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ちい坊のオッカケ人生

ハイテンションでクールな ちい坊のオッカケ記録

永遠

2009年09月16日 | MUSIC
「永遠」
オリガ EMIミュージック・ジャパン 1998年9月


1 雨
2 私の太陽
3 遠い日
4 忘れな草
5 二人の絆
6 Star
7 花の散るとき
8 永遠とは
9 TAM
10 ピリグリム(インストゥルメンタル)
11 こわれた夢
12 ポーリュシカ・ポーレ


某アルト奏者の「“間奏”における 印象深いソロ」を挙げてみたけど
「Tank!」は、「間奏」とは言わないかも知れないと思い直し、却下。


思い出したのが、ロシアのシンガー、オリガさんのアルバム「永遠」
聴いたことはあるけど、アルバムという「形」で、側に置きたくて購入。

彼女の声と、1曲目の、某アルト奏者の透明なサックスに、癒される。
帰らない人を詠む曲が多いけれど、ロシア語が分からなくても、逆に
日本語や英語ではない言葉の響きだからこそ、想う心が伝わるかも。


アップテンポの「TAM」も、カッコイイ。楽曲的にも、優れたアルバム。



原宿表参道元氣祭 杜の響き

2009年09月06日 | MUSIC
「原宿表参道元氣祭 杜の響き」

@明治神宮会館  


川嶋あい(vo)、川江美奈子(vo)、中村中(vo)、稲垣潤一(vo)

武部聡志(pf)、鳥山雄司(g)、佐々木真理(key cho)
鹿島達也(b)、坂田学(ds)



   

商店街振興組合原宿表参道欅会、原宿表参道元氣祭実行委員会主催。明治神宮で開催の
イベント「原宿表参道元氣祭 杜の響き」 2008年は、明治神宮御社殿復興50周年と重なり
武部聡志さんのプロデュースで、葉加瀬太郎さん、岡本真夜さんなどを迎え、開催された模様。





2009年も、武部さんプロデュースに加え、稲垣潤一さんが出演ということで悩んでいたところ
8月上旬の鳥山雄司さんのサイトで、「サポートギタリストとして参加するライブイベント」と紹介。



 

鳥山さんのサポートで稲垣さんが聴ける! もしかしたら「ドラマティック・レイン」が聴けるかも。
「是非お出かけ下さい!」の一言に、大きく頷いた私。武部さん、鳥山さんを呼んで下さり感謝。





 

明治神宮は1年に1度は行くけど、明治神宮会館は初めて。イベントまでできる会場なのね~
発券されたチケットを見て、さらにビックリ。席の列はイロハ順に並ぶのか仮名表記。渋い・・・

客席は、メンバーそれぞれのファンの方も、たくさん来ているだろうけど、御年配の団体も多い。





しかし、私の席からは、ピアノが邪魔して、座りながら弾いた前半は、鳥山さんが見えない!!









稲垣さんが、2008年11月19日に リリースされた、デュエットスタイルのカヴァーアルバム
「男と女~TWO HEARTS TWO VOICES」 稲垣さんコーナーの後半は、この「男と女」
アルバムバージョンで、稲垣さんが、女性メンバーとデュエット。個人的にテンションアップ!



ミュージシャンが順番に登場して、何人かでコラボレーションして、最後セッションするという
お決まりのスタイルかと思いながら聴いていただけに、最後デュエットで仕上げるというのは
サプライズ! この流れになるとは、さすがに、読めなかった・・・ 武部さんの企画力に脱帽。








      

稲垣さんが、「男と女」で、中森明菜さんとデュエットに挑戦した名曲「ドラマティック・レイン」は
鳥山さんがアレンジされていて、ギターでも参加しているけど、唸るようなギターがカッコイイ!



何より嬉しかったのは、「ドラマティック・レイン」を鳥山さんのギターをバックに聴けただけでなく
鳥山さんアレンジバージョンで、稲垣さんのデュエットで、聴けたこと! 感謝感激雨霰 










           

その鳥山さんは、稲垣さんと、川嶋さんと3人で、開演前に、本殿に御祓いに行かれたとか・・・
この3人が二拝二拍手一拝する図を想像して個人的に爆笑。鳥山さん、験を担ぐタイプなのね。




メンバーが客席に投げた「明治神宮、行かれたことある方?」 1番に手を上げていた鳥山さん。







「上から読んでも、下から読んでも、中村中」と自己紹介された中さん。強烈な印象を残していた。
「愛はありませんか?」熱唱した途端に真赤なライトがステージを染めて、鳥山さんのギターソロ


「原宿表参道 元氣祭というサブタイトルなのに、元気が出てない!」という、鋭いツッコミも感心。
重厚な歌が嘘のような軽妙な話術で客の心を掴んだ中さん。それから客席は元気になったかも。







客電が点くと、鳥山さんのアルバム「Guitarist」収録曲「Will You Dance?」が、優しく流れる。
最後の最後に嬉しい演出。でも、聴き惚れて、いつまでも居座り、スタッフに退場を促された・・・





「大丈夫だよ」
「旅立ちの日に・・・」
「カケラ」
「元気を出して」
「真実」
「滴」
「春待月夜」
「桜色舞うころ」
「リンゴ売り」
「あたしを嘲笑ってヨ」
「友達の詩」
「雨のロマンス」
「思い出のビーチクラブ」
「大人の夏景色」
「木綿のハンカチーフ」
「Hello my friend」 
「ドラマチック・レイン」
「夏のクラクション」


Enc.

