「学ぶことを知っている人は 誰のせいにもしない」
学ばないヤツは人のせいにする。自分に何が足りないかを考えないから。
学びつつある者は自分のせいにする。自分に何が足りないかを知っているから。
学ぶことを知っている者は誰のせいにもしない。
常に学び続ける人でいたい。いつまでも成長したい、という気持ちを持ち続けたい。
(2010年11月サッカー選手のあり方について語った言葉)
「たった1センチでもいい 前に進もう」
失敗して、考え悩むこともあるだろうけど、立ち止まっていてはいけない。
一気に100メートルも進まなくていい。
1センチでもいいから前に進もう。
過去のことなんてどこかにしまって、今をしっかりと歩むことが大切だ。
(17歳のとき、ブラジル時代の恩人から教わった言葉)
「遠回りをしたことで 得るものもある」
いくら調子が良くても、そのときの状況でうまくいかないこともある。
つらいことだが、腐らずに自分自身を見つめ直すことがとても重要だ。
遠回りした経験が財産となり、前を向いて進むための原動力になる。
(2010年9月、試合に出られなった自分自信に送った言葉)
『KAZU魂のメッセージ 底力』より
どんなに、順調に見える人であっても、好調のときもあれば、不調のときもある。
しかし、あとから振り返ってみると、その不調や苦しみのときの経験が、今に役立っていることは多くある。
不調のさなかにあるときは、それがいつまでも続くと思ってしまう。
しかし、どんなに絶不調であっても、いつかは必ず上向く。
谷があれば、山もあるのだ。
谷にあるときの過ごし方は、自分の実力を磨き、基本的な力をつけることに使うこと。
高望みしたり、背伸びして、無理に山に登ろうとすることではない。
不調のときは、コツコツと実力をたくわえ、腐らずに待つこと。
そうすれば、いつか必ずチャンスはやってくる。
人生には時として、遠回りも必要だ。
本当の苦労を知ってるカズさんの言葉は強い。
言葉も通じないブラジルへ単身で乗り込み、味方がパスさえ回してくれない日々。
自分がドリブルで進んでいても味方にジャマされ、なんとボールを取られたり・・・。
それでも『サッカーが好き』、『もっと上手になりたい』そんな純粋な気持ちで一心不乱でボールを追いかけ続け、ついには仲間に認められ・・・・そしてチームに欠かせない選手に育っていくカズさん。
努力や諦めない気持ちを体現し、大事な事を我々に発信してくれる。
そして・・・・フランスW杯で直前にメンバーから外された時の言葉は本当に痺れた。
それは帰国後すぐに行われた会見・・・
相当悔しかったハズだしTVカメラの前でなんか喋りたくなかったでしょう。
「日本代表としての誇り、魂みたいなものは向こう(フランス)に置いてきた」
大震災のチャリティーマッチでのカズさんのゴールは・・・・あの日、あの時、あの場所でのゴールこそがサッカーの神様の贈り物であり、まさに『カズの集大成』のゴールだったと・・・・・。
諦めない気持ちが作り出したゴールでした。
私も・・・諦めが悪い男、かっこ悪いがしがみついてでも・・・・そんな気持ちをいつまでも持ち続けたい。