~ 夢の途中 ~

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四国発・・・

2014年03月30日 | 高校野球

センバツもベスト8を賭けた熱戦が繰り広げられてるが・・・何やらまたキナ臭い話題が・・・。

昨年は2年生の安楽投手が5試合、46イニングで772球投げ、投球過多論争が沸き起こった。

そしてまた今年・・・智弁和歌山と延長15回を完投し、その5日後の関東一戦でも完投勝利した岸投手に対しても同様の論争が起きつつある。
(去年も・・今年も同じ地区。何やら関係あるのか無いのか知らないが・・・。)

またぞろ「未来ある高校生に投げさせすぎだ!」な投球過多論が沸騰しそうな予感がしてたら・・・

それ以上に強烈なヤツが飛び出してきた。

前日に延長15回を投げ切った新庄高校・山岡投手、桐生第一・山田投手が今日も・・・先発している。「う~~ん・・・・。」



     


去年の同じような時期に元阪神の江本さんは「投球数なんかクソ喰らえじゃ!」っておっしゃってたし、元メジャーの小宮山さんは「ベンチ入れメンバーを25人に増やすべきだ」とおっしゃった。(まぁぶっちゃけベンチ入りのメンバーが増えようがどうしようが1人の投手を使い続ける監督は減らないと思うが・・・。)


どうなんだろう?以前、整形外科医の馬見塚先生の著書に、(ボクの情報が間違ってたらごめんなさい)投球障害のなかで最も多い肘内側側副じん帯損傷は、そのほとんどが小学生時代に発症していると紹介している。(だったと思うし久商のトレーナーをしている後輩も同じことを言っていた・・・はず。)

だからと言って小学生で故障しなかったから多少投げすぎても大丈夫!とはならない。


「高校野球は大事かもしれないがそれが全てではない」です。ケガや故障に留意してプレーして(させてあげて)下さい。


そしてじっくりと見直した昨日の広島新庄高校 対 桐生第一の試合。(をDVDにしこっそり休日出勤中に観ている。事務員さんキミが早く入力してくれないからオレの仕事が進まないんだけど・・・。)

広島新庄高校の投手はどうやらプロ注目の投手らしい。

※ココから先は個人的な好き嫌いが多分に入り込みます。


「う~~~ん・・・わからない」・・・確かに良いボールは投げてるのかもしれない。


でも・・・あまり好きな投手ではない。

昨日の試合を見て思ったが彼は投げる事以外に興味はないんではなかろうか?

ランナー二塁で彼のクセが顕著になる。投球する時と牽制する時のクセが酷すぎる。もしわざとクセを出して「ここぞっ!って時に走者の逆を突き刺そう」と考えてるのなら立派だし「クセが酷いとか言ってごめんね。」って謝るが多分違うだろう。


それに一・二塁間に飛んだ打球に対する彼の動きは、彼が1塁ベースカバーに入る動きは実に緩慢。

計測した限りでは(バットに当たった瞬間から計測)4.32秒・・・これではちょっと速い左打ちの打者走者は(これは普通よりちょっと速いぐらい)殺せない。それどころか右の足の速い打者が体を流しながら打った一・二塁間の打球もアウトに出来ないかもしれない。

それだけではなく牽制も遅い。彼が動き出して(左投手の彼が最初に動くのは右足です)彼の牽制のボールが一塁手のグラブに入るまで1.74秒(6回投げた平均です)。もし、ランナーがギャンブルスタートを切り、牽制を投げられてもそのまま2塁に走ればかなりの確率でセーフになる。(一塁手がグラブにボールを収める+ステップ+ボールが2塁カバーの選手のグラブに収まる+タッチする時間)


高校野球はトーナメントであるからこそキッチリとした野球をしないと勝ち残れない。

打ち取った打者を自分の緩慢な動きで塁上に置き、盗塁で次の塁を与え点を取られる・・・これでは悔やんでも悔やみきれないでしょ!

プロが注目するような球を投げる投手・・・直球と変化球の腕の振りもほとんど変わらない打ちにくい投手なのは間違いないでしょうから、出来れば課題を克服した彼の投球を今年の夏も見てみたい。


しかし、どーーーみても桐生第一の2年生投手の方が投手として完成してるように見えるのは私の見る目がないから・・・だろうか。


あと今年のセンバツの楽しみは彼


投手としても打者としてもいい。でも一番注目して欲しいのは彼の牽制ターンの凄まじさ!これはちょっとスゴイってレベルを超えている。


ちなみに同じような凄まじいターンをみせる投手が福岡にもいる。

一昨年、イーグルスのドラ・1投手の弟です。


残念ながらクイックが全くと言っていい程出来てないので普通の足の走者が普通にスタート出来ればセーフになる。

が・・・・普通のスタート、普通のリードを取らせない鋭いターンを持っている。夏までに間に合うのか?楽しみな投手です。


楽しみと言えば久留米商業!

もう福岡南部大会を当たり前のように勝ち上がり、気が付けばパート決勝まで駒を進めてる。


勝手に確信している・・・久留米商業の野球は上記したような投手を含めたカバーリングが「当たり前の事を当たり前のように」出来ているから簡単には負けない。接戦は落とさない!・・・・と。

これは技術力ではなく意識の問題です。ここまで徹底して指導出来てるからこそ大事な場面で活きて来るんでしょう。

久留米商業の野球は見ていて面白い。。。。



そんな事を休日出勤の事務所で考えてる。

明日・・3月31日までに提出しないといけない資料がメドすら立ってないと云う悲しい現実。

「すいませ~ん。私のせいで休日まで出てきて頂いて・・・」


「何言ってんだよ!そんなのキミのせいじゃないよ。」(テメーそんなのはいいからさっさと数字打ち込めよ!)


「ホンットにすいません・・・」(だ~か~ら~口動かさずに指を動かせって!)


「大丈夫!だって一人でやるより二人でやった方が早く終わんだろ!それよか早く終わらせてメシでも食いに行こーぜ!」




「すいません・・・夜・・・彼氏と約束があるんです・・・・。」


これが殺意ってヤツなのか?