「クリスマスキャロルの頃には」



GTF 御苑夏の音祭り2009

2009年08月29日 | MUSIC
「GTF 御苑夏の音祭り2009」

@新宿御苑イギリス風景式庭園 特設会場  





「お祭りとイベントで東京圏の夏をもっと元気に!」のコンセプトで、2002年から
開催されている「GTF(グレーター・トウキョウ・フェスティバル)」 東京都をはじめ
神奈川、埼玉、千葉の3県を含む首都圏で、地域に根ざす行事やイベントを企画。



      

東京ド真ん中の新宿御苑。30度を超えたけど、陽光が厳しいだけで湿気がない。
開場時間には少し風も出て、個人的には適温。まさに野外ライブ日和で、嬉しい



 

たとえ雨の予報でも、「降る気がしない」と、レインコートを持参しないのは兎も角
イギリス庭園ならチェアが出ると思い込みビニールシートも忘れた私・・・ 感謝! 






2年間、「GTF」の一環であるイベント「NEW CLASSIC GIG in JAPAN」の
音楽監督を務めた鳥山雄司さんが、今回、PYRAMIDのメンバーとライブで参加




     

        

5曲で30分という短い時間だけど、野外で聴く鳥山さんのギターは何だか嬉しい。
ブルーのTylerが旋回するような「Tornado」 点滅するブルーのライトもカッコイイ

鳥山さんも指示を出してたけど 「」 アコースティックギターは音が小さかったな。






「都会の夏を再認識しようという、イベントだと思うんですよね」と語られた鳥山さん。



日中32度の暑さを感じた身体が、緑に囲まれた御苑の芝生で、冷気を感じている。
環境省の ヒートアイランド対策イベント「クールシティ」 御苑はモデルケースだけど
自然が豊かな場所では、夜になると、こんなに気持ちの良い空気に包まれるのね~





 

誰か会場で手を振る方がいたのかな。あの鳥山さんが、ステージに登場するや否や
会場に手を振る。ステージを降りる時は良く振るので、見慣れていたけど、ビックリ!




    

出演者の子供たちを聴きに来たと思われる御家族の方が、最前列で声援を送るとか
藤澤ノリマサさんファンの方が、「黄色い声」だけではなく華やかな横断幕を飾るとか
開放感のある会場だから、ファンの皆様の工夫を凝らした応援合戦(?)も楽しいな~





その藤澤さんは、「ポップオペラ」というスタイルで2008年4月にデビューしたらしい。

1曲をポップスとオペラとで交互に歌うという紹介に、一瞬お笑い宴会芸を想像したら
おもしろさは確かにあるけど決してキワモノではなくて、上品な質の高い芸術の世界。
2つの歌唱法は全く異なるのに、違和感を感じさせず、自然に聴かせる技術は凄い!






現在76歳になられる渡辺貞夫さん。御姿を拝めるだけで来た甲斐があるというもの・・・
アルトサックスの音色も朗々としていて美しく響く。こんなふうに吹けるのは、理想だな~
子供たちと一緒に、明日へと音楽を繋げていこうと精力的に活動する姿に、胸が詰まる。




こういうイベントは、様々なジャンルの方が出演するので、初体験できるのが楽しいな。






残念なのは、入場システム。整理番号付きのチケットなのに、スタッフが列を作らない。
最初は10番ごと呼んでいたのに、「50番から100番の方~」 次第にアバウトになる。
園内にもスタッフが少なく的確な指示がないので、芝生を踏み込み、走り出す人も・・・


環境省の方も見えていて、司会の赤坂泰彦さんが、御苑の使用許可に感謝の御挨拶。
客にも、御苑の素晴らしさを味わいながら入場させるように、配慮があれば良かったな。





渡辺貞夫グループ

渡辺貞夫(as)
小野塚晃(pf)、養父貴(g)、コモブチキイチロウ(b)、則竹裕之(ds)
ンジャセ・ニャン(per)

エスコーラ・ジャフロ(perc)





KAMRAD




やなわらばー
石垣優(vo 三線)、東里梨生(vo g)





鳥山雄司 feat. PYRAMID

鳥山雄司(g)
神保彰(ds)、和泉宏隆(key)、鳥越啓介(b)


「D’accord!」 
「Golden Land」 
「Fantasy」
「Affirmation」
「Tornado」 





藤澤ノリマサ(vo key)





大橋純子(vo)



THE 40th YAMANO BIG BAND JAZZ CONTEST

2009年08月23日 | MUSIC
「THE 40th YAMANO BIG BAND JAZZ CONTEST」

@府中の森芸術劇場 どりーむホール  


総合司会 国府弘子
審査員   本田雅人 (50音順・・・約1名を除く) 内堀勝、納浩一、瀬川昌久
              角田健一、三木敏悟、三森隆史、守屋純子




大学ビッグバンドオーケストラ活動の振興、技術と質的向上を目指して講座を開設した
山野楽器株式会社が、その活動の成果を発表する場として1970年から開催している
「YAMANO BIG BAND JAZZ CONTEST」。第40回目の、2日目を聴きに行く。



 

第1回目「ビッグ・バンド・フェスティバル’70」は、参加バンドが13というからビックリ!
学生の参加がないと、自然消滅してしまうけど、ここまでビッグイベントに成長したのは
主催者の指摘通り「学バン魂」が受け継がれているからだろう。おめでとうございます 







今回は、残念ながら、国立音楽大学は聴くことができなかったけれど、「マイルっす!」の
立教大学は、「Seven Steps to Heaven」はじめ、クールで雰囲気があり素晴らしい!




