昨2月2日に、地元法人会主催の講演会を聴きに行ってきました。
講師は、”岸 博幸 氏”で、官僚出身の今は慶応大教授です。
テレビにも、ちょくちょく出ている方のようです。
テーマは、”今後の日本経済と企業経営”で、閑人が聞き取った内容を、少し記して
おきます。
今の日本経済のテーマは” デフレと低成長からの脱却”で、異論の無いところです。
先ず、”デフレ脱却”については、目途がつきつつある。
(なりふり構わぬ金融政策を採っていますけど)
次に、成長率がある程度長期的に見通せるようになれば、経営者心理からしても
賃金はアップトレンドに入るだろう→好循環の始まり。
成長率には、短期的要素と長期的要素がある。
短期的成長は、金融政策と財政出動である程度実現することができる。
一方、長期的成長は”付加価値生産性”を上げなければ、実現し得ないものである。
その為には、”ビジネス・イノベーション”が必要。
イノベーションには、小さい産業・中小企業・地方自治体の頑張りが必須。
手法的には ①グローバル化
②デジタル化 であろう。
日本経済には、”強い現場の力”があるから将来を悲観することはない。
東京オリンピック・リニア新幹線は、経済復活のスプリングボードとなり得る。
概ね、こういう内容だったように理解しました。