~ 夢の途中 ~

強い?弱い?上手い?下手?そんなの関係ない!
全員が全力疾走!そんな『何か』を感じさせてくれるチームを応援します!

人を信じるってことは・・・せつないのである。

2012年07月02日 | 日記

今日は15禁ネタだ。いつも読んでくれてるキミやキミ。今日ばかりは読んではいけない。

アマノ師匠と同じような体験をした。師弟は似てくるモンなんだろうか? そんなお話を・・・・

やや二日酔い気味の頭と次男坊をお供に『久留米・ゆめタウン』へ。

スパイクが小さくなったとおねだりである。

全国の野球経験者オヤジ軍団はご理解いただけるだろうが、普段は「野球道具は大切にせぇ~よ」な~んて偉そうに云ってはいるが、子供が「ねぇねぇお父さん、スパイクが小さくなってけん買って~」と色んな野球道具をおねだりされちゃうと、ついつい「大切に使えよ!」な~んて思わずニヤけながら買いに行っちゃう、そんな経験をお持ちのお父さんは沢山いるだろう。


そんな次男坊との楽しいひとときを過ごしていると・・・・ある女性と.....出逢った。

ここではその女性の事を説明せねばなるまい。

その女性とは、私が部長に連れられてたま~に行く『久留米・文化街』のカラオケなんぞ下世話なモノもなく、中央のデンとグランドピアノが置いてあるような高級なクラブで働いておられる。

そんな彼女の生い立ちは非常に悲しく同情を禁じえないのだ。

「両親は私が小さい時に離婚し、女手一つで私と私の幼い二人の兄弟を育ててくれたの。でも、そのお母さんも病気がちで、今は大学生の弟の学費と、高校生の妹の学費を出してあげないといけないから・・・・わたし・・・がんばんなきゃ!」


お酒のせいか年のせいかは分からないが涙が出てくる。可哀想な女性を無下にするほど野暮な男ではない。

勿論、食事に誘われご馳走したことは枚挙に暇がないし、プレゼントも数多の如く・・・は言うまでもあるまい。

当然、可哀想な生い立ちの女性に対し私は見返りを求めるような卑怯な男では断じてない。(是非にと言われりゃ喜んでいただくが

同僚からは「お前、それウソに決まってるやん!騙されよるバイ!だいたい22歳って言いよるが実際は28歳バイ!かわいそうなヤツばい!」・・・かわいそうな男である。キミは人を信じることが出来ないのか? 彼女の黒く澄んだ瞳がウソをつくはずがないじゃないか。

彼女の純粋さは私が一番知っている。パンツが見えそうなぐらい短いミニスカも、これ見よがしの溢れんばかりの谷間もすべては弟妹のために仕方なく・・・・が正解である。まったくバカな同僚である。

そんな彼女が『久留米・ゆめタウン』を歩いていた・・・・中年の土木会社勤務風の男と・・・・腕を組んで....。彼女の右手は男性の腕を組み、左手には明らかに某メーカーの服が詰め込まれているであろう紙袋がぶら下がっている。もちろん、その男性の脇には中年男性の必須アイテムであるセカンドバックが挟んであるのは言うまでもない。

これを観てピンとこないような鈍感な男ではない。


「はっはぁ~ん!ピンと来たね!あの中年男性は幼い時別れた彼女の父親なんだ!きっと久しぶりに会って甘えてるんだろうな!」・・・・間違いないだろう。

ここで声をかけるほど無粋ではない。無粋ではないが、いつも間接照明で観ていた22歳の彼女が、少しだけ年がいってそうに見えたのは気のせいだろうか?.....気のせいだと信じたい。いや、信じるべきである。でなければ・・・今までの投資が水泡と帰してしまう。



その後次男坊と観た映画が・・・・せつなさを加速させた。

     

 そんなあじさいが映える梅雨時期の日曜日の出来事だった。。。