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ちい坊のオッカケ人生

ハイテンションでクールな ちい坊のオッカケ記録

闇の子供たち

2008年09月17日 | MOVIE
「闇の子供たち」


監督 : 阪本順治
出演 : 江口洋介 宮崎あおい 妻夫木聡 佐藤浩市


8月2日の公開日、関東では、渋谷、横浜、川崎のみで
札幌、名古屋、大阪2館、全国でも全7館の上映状況に
諦めていたところ、話題性が大きく千葉県でも上映決定


小説の映画化。エンディングに流れた主題歌に、興醒め



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東京物語

2008年09月14日 | MOVIE
「東京物語」


監督 : 小津安二郎
出演 : 笠智衆 東山千栄子 原節子




千葉県千葉市内の映画館「京成ローザ 10」「開館50周年記念 名作劇場」

9月13日~9月19日 敬老の日の前後の上映がニクイ。機会がある方は是非



「日本映画の最高傑作」とも評される名画。私自身、何度、見たことだろう・・・
次男の妻のセリフに伺える、人間という存在を見つめる、確かで優しい眼差し


笠智衆 東山千栄子 名優の演じる老夫婦の心境を思うと、哀しくて切なくて、
初めて見た時は、長男も長女も、なんて冷たい人間なのだろうと感じてしまい
親を疎む人間になりたくないと、次女の視点でしか見ることができないでいた。


今でも私は次女の立場で見てしまうけれど、次男の妻が次女を慰めたセリフが
理解できるようになった気がする。人間は誰でも自分の生活が1番大切なのだ。
兄姉も「ズルい」わけではない。それが 大人になるということなのかも知れない。


それぞれ置かれた立場で見れば、違う風景が見えるし、抱く思いも異なるだろう。
私も、環境に変化が生まれた時に、また見たい。その時、何を感じるのだろう・・・



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おくりびと

2008年09月13日 | MOVIE
「おくりびと」


監督 : 滝田洋二郎
出演 : 本木雅弘 広末涼子 山崎努 吉行和子


湯灌の儀式に厳粛に真摯に立ち向かい、その仕事に誇りを持つ主人公
御遺体への敬意、御遺族への慈愛、芸術的な美しい所作、丁寧に描写


チェロ指導に柏木広樹、ソロ演奏に古川展生、エンディングロールに名前



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20世紀少年

2008年09月02日 | MOVIE
「20世紀少年」


監督 : 堤幸彦
出演 : 唐沢寿明 豊川悦司 常盤貴子 香川照之 石塚英彦


30年前に自分が創作した「よげんの書」と酷似した事件が実際に起きるという設定

「ケ~ンジ君 アソビマショ」ロングバージョンの予告編に、背中に冷たいものが走り
漫画の登場人物と、良く似た俳優陣の写真が並べられたパネルに、期待度100% 



   でも・・・



誰かがアタフタする様子を カメラが執拗に追い、スタジオで見ているゲストがアップ
引っ張るだけ引っ張った挙句、肝心な所で画面は停止、オチはCM後の思わせぶり
漫画というよりは、最近どの局でも見られる、バラエティー番組のノリ。何かテレビ的。





  

漫画では感動的と思えるようなシーンも、未読の人間には あまりにも唐突で不親切。
ラストに、「To Be Continue」の文字が現れた時、誰もが冷ややかに固まった・・・



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デトロイト・メタル・シティ

2008年08月24日 | MOVIE
「デトロイト・メタル・シティ」


監督 : 李闘士男
出演 : 松山ケンイチ 加藤ローサ 松雪泰子


「タイトル」だけでは見ないタイプの映画だけど、予告編で大笑いしたので挑戦。
笑えたシーンは、映画の中でも、確かに面白い。弟とのカラミのシーンも笑える。

卑猥な言葉は致し方がないとしても、タバコの演出だけは 問題があると感じた。



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言えない秘密

2008年08月23日 | MOVIE
「言えない秘密」


監督 : ジェイ・チョウ
出演 : ジェイ・チョウ グイ・ルンメイ


ジェイチョウは、監督、脚本、主演、音楽
作曲した「Secret」 切なくて「泣きそう」

 

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同窓会

2008年08月17日 | MOVIE
「同窓会」


監督 : サタケミキオ
出演 : 宅間孝行 永作博美 鈴木砂羽


「勘違い」のオチは直ぐに分かるし、「彼」の正体も読めてしまうけれど
ギリギリのところで ベタベタ感を抑えていて、ドタバタ劇の印象はない。
個人的にも、「ヒューマンコメディ」が好みだということもあるけれど・・・

主人公のセリフの通り、監督は「心が温まる映画」作りたかったのね~



 

映画の中で、帰郷の東京土産で登場する「東京ばな奈 見ぃつけたっ」
先着順・全国総計2000名にプレゼント。知らずにビックリ! 御馳走様



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きみの友だち

2008年08月12日 | MOVIE
「きみの友だち」


監督 : 廣木隆一
出演 : 石橋杏奈 北浦愛


 

重松清の小説の映画化。主人公と同世代の学生達は、しきりに時計を確認するし
隣にいた御年配の御夫婦は、相談した結果、1時間ほどで映画館を出ていかれた。



   