    

モチロンこれは審査の対象とはならないけど、個人的に気になるのが、ペットボトル飲料。

ステージは客席よりも暑いことが想像できるし、緊張の緩和ということも理解はできるけど
ステージに出るなり飲み出す学生には、準備は直前までに済ませてほしいと感じてしまう。
ソリストが演奏している時、飲み出す学生には、集中して応援してあげたらいいのにと思う。

掴むにも飲むにも、体を曲げるのがカッコ悪い。15分だけ我慢して正面を向いてほしいな。







本田さんの審査では、「自信を持って、どうせオレなんかと思わないで、調子にノって!」
「これから、どうすればいいか、考えたことはありませんか?」 ポジティブな台詞も嬉しい。


「去年と人が変わっているのに明るさが続く。大阪の街に行くと、みんな変わるのかな?」
「ギターの人は良かったけど、楽器がいいの?」 寸評で笑いを生む本田さん。さすがだ・・・

しかも、最後は、「ありがとうございました」と締める。一般人が聞いても、感じがいい台詞。





大人じゃん

オマエは何様だ








東洋大学 グルービー・サウンズ・ジャズ・オーケストラ  
 守屋審査員 「朝1番でスウィングさせるのは難しいけど、気合いが感じられる」

法政大学  ニュー・オレンヂ・スウィング・オーケストラ
 納審査員 「ブレイクでも スウィングが落ちない。リズムとブラスの会話が大切」

立教大学 ニュー・スウィンギン・ハード
 三木審査員 「レベルが上がってきている。スコアもユニークで、良く研究してる」 

獨協大学  スウィンギン・キャッツ・ジャズ・オーケストラ
 内堀審査員 「ピアノがクールなので生き生きさせる。管に付いていく感じだった」

甲南大学 ニューポート・スウィング・オーケストラ
 角田審査員 「これぞビッグバンドという熱演だけど、力みを少し下げた方が良い」 

神奈川大学  カレッヂ・サウンズ・オーケストラ
 本田審査員 「バンドとして、まとまりが出ている。全員、もっと自信を持っていい」

早稲田大学 ハイ・ソサエティ・オーケストラ
 三木審査員 「フリーに初挑戦は演る人が楽しいだろう。管の鳴りは言うことなし」





天理大学 ALSジャズ・オーケストラ
 守屋審査員 「悪いとこ見当たらない。オーバーすぎる方が伝わるのが分かった」

愛知学院大学  スインギング・オール・スターズ
 納審査員 「リズムがソリストを見ていない。人の気持ちをキャッチするのが大切」

京都大学  ダークブルー・ニュー・サウンズ・オーケストラ
 三木審査員 「音域に無理のないアレンジ。最初リズムと管がブレンドしなかった」

洗足学園音楽大学 はにかみーず
 角田審査員 「他にないサウンド。3曲もオリジナルで勝負する心意気を評価する」

国際基督教大学 モダン・ミュージック・ソサエティ
 守屋審査員 「ビッグバンド3大名曲はアラを探しやすい。ソロでスピードが落ちる」

学習院大学  スカイ・サウンズ・ジャズ・オーケストラ
 内堀審査員 「実力が付いて安定。管がリズムより前に出てるので落ち着かない」

大阪大学 ザ・ニュー・ウェイヴ・ジャズ・オーケストラ
 本田審査員 「明るい演奏。作った人に失礼なくらいドラマティックな工夫がほしい」





 表彰式 
 
奨励賞(第10位) 青山学院大学 ロイヤル・サウンズ・ジャズ・オーケストラ
審査員賞(第9位) 甲南大学 ニューポート・スウィング・オーケストラ
敢闘賞(第8位) 天理大学 ALSジャズ・オーケストラ
特別賞(第7位) 大阪大学 ザ・ニュー・ウェイヴ・ジャズ・オーケストラ
ベストランクアップ賞 洗足学園音楽大学 はにかみーず


優秀ソリスト賞 ギター (洗足学園音楽大学 はにかみーず)
優秀ソリスト賞 トロンボーン (甲南大学 ニューポート・スウィング・オーケストラ)
最優秀ソリスト賞 トランペット (立教大学 ニュー・スウィンギン・ハード)


日刊スポーツ賞(第6位) 同志社大学 ザ・サード・ハード・オーケストラ
76.1 InterFM賞(第5位) 慶應義塾大学 ライト・ミュージック・ソサエティ
スイングジャーナル賞(第4位) 早稲田大学 ハイ・ソサエティ・オーケストラ


優秀賞(第3位) 立教大学 ニュー・スウィンギン・ハード 
優秀賞(第2位) 明治大学 ビッグ・サウンズ・ソサエティ・オーケストラ
最優秀賞(第1位) 国立音楽大学 ニュー・タイド・ジャズ・オーケストラ



霊巌洞

2009年08月17日 | MUSIC
「霊巌洞」
侍BRASS 2009年8月20日 スーパーキッズ


壱 武士道(SAMURAI)
弐 霊巌洞           
参 KOJIRO       
四 村人の歌による狂詩曲             
五 朧月夜幻想
六 古遊技(INISHIEYUGI)           
七 枯木鳴鵙(KOBOKUMEIGEKI)            
八 せきれいの尾
九 優麗の刃 
壱拾 雲耀の太刀~南州翁の最期~ 
壱拾壱 力剣 
壱拾弐 侍(SAMURAI)


その卓越した実力で日本を代表するトロンボーン奏者の1人として活躍中の
中川英二郎さんが、「クラシック・アンサンブルで何か演りたい」という想いで
結成した金管8重奏「侍BRASS」 2009年8月に発売された4thアルバム



侍BRASS 2009

2009年08月15日 | MUSIC
「侍BRASS 2009」

@東京オペラシティコンサートホール タケミツ メモリアル  


中川英二郎(tb)

辻本憲一(tp flh)、三澤慶(tp flh)、山本英司(tp flh)
野々下興一(tb)、森博文(hr)、次田心平(tu)、齋藤充(euph)
齋藤たかし(perc)

Special Guest
Chris Jaudes(tp)



  
 
トロンボーン奏者で活躍中の、中川英二郎さんが、「クラシック・アンサンブルで
何か演りたい」という想いで結成した、金管8重奏、その名も「侍BRASS」!!

