6月に入り、そろそろ区内の小学校・中学校でもプール授業が始まります。 日本共産党区議団
は本日、清水 大田教育長に緊急要望を提出しました。
福島原発の爆発事故以来、放射能汚染に対して心配の声が大田区内でも広がっています。
特に小さいお子さんを子育て中の区民から、子どもを外で遊ばせても大丈夫か?学校の水道水
を飲んでも大丈夫?運動場は?これからプール授業がはじまるが水を飲むこともあるので屋外
のプールに入れたくない等の不安が寄せられています。区内の多くの小学校ではプール授業が
始まる前に、小学3年~4年生は掃除前にプールにたまった泥に生息したヤゴ(トンボの幼虫)
の捕獲をする授業があるようです。水や、泥に積算した放射能が心配なのでこの授業を中止し
てほしいという要望が寄せられました。
日本共産党区議団は区内の放射能被害について臨時議会でも質問し、放射線量の定時定
点での測定を求めました。「大田区内の大気中や水道水、学校の土壌などの放射能の正確な
値を測定することはしない」「東京都のデーターで安全なので区が測定するつもりはない」と区は
答弁しています。
以下が申し入れ書です。
学校のプール授業に関する緊急要望 大田区教育長 清水 繁様 日本共産党大田区議団 2011年6月1日 まもなく小中学校のプール授業が始まります。プール授業開始に当たっては、清掃は小中学校 とも業者に委託していますが、小学校では教育の一環としてヤゴの捕獲を行なっています。 3月11日の東日本大震災、特に福島原発の事故のために放射能汚染の不安から、保護者のみ なさんより「ヤゴ捕獲は中止して欲しい」「実施するならば、安全と判断した「データ」をきち んと提示して欲しい」など子どもをプールに入らせることに不安の声が届いています。 ヤゴの捕獲については学校に判断が任されていますが、保護者の不安に応えるためにも、学校 での放射線量測定を行い、数値を発表することや今年に限ってヤゴ捕獲を中止するなどが必要と 考えます。保護者の声を真摯に受け止めるよう下記のことを要望します。
記 1、 ヤゴ捕獲実施に当たっては、保護者と十分話し合いをすること。 2、 実施するならば、安全と判断した「データ」を提示すること。 3、 プール授業については、学校での放射線量測定を行い進めること。 以上