雀ばぁば

おしゃべり雀、孫7人

本音の本音

2009-08-15 21:09:09 | Weblog
お義母さん、
93歳まで元気でいるんだから
もっと、ゆったりとお暮らし下さい。

お手伝いしなきゃと
張り切らないで下さい。


これくらい、させて下さい!とおっしゃるけれど


手の力が弱ってるから
お茶缶の蓋が開かない。

ちょっと、開けて下さい。開かない・・・。

ハイハイ。

力がなくなってしまって、情けない・・・。
(痛そうに手を撫でる。だから、しなくてもいいのに・・・)



電子レンジの使い方が分からない
(しなくても、いいんだけど・・・)。
その度に、同じ事を教える。

“あたためる”を押してから“スタート”を押してね。

ああ、そうだったね。

力がないから思い切り押すのか
ピッピッ  音が2回。

2回押すと違うメニューになる。

しばらくしてから

取り消すのはどうすればいいの?

眺めていたけど分からなかったらしい。

“取り消し”を押してから
もう一度、やり直してね。

あっ、そうか!

何度か、やり直して
やっと ピッ と押せる。

むずかしいねぇ!
(私も近い将来、そうなる・・・


今日も、ピッピッと音がしたけど
取り消し出来るかな?黙っていたら
そのまま、スタートを押すつもりだったらしい

“スタート”を押せばいいのね?
自信なく、聞いてきたので
私はまた、自分の手を止めなければならなかった。



義母のご飯は、柔らかく炊き直しているが
鍋にご飯と水を少し入れて火に掛けるだけ。

なにかお手伝い…と言われたら
まず、これをお願いすることにしているが
ガスを点けるのもその度に、オロオロ。

おまけに、5~6分、じっと見ていてくれたらいいのに
火に掛けたまま
スゥ~ッとどこかへ行ってしまう。

そこにいても、見ていない。


バリバリ、音がし始めて慌てる。
焦げるよ~

私が、時に焦がしてしまうからお願いしたのに・・・
これじゃぁお手伝いにならないじゃ あ~りませんか~



それで・・・

これとこれは 冷蔵庫へ入れるのね!などと
仕切ろうとする
(しなくても、いいって・・・)



もう一つ、閉口しているのが
“大変ねぇ”の口癖。

顔をしかめて
さも、同情しているかのように
“大変だったでしょう
“大変ねぇ!”

日に何度も言われると
イライラしてくる




昨日、娘一家が突然やって来て
夕食をともにした。

しばらくぶりで楽しいひとときだった。
孫2・3号君達は お泊まりに。
孫1号君は、弟たちのいない静かな家へ
嬉しそうに帰って行った。

最近は、
食べるものは娘達が買ってきて
費用は、私たちが持つ…パターン。
ご馳走を用意したりはしない。

後片付けは、ちょっと大変だが
日に何度も何度も
同情してもらうほどのことはない。


ちょっと、草引きをした。

暑い中、仕事に歩いて行く。

頼まれ事で少し忙しかった。

フラのスカートを縫う。

町内の仲間が我が家でチョイ飲み会。
(つまみと酒だけ。何もしない)


全部、 “大変ねぇ”なのだ。
まるで、自分が全部仕切っているかのように
大変、大変を繰り返す。

大したことないよ!と言うのに
顔を会わす度に言われて、
今日は切れそうだった。


“おばあさんだって、若い頃は
チョチョイのチョイでやってたでしょう!?
大したことないの!”




お義姉さまへお願い!

電話の度に
お義母さんを焚きつけないで下さい。

A子さんに 迷惑を掛けちゃダメよ!

ボンヤリしてたら呆けるから
A子さんのお手伝いをしなきゃ!

しっかりしなきゃダメ!
寝てばかりいないで!

自分のことは自分でしなさいよ!



93年も生きてきた方は
おっとりと暮らして
適度に呆けて頂く方が
よろしいかと・・・


老いては子に従えと言うでは あ~りませんか