東京オペラシティでは4回目となる今回は、「第1期のフィナーレを飾る」総集編。




    

2009年8月20日 リリースされる、侍BRASS4枚目のアルバム「霊巌洞」は
「北辰一刀流」「鏡心明智流」「神道無念流」など、「剣法」をテーマにしたらしい。


中川さんの曲は、刀が競り合う音が聞こえてくるような鋭く冷たく冴えたイメージ。
金管楽器の特にトランペットの音の表現力と重なり、曲の世界を膨らませている。

他の曲は、どちらかというとメロディアス。剣法の奥義でも表現しているのかな~






第2部は、名曲アレンジ編。「ずいずいずっころばし」「通りゃんせ」「かごめかごめ」
わらべ歌を題材に高橋宏樹さんが作曲した「古遊技」アレンジセンスが素晴らしい。




しかしながら、この会場で1番 多いのは、平成生まれの中学生・高校生・大学生
この「古遊戯」を知らない世代。中川さん「どんな遊びか、御両親に聞いて下さい」







「どんどん難解なタイトルになっている」と仰る三澤さん。今回の曲は「KOJIRO」
宮本武蔵と決闘した佐々木小次郎の「クールでオシャレ」なイメージを表現した曲。




三澤さんが「主演男優・・・」と言いかけた時、時間がないのか、MCが流れたけど
私なら、NHK土曜時代劇「陽炎の辻」に主演した、山本耕史さんのイメージかな~


来年は「EIJIRO」、その次は「EIJI」、三澤さんは作曲するらしい!? 楽しみ!!




     

「今日、みんな喋りたがっている」とコメントした三澤さん。でも、中川さんのトークに
ツッコミできるタイミングを狙い、すぐマイクに手を伸ばしていたのは三澤さん1人・・・




      

コメントを求められても、「あっ・・いやっ・・えっ・・」いつも消極的モードの齋藤充さんに
中川さんキッパリ 「自分の言葉で、自分を縛ってるんじゃないかな?」 さすがだ・・・





   

今回もトランペットの山本さんにマイクが回らず、残念に感じていたら、最後の最後に
風船でイタズラ!!  しかし、次田さんのテューバは巧い。音が太くて、力強いね!







クラシックもジャズも幅広く活躍されていると紹介された、ゲストのChris Jaudes氏。
ロッキーのテーマでもソロ。客席に向けて吹いていたら、もっとカッコよかっただろうな。



 会場で配られたプログラムより (未記載 



1部

新作オリジナル

「武士道」
「霊厳洞」
「KOJIRO」 
「せきれいの尾」
「優麗の刃」
「力剣」




2部

名曲アレンジ

「村人の歌による狂詩曲」
「古遊技」
「フェイマスラテンメドレー」
「ダニーボーイ」
「ミッション・インポッシブル」


Enc.

「ロッキーのテーマ 」 
「12番街のギャグ 
「侍 



Amplitude

2009年08月12日 | MUSIC
「Amplitude」
高田和泉 ヤマハミュージックメディア 2009年7月


1 Road to The Sky
2 iQue Bonita!
3 サラダのうた
4 Interlude
5 In Our Tears
6 Harvest
7 大地の夜明け
8 哀愁のアンダルシア
9 Glory Days


エレクトーン奏者として活躍中の、高田和泉さんの待望のセカンドアルバム。
全て和泉さんのオリジナルというのも嬉しい。曲のセンスが、個人的に好み。



2009 八ヶ岳ジャズ・フェスティバル in 小淵沢

2009年08月02日 | MUSIC
「2009 八ヶ岳ジャズ・フェスティバル in 小淵沢」

北杜市小淵沢町 アルソア野外劇場 



   

1982年から十数回に渡り開催され、多くの観客を集めていた「八ヶ岳ジャズフェスティバル」

暫く開催が見送られていたが、2009年8月、10年ぶりに復活! 実行委員アローン企画は
山梨県甲府市内のジャズスポット 「アローン」 今回は常連のミュージシャンが登場した模様。




      

2009年8月1日に、長野県下諏訪で、デュオライブを成功させた ピアニスト和泉宏隆さんが
おなじみ和泉宏隆トリオで御出演。そこに、なんと、ギタリストの鳥山雄司さんがゲスト出演!






「鳥山さんが出演すれば、必ず聴きに行く」  武士にも、オッカケファンにも、二言はない!?

しかも、8月の第一日曜という日程の良さ。乗り慣れた中央本線沿いの場所の良さ。嬉しい 





          
 
ここ数日、関東甲信越は不安定な天候が続き、前夜の天気予報も小淵沢は12時から 


帽子、日傘、サングラス、日焼け止め、これでもかというほどに、暑さ対策のみ準備した私は
1番の必需品であるレインコートも持参せず、「雨が降る気がしない」という 根拠のない確信。





      

お土産を物色したり、手打ちの蕎麦を食べたり(これがまた美味しかった)、足湯を楽しんだり
開場は12時だけど、かなり強い雨のため、「道の駅こぶちさわ」で雨宿りも兼ねて、のんびり



開演時間 
    


「オマエは何様だ」
「君はエスパー」?






