区議会選挙後の最初の区議会・臨時会が今日から始まりました。今日の区議会
では、議会役職を決める互選・選挙などが行われました。党区議団は選挙で示さ
れた区民の声が反映する区議会運営が行われるように、区議会第一会派から議
長、第二会派から副議長、第三会派・第四会派から監査委員を選出し、各常任委
員会・各特別委員会の委員長と副委員長は会派議員数に応じて選出するよう求
めていました。
しかし、今日の臨時会で議長は自民、副議長は公明から監査委員
も自民・公明から各一人ずつが選出され、そして各常任委員会・特別委員会の委
員長・副委員長は自民・公明・民主で殆ど独占し、9名で区議会第三党の日本共産
党区議団から監査委員および委員会での委員長・副委員長を選出しない暴挙が強
行されました。これは選挙で示された民意に背を向け、多様な区民の声を反映させ・
応える区議会の使命への挑戦ではないでしょうか。
正副委員長の会派ごと配分
( )内は議席数 [ ]内はドント式によって振り分けた場合の配分数
日本共産党(9名) 委員長0名[2] 副委員長0名[2]
自民党(16名) 委員長6名[4] 副委員長4名[4]
公明党(12名) 委員長3名[3] 副委員長4名[3]
民主党(5名) 委員長1名[1] 副委員長1名[1]
次世代の党(1名)委員長0名[0] 副委員長1名[0]
委員長・副委員長の互選に対して委員会での私の発言は以下の内容です
大田区議会では2006年までの15期までの60年間は会派の議席数に応じた役
職配分を各会派の代表が集まって、合意をして進める円滑な議会運営が行われ
てきた歴史があります。
それが2007年からの16期、2011年からの17期で崩れてきており、異常な議
会運営となっています。この異常な議会運営を改善するため、4年前は自民・公明
・民主党を除いたすべての会派の超党派の議員で正常な議会運営を求める要望
書を出しました。
その時、自民党議員から重要な問題であるとの認識が示されました。
また、今期は日本共産党・維新・ネット・緑・フェア民の議員連名で前期と同様の要
望書を自民・公明・民主党の代表者に手渡しています。円滑な議会運営・議会制民
主主義は話し合いを徹底的にすることが大事だと思っています。
4年前も同じようなことを主張しましたが、委員長・副委員長互選の投票結果は一部
会派の密室で決めらているかのような結果でした。このようなやり方を繰り返さないた
めにも、全会派一致の合意が取れる指名推薦を求めます。