チョコハナな日々

ちょこっとした日常のさまざまなことに対する想いを書いていきます。

虫嫌い

2010-10-19 | 日々のひとこま
小さいときは、わたしも虫取りかごと網を持って近くの草むらへ行っていた。
蝶もバッタも素手でつかむことができた。
それが、小学校へ上がる前後からか...怖くなったのだ、虫が。
虫がつぶれると出てくるみどりいろのもの、蝶の羽がいとも簡単に取れる、バッタの足が片方はずれている...
それらを見ているとすごい恐怖感を抱くようになり、視野の中に虫が入るとそこから逃げたくなっていた。

「子どもができたら、虫嫌いは困るよ」。
子どもは虫が好きだから母親がぎゃーぎゃーいっていたら良くないと友人がいうのだ。
確かに...、子どもにはわたしの影響を受けて虫嫌いになってもらいたくない。
虫嫌いを克服しよう。
子どものために...とはいえ、これがなかなか難しい。
バイオパークへ連れて行くと、熱帯館の中に蝶がひらりと飛んでいる。
蝶嫌いの人は気持ちが分かるだろうか。
冷や汗...身体が固まる。
わたしはハンカチでも蝶の図柄ならぞっとしてしまうのだから。
しかし、これも慣れ、慣れてしまえば怖くないはず。
何度も何度も頑張って熱帯館を通ると、蝶が近くに寄らない限り大丈夫となった。

子どもが小学校の高学年になるときは、自宅でもくわがたを飼うようになった。
ゴキブリに似ているが、ケースの中から出なければ、眼が愛らしいと思うようになった。
名前もつけて呼んでいた。

父親のほうが全く虫が平気なように子どもも虫嫌いにならなかった。
わたしは相変わらず虫は触れない。
ただ庭にちょこ畑を作り、野菜の世話をし始めた以上、虫との距離感が近くなった。
1メートル以内に蟷螂がいても、逃げることがなくなった。
飛ばないでくれれば平気。
畑作業のおかげで少しずつわたしの虫嫌いが緩和されていくのかもしれない。