 

2007年8月30日、「和泉宏隆 夏の終りに・・・ スペシャルゲスト鳥山雄司」でも感動した
「In The Stream」!!! 前のグループのピアニストの、今泉正明さんにも感じたけれど
野外の会場と思えないほど、特にピアノの音が綺麗に拾われ、客席に届いていた気がする。




   

八ヶ岳の麓、聳える木、深い緑、そして、せせらぎが聞こえてくるようなシチュエーションで
「In The Stream」が聴けるなんて!! 時に、濁流のような激しさもあり、カッコイイ!!


     




個人的にもテンションが上がったところで、スペシャルゲスト鳥山雄司さんが、颯爽と登場





野外で開催されるジャズフェスティバルというイベントは、東京でも地方でも、かなりユルい。

慌ててトイレから戻るとか、踊り出すとか、出演ミュージシャンに「おとうさ~ん !」と叫ぶとか
畏まったライブハウスと違って、良い意味で、ザワザワしていて賑やかな雰囲気があるけど
鳥山さんがギターを奏で始めると、あの会場の「ざわめき」が、一瞬にして消える。さすがだ。




 

そして、鳥山さんのギターが、透き通るような美しさで、八ヶ岳の山の中を、通り抜けていく。

昨日のティーセントホールのように、楽器の音が ホール内に満ちていくのも素晴らしいけど
こんなふうに、開放感のある会場で、音が風に乗り、遠くまで通るという感じも、好きだな~





「Sky, So Blue」では、「空は、とっても青かった」「遥か彼方に思いを馳せてみました」 
和泉さんの願いが届いたと思いたい。青空は無理だけど、一瞬だけ光が射して、大感激!



    

そして、今日は「大成功」したのだろう。和泉さんと鳥山さんが見せた笑顔は忘れられない。







  

会場から徒歩10分程のスパティオ小淵沢から発車する、八ヶ岳高原リゾートバス最終時刻
17時13分! 和泉宏隆トリオ+鳥山雄司さんの「VeraCruz」音が消えた瞬間、ダッシュ! 






東京なら毎度だけど、まさか山梨県の山奥で、交通機関にダッシュ!することになるとは・・・


小淵沢駅から会場まで、徒歩30分とパンフレットに掲載されてたけど、バスで来た感覚では
歩き慣れない山道だし、健脚の私でも、とても30分で歩けるような距離だとは思えず、断念。
夏期だけでも18時台に、もう1本あれば嬉しかったけど、乗客は私達だけだったし無理か・・・






3番手に出演が予定されていた、テナーサックスの人気奏者、「川嶋哲郎さんグループ」では
交通事情のため時間までメンバーが揃わず、トリの向井滋春さんと交代。残念ながら聴けず。





古谷淳グループ

古谷淳(pf)
吉本章紘(ts)、黒田卓也(tp)、中林薫平(b)、柴田亮(ds)、
meg(vo)


 


S.B.S

砂掛裕司郎(ds)、砂掛康浩(g)
神田信輔(tp)、宮前博臣(ts)、宮川純(key)、滝元風喜(b)





向井滋春クインテット

向井滋春(tb)
太田剣(as)、今泉正明(pf)、芦澤薫樹(b)、江藤良人(ds) 





和泉宏隆トリオ

和泉宏隆(pf)
村上聖(b)、板垣正美(ds)

Special Guest
鳥山雄司(g)



「Heart Land」
「Three Swallows」 
「In The Stream」

「Affirmation」 
「Fantasy」
「Just The Two Of Us」
「Sky, So Blue」
「Golden Land」 
「Tornado」 
「Vera Cruz」



和泉宏隆&鳥山雄司 スペシャル・デュオ・コンサート

2009年08月01日 | MUSIC
「和泉宏隆&鳥山雄司 スペシャル・デュオ・コンサート」

@ハーモ美術館 ティーセントホール 


和泉宏隆(pf)
鳥山雄司(g)



       

長野県の、ほぼ中央に位置する諏訪湖の湖畔に、1990年4月に開館したハーモ美術館。
小さいながらアンリ・ルソー他フランス素朴派の画家の作品が 約400点も収蔵されている。


オーストリアの老舗メーカー、ベーゼンドルファーのピアノが設置されたティーセントホールは
木製の内装と天井の高い吹き抜けを生かし、美術館主催の音楽会も開催されているらしい。




   

そのホールの、残響の素晴らしさに惚れ込んだのが、ピアニスト和泉宏隆さん。これまで3回
ソロのステージを企画されていて、4回目に、ギタリスト鳥山雄司さんを迎えデュオライブ開催。

2008年12月27日、art cafe Friendsで開催された「和泉宏隆+鳥山雄司デュオ」再演!










 

「多忙を極め、ライブの機会が大変少ないスーパー・ギタリスト」 ひきこもり状態の鳥山さんを
ライブの現場へ、どんどん連れ出そうと声を掛けたという和泉さんに、恐れ多くも文字にした私。





「鳥山さんが出演すれば、必ず聴きに行く」  武士にも、オッカケファンにも、二言はない!?

