写真パネルの前でです。