小学生の頃のエピソードと二人の心の繋がり、子役の演技に胸は打たれるけれど
オムニバス的に話が挿入されることで、メインの物語が散漫になっていくのが残念。


「途中でいなくなっちゃうかもしれないけど、一緒にいて、いい?」この大切な台詞が
先に流れていたら、友だちを喪った彼女の哀しみのシーンが 強く伝わった気がする。



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スカイ・クロラ The Sky Crawlers

2008年08月10日 | MOVIE
「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」


監督 : 押井守


 

森博嗣の原作「スカイ・クロラ」未読で、「キルドレ」という単語に関して
情報を得ない状態で見ていたら、誰の「声」にも、感情が動かないゆえ
誰にも感情移入ができないまま、2時間が過ぎてしまうような気がする。



ただ「キルドレ」の単語を理解して挑戦すると、監督の「真実の希望」は
たとえ理解できなくても、何かが心に残る作品だと、個人的には感じた。




大人でも、子供でも、人間なら、誰でも、昨日のような、今日ではなくて、
明日のような、今日でもない、今日のための、今日を生きるために・・・



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百万円と苦虫女

2008年08月09日 | MOVIE
「百万円と苦虫女」


監督 : タナダユキ
出演 : 蒼井優 森山未來 ピエール瀧


「西の魔女が死んだ」を見た時にも感じたことだけれども
主人公にとって、親の「存在」と「関係」は、薄いのかな~


映画のテーマと異なるから描かないことは分かるけれども
主人公が、日常生活で、どんな大きな問題と闘っていても、
親は関知せずに 薄く描かれること自体、かなり驚かされる。



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運命じゃない人

2008年08月02日 | MOVIE
「運命じゃない人」


監督 : 内田けんじ
出演 : 中村靖日 霧島れいか 山中聡 山下規介


「アフター・スクール」の、内田けんじ監督の、2004年の作品。
シネマート六本木で7月26日~8月1日 1000円特別上映。


自分が生きている時間と空間、他人が生きている時間と空間
互いに気付かないけれど、交錯しながら進行しているのね~ 


もっと何か大切なシーンを、見落としてしまったかも知れないと
再度、見て確認したくなるという、不思議な魅力。内田ワールド


誰もが 現金に翻弄されてしまう中、現金の存在さえ気付かず
無垢な世界に生きたままの主人公。その軸がブレない。見事。



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カンフー・パンダ

2008年07月31日 | MOVIE
「カンフー・パンダ」


監督 : マーク・オズボーン


拒む、憐れむ、哀しむ、シーフー老師の目の表情が
アニメーションとは思えないほど、怖いくらい リアル
カンフーも迫力。映像的に夏の暑さも吹き飛びそう!


「自分自身を信じる」という哲学的な一面もあるので
タイランが 心を改めるようなシーンが、ほしかったな。



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歩いても 歩いても

2008年07月27日 | MOVIE
「歩いても 歩いても」


監督 : 是枝裕和
出演 : 阿部寛 樹木希林 原田芳雄 YOU


乗り越えたくても、乗り越えることができないでいた 父なるもの
逃げ出したくても、逃げ出すことなどできないでいた 母なるもの


それでも、子供は、いつか、否が応でも、気付かされる時が 来る。
強く頑なに見えた父の弱々しさ。深く豊かに感じた母の小ささ・・・
親の老い、そして もう自分は子供に戻ることができないことを・・・



炊飯、食事、風呂、洗濯、掃除、365日、一生、 繰り返されること。
家族として暮らしを営むことは、生活は、キレイゴトだけでは、ない。

家族であるからこそ 許せないこと、家族であるからこそ 許せること
繰り返しながら、誰もが大人になり、「歩いて」いくしかないのだ・・・
たとえ「人生は、いつもちょっとだけ間に合わない」のだとしても・・・



8月の御盆の季節、日本の何処かで、同じ風景が見られることだろう。
お母様を亡くされた監督自身の経験が、映画の契機というのも頷ける。
切なく愛しい映画だと思う。俳優は誰もが自然体なのに 味わいがある。



そして、寺山修司監督「さらば箱舟」と並び、私の「邦画No.1」となる。



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崖の上のポニョ

2008年07月26日 | MOVIE
「崖の上のポニョ」


監督 : 宮崎駿


「アンデルセン物語 人魚姫」の現代日本バージョン

海、波、魚、荒れ狂う波の表現は 素晴らしいの一言



監督の頭の中の「自然との共生」という壮大なテーマ
大人も深読みが必要だけれど、子供に伝わるのかな

「ポニョ かわい~い」 「ポニョ すき~」 子供の心に
これだけ残るなら、これしか残らないなら、勿体ないな。



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ぐるりのこと。

2008年07月09日 | MOVIE
「ぐるりのこと。」


監督 : 橋口亮輔
出演 : 木村多江 リリー・フランキー 


「ちゃんとしたい」 1人で頑張りすぎて、いつも空回りしてしまう彼女が
身体の力を抜いて、強張る顔を緩めて、彼と寝転ぶシーンが心に残る。



トンカツ屋の息子のイタズラ、病院の父親の似顔絵の間違い、下ネタ
笑うに笑えない場面、過剰な演出、ハイテンションな脇役、疲労感・・・


彼女の絶望感と犯罪被害者の絶望感を、重ねて描いてほしい気がした。



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