しかも、8月の第一土曜という日程の良さ。乗り慣れた中央本線沿いの場所の良さ。嬉しい







まずは、和泉さんのソロピアノからスタート。和泉さんが惚れ込んだだけあり、素晴らしい残響。
和泉さんが奏でる美しいピアノの響きは、100席は用意されたホールの隅々まで余韻が残る。

「和泉宏隆3大名曲」の1つ「Mirage」は、個人的に思い入れもあり、何度聴いても心が震える。







2部は、2009年6月10日リリースされた「Guitarist」から、鳥山さんのソロギターを御披露



 

鳥山さん「素晴らしいホールと散々聞かされてたのに、何で誘ってくれないのかな~と思った」

「誘ってくれないのかな~」という台詞の口調が、ちょっぴり拗ねたモードの鳥山さんだけれど
ギター1本で1人きりで、コードを押さえ、ベースを鳴らし、アルペジオで弾き、メロディを奏でる
「Guitarist」の素晴らしい世界を、このホールで演奏できたのは大正解だったのではないかな。


某Sweet Basil 139でも、鳥山さんが何人いるかと思うほど深みも広がりも感じられたけど
鳥山さん倍増。前から後ろから、上から斜めから、ギターは、深みを増して、何処までも広がる。




 

そして今回、個人的に嬉しい想いで聴いた「Beside You」 なんて優しい調べなのだろう・・・


さらに優しさを実感できたのは、突然のハプニング。冷静な、極上の名人芸を、さりげなく披露。
しかも 「あ~ビックリした~」と一言だけ。この余裕と優しさ。人間としての器が違う。大人だ・・・







1番感動したのが、鳥山さんのギターと、和泉さんのピアノと、2つの楽器で演奏した「Days」
2007年1月1日リリースされた「TORIYAMA」収録曲。アルバムの中では1番に好きな曲。


J-WAVEをはじめとしたラジオ局が、毎月1日と祝休日に、風力などエコなグリーン電力で
放送する「GREEN CASTING DAY」キャンペーンの、テーマを依頼されて書いた曲らしい。
キャンペーンのプロデューサーのイメージは「風車」ということで、鳥山さん曰く「オランダ!?」






もし、この曲との出会いがなかったら、音楽は人を救わないと オッカケ人生終了と思えるほど
2007年の夏、「Days」だけ、何度も何度も、繰り返し繰り返し、聴いた私。側に居てくれた曲。
個人的に、エコはエコでも風車は回らず、暮らしのあり方を問いかけるようなイメージで聴いた。



朝、太陽が昇れば、自然に目を覚まし、空腹を満たすために、食物を口にして、汗を流して働く。
そして日が暮れれば、家路に着き、家族と語らいながら、1日の疲れを癒し、自然に眠りに就く。


日々、同じことを繰り返しているだけの平凡な暮らしではあるけど、何よりも大切な人間の営み。
でも、その日々は、誰にでも等しく平穏に訪れることではないし、時に脆くて崩れ落ちてしまう・・・
同じことの繰り返しでも、平穏に訪れるなら、積み重ねる日々は、人生は、幸せなものなのだ・・・



 

当時そんな心境にいた私には、心の闇を投げ出しても受け止めてくれるように、低く響くピアノが
絶望から 少しずつ希望の光が見えてくるような、鳥山さんのギターの音色が、心の奥に沁みて
「Days」というタイトルまでも、心に落ちてきて、「百年の約束」以上に大好きな曲の1つになった。




 

鳥山さんは、雑誌のインタビューで、アルバムの再現性を大切にされていて、「CDと同じだ」と
感じるのが嬉しいだろうし、御自身でも、そういう再現性の世界を演りたいとコメントされていた。


アルバムが好きで、アルバムを聴き込むということは、アルバムが身体に沁み込んでいること。
アルバムから、零れた何かを、超える何かを、ライブの場で体験することも、また醍醐味だけど
「Days」と「Guitarist」を聴き、アルバム再現性を望む、私自身の思いも再確認できた気がする。






残響効果の優れたティーセントホールで2人のデュオを聴き、残響とは空間に残る響きだけど
音楽が、私達の心の中にも、いつまでも残り続ける効果も、あるに違いないと感じていた・・・





1部

「Song of Wisdom」
「Earth Song」
「Mirage」
「Three Swallows」 

「Beside You」
「Clair de Lune」
「Days」
「An Evening Calm」




2nd.

「Fantasy」
「Arthur’s Theme」
「Private Eyes」
「Will You Dance?」
「All By Myself」

「What are you doing the rest of your life」
「The Summer Knows」
「Sky, So Blue」
「Spain」


Enc.

「The Song of Life」
「Forgotten Saga」
「Travels」



live@クリエ around the corner ~夏の夜風~

2009年07月29日 | MUSIC
「live@クリエ around the corner ~夏の夜風~」

@シアタークリエ 


鳥山雄司(g)、武部聡志(pf)

藤原道山(尺八)、川江美奈子(vo pf)、宮本笑里(vl)



 

東京都日比谷に存在した芸術座の閉館後、2007年11月にオープンした劇場シアタークリエ。
音響や照明に最新技術を入れ、611席の場内で、バラエティーに富む劇を上演しているらしい。



     


この劇場シアタークリエの素晴らしさを宣伝したいということで、東宝株式会社が企画したのが
「live@クリエ」 2009年7月26日から7月31日まで様々なジャンルからアーティストが参加




   

7月29日には、武部聡志さんと鳥山雄司さんのプロデュースで、コラボレーションライブが開催。





「終日 (ひねもす)」
「僕らの音楽」
「Will You Dance?」
「Just The Two Of Us」
「もらい泣き」
「夏の思い出」
「島唄」
「かざうた」
「君の唄」
「桜色舞うころ」
「最終電車」
「胸の振り子」
「The Summer Knows」
「いのちの星」
「Fantasy」
「Les Enfants de la Terre ~地球のこどもたち~」
「EXISTENCE ~静かなる躍動~」
「The Song of Life 光の詩」


Enc.

