チョコハナな日々

ちょこっとした日常のさまざまなことに対する想いを書いていきます。

くすり...こわい...

2013-09-12 | 障害者問題あれこれ
ここ2か月の間、あの親子と会わない。

いつも予約時間が、わたしの前だったのに...

受診日がずれたのだろうか...

2か月前にあったとき

高齢のお母さん、息子さんの通院介助が「もうしんどい..」と悲痛な面持ちだった。

その息子さんも、3か月前に会ったときから険しい表情になっていた。

彼は、うちの娘と同じように抗てんかん薬を何種類か服用している。

ちょっと前まで「イーケプラの服用で発作の数が減った」と喜んでいた。

前の主治医から「イーケプラの量を減らす」ように指示されていたが、

今年の春から担当医が替わった。

今度は「イーケプラの増量」となった。

それがきっかけになったのか、

今まで薬の副作用でとろんとしていた彼がいらいらと..辛そうな顔へ変わった。

身体に湿疹ができ、皮膚科も受診するようになったが、症状がひどくなっていった。

彼は、「からだの中に棘がある」と訴えるようになったのだ。

お母さんは「棘なんかないのに」と困惑し、焦燥した顔。

あれから2か月...どうしているのか気になった。

...聞いてみると...

彼は2か月前に精神病院に入院した...そうです。

はやく辛い症状がなくなったらいいのに...

そう願う反面、薬の怖さというものが実感できた。

このまま娘に何種類の薬を服用させると..

いずれ彼のように..

いや、もう娘の変な行動は薬の作用のせいなのだろう。

発作が怖くて服用させているが、ああなったら...

薬物中毒患者の話を思い出し、

切るときが、切った後も..からだから完全に抜けるまで相当の時間がかかる

20年服用してきたなら

抜けるのに40年..かかるのかも..

「発作を抑えてあげたい」という親の切実な思いが、時に裏に出る場合もある。