「少年時代」



「クヌート」オリジナル・サウンドトラック

2009年07月27日 | MUSIC
「「クヌート」オリジナル・サウンドトラック」
鳥山雄司 ソニーレコーズ インターナショナル 2009年7月22日


1 いのちの星(メインテーマ)
2 クヌートは友だち
3 Wild Buddy
4 ポーラー・ベアの世界
5 JOIN
6 ベラルーシの森
7 Hey kids !
8 Water Colors
9 Dreamland
10 心の故郷
11 大自然の鼓動
12 遥かなる地
13 生命の讃歌
14 たからもの~Precious Moment


映画館を出ると、花菜さんの歌う「JOIN」を、口ずさんでいる自分に気付く。
鳥山雄司さん作曲。一瞬で人を掴むキャッチーなメロディ創りは、さすがだ。



Salle Gaveau (サルガヴォ)

2009年07月25日 | MUSIC
「Salle Gaveau (サルガヴォ)」

@船橋きららホール  


鬼怒無月(g)、喜多直毅(vl)、鳥越啓介(b)、林正樹(pf)、佐藤芳明(acc)



  

船橋きららホールでは、不定期のようだけれど様々なゲストを迎えたコンサートを企画。
企画が上手いと個人的に感じるのは、開催が土曜日、午後15時から開演、3000円。
街に住む人間が外出できる 心にも身体にも余裕が生まれる時間帯と、御手頃な値段。


ミュージシャンには、通常のライブ活動と異なり、特殊なイベンなのかも知れないけれど
私達には、誰かのファンでなくても、聴きに行ける機会に出会える貴重なチャンス。感謝。




 

2007年3月5日、「インターナショナルショーケース 2007年、ジャズの新しい展開」で
初めて聴いた「Salle Gaveau (サル ガヴォ)」 ギタリスト鬼怒無月さんがリーダーの
タンゴバンドで、精力的にライブもされているけど、行く機会に恵まれず残念に感じていた。

まさか千葉県内で聴くことができるなんて!! 気合を入れて、お気に入りの席を目指す。



 会場で配られたプログラムより


 

1部

「Alloy」
「800%」
「パレード」
「座敷童子の手毬歌」
「黒いカマキリ」


 

2部

「ラ・クンパルシータ」
「Nullset」
「Jehu」
「Arcos」
「悪魔にやられた悪魔」 他



いのちの星

2009年07月22日 | MUSIC
「いのちの星」
宮本笑里 ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル 2009年7月22日


1 いのちの星
2 serenity


「いのちの星」は、2009年7月25日に公開の映画
「クヌート」メインテーマ 作曲・編曲は、鳥山雄司さん




鳥山雄司 Live “Guitarist” ~feat.PYRAMID&本田雅人 千秋楽

2009年07月17日 | MUSIC
「鳥山雄司 Live “Guitarist” ~feat.PYRAMID&本田雅人 千秋楽」

@Sweet Basil 139  


鳥山雄司(g)

神保彰(ds)、和泉宏隆(pf key)、鳥越啓介(b)、本田雅人(as ss fl cho)
 


   

鳥山雄司


1981年2月、慶應義塾大学在学中、セルフプロデュースによるデビューアルバムを発表。
ギターで聴かせる確かなテクニックと、曲に見られる優れたセンスで、一躍、注目を浴びる。


以降、ギタリストとして、ミュージシャンとして、様々なアーティストのアルバム等をサポート
コンポーザーとして、アレンジャーとして、プロデューサーとして、多方面に活動の場を広め
今や音楽業界では、その名前を知らぬ者はいないと言うほど、多岐に渡り活躍している・・・





 

その鳥山雄司さんが、2009年6月10日、ソロアルバム、その名も「Guitarist」をリリース 

アコースティックギター1本で、1人きりで、1980年代に流行した、懐かしいAORをカバー
明確なコンセプトのあるアルバムで、それは、まさに、大切なギターとの出会いから始まる
鳥山雄司というミュージシャンが、ギタリストとしての自分の「原点」に戻った作品でもある。




    

そのアルバム「Guitarist」発売記念ライブが、夏休み直前の2日間、STB139にて開催

サポートメンバーは、このアルバムのコンセプトに沿うような、鳥山さんの原点を共に生きた
大学同窓生の、神保彰さん、和泉宏隆さん、そして、鳥越啓介さんを加えたPYRAMID組




 

そこに華を添えたのが、「TORIYAMA」他、「TRANSFUSION」「PLATINUM-DORI」
鳥山さんの名盤と呼ばれる作品に、サックス他、様々な楽器で参加している本田雅人さん。





        

ライブは、前日同様、鳥山さんの独奏でスタート。緊張感は変わらないけど、空気は緩やか。

それは、鳥山さんがステージに登場するや否や、元慶応ボーイと思われる御学友の皆様が
「とりやま~!!!」 野太い声でエールを送られたからだと思う。すごく心強いよね!!!






ギター独奏なのに、深みも広がりもあるジョーパス氏のアルバムに影響を受けて、今回では
ギター1本で勝負する決意をされたと仰っていた鳥山さん。まさに「挑戦」だったことが伺える。





    

1部は、「Guitarist」収録曲を中心に、ギター独奏とバンド形式で、アルバムの世界を再現!
2部は、「PYRAMID」収録曲中心に、両方に共通するAORのカバーという側面を前に出す。


当然だけど、2009年5月13日「DoCoMo BODY AND SOUL ~Special Live」と
比べると、PYRAMIDの曲でも微妙に選曲が異なる。明確なテーマに沿う、構築的な世界。





千秋楽でも、アルバムでも感激したTOTOの名曲「Georgy Porgy」デュオの演奏に感動!
熱い演奏で盛り上がるのは勿論アリだけど、個人的には、渋い演奏で盛り上がるタイプかも。

神保さんのブラシが擦る乾いた音と、鳥山さんの奏でる鋭利な音が、クールでカッコイイ!!





    

2009年5月13日、「DoCoMo BODY AND SOUL ~Special Live」の共演に次ぐ
昨夜の共演で、免疫は出来ていたものの千秋楽でも感動したのが「Overnight Journey」


作曲の際に、番組のワクワクした感じを表現したいと、ギターとサックスのユニゾンを思いつき
「ずっと会ってなかったけど」ワクワク感を奏でるサックス奏者に本田さんを思い出しただけあり
息の合いすぎたユニゾンが、美しい。見つめ合う姿も、掛け合いの音も、微笑ましくて嬉しいな。 




        

「君はエスパー」の紹介から、まずマイクを握る本田さんは、名人芸の話術で会場を盛り上げる。

昨夜、「DoCoMo BODY AND SOUL Special Live」が、口に出ないでいた本田さんを
「こういうことは、きちんと話さなければいけない」と、本田さんが言えるまで、鍛える鳥山さん!





英語の発音が苦手な本田さんに、「Repeat After Me~」と、レッスンしている鳥山先生の図。
レコ発だし、バンマスだし、大人だし、A型だし、きちんとすべきところは、きちんとするタイプかも。


鳥越さんが、前衛的というニュアンスで、「変態」と表現をした時も、相応しくないと判断したのか
「やはり今日も“変態”と言うんだ~」と鳥山さん。言葉の遣い方に、敏感。初めて気付いた一面。





   

本田さんは、「レコ発ライブに呼んで下さり有難うございます」 きちんとした挨拶は忘れず、感心。




「PYRAMIDに入れて下さい」に大爆笑の会場。「4人じゃピラミッドにならないか~」残念がると
鳥山さん、すかさず 「PYRAMIDとスフィンクス」 「オレ・・・スフィンクスなの?」爆笑の本田さん。



さらに、「今のフュージョン界で、プロジェクトを立ち上げる力があるのは、鳥山さんくらいでしょう」
「何か企画をプロデュースして、僕も参加させてほしい」「やって下さい」 本田さん熱いラブコール



名案じゃん

オマエは何様だ









レコ発だし、バンマスだし、先輩だし、年上だし、御祝いモードの「ヨイショ」もあるとは思うけれど
今までの鳥山さんの活動を称え、存在を立てて、さらなる活躍を期待しているというメッセージを
電話や楽屋と別に、満席のレコ発ライブ会場のオフィシャルな場面で、鳥山さんに述べるなんて



大人じゃん

だから、何様だ







      

1998年7月21日・7月22日「本田雅人ファーストソロライブはじめの一歩」 初めて聴いた共演。
アルバムでしか知らなかった、活字でしか知らなかった、夢に見続けていた鳥山さんと本田さん。
2009年5月13日・7月16日・7月17日 これが最後かもしれないと、覚悟して聴いていた・・・



再会が実現しても、11年後になるかも知れないし、ここだけの話で流れていくかも知れない・・・
それでも、私のような愚かで情けないファンに、また新しいステキな夢を見せてくれた。感謝!!





 

「今、どういうヒトなの?」本田さんの問いに、答えた鳥山さんの「無所属」の言葉が心に落ちる。 

何かに庇護されず、何かに依存もせず、「個」として、生き貫いていくということは、個人的には
カッコイイことだと思い続けていたし、今でも思い続けている。鳥山さんの働き方は、私の理想。


1人だけれど、決して「独りぼっち」ではなく、声をかければ、いつでも大切な友達が駆けつける。
10年も会わなくても、15年も離れていても、「あの頃」が蘇り、「友達」という関係が、復活する。


「無所属」・・・ファンのスタイル、オッカケ人生、挫けそうになる私の心を補強してくれた気がする。







自分自身の「原点」に戻り、新たな世界に挑戦して、今も輝き続ける友達と共に、煌いた一夜 
鳥山雄司さんには、2011年デビュー30周年を前に、集大成の夜となったのではないだろうか。




        

今後も「鳥山雄司の音楽」に向け、広く、深く、遠く、飛び続けてほしい。「Congratulations!」 



                                 
                                                    



 

1st.

「Fantasy」
「Arthur’s Theme」
「Private Eyes」
「Will You Dance?」

「Georgy Porgy」
「Just The Two Of Us」
「Affirmation」 
「Secret Life」 


 

2nd.

「D’accord!」 
「Golden Land」 

「Overnight Journey」
「君はエスパー」
「Exiled」
「We Got Ready」
「Sun Goddess」
「Spiral」 
「Tornado」 


Enc.

「The Song Of Life」
「All By Myself」
「Feel Like Makin’ Love」 





 「jazz Life」
三栄書房 2009年9月号


「ライヴ・リポート」
「鳥山雄司 feat.ピラミッド&本田雅人」



鳥山雄司 Live “Guitarist” ~feat.PYRAMID&本田雅人 初日

2009年07月16日 | MUSIC
「鳥山雄司 Live “Guitarist” ~feat.PYRAMID&本田雅人 初日」

@Sweet Basil 139  


鳥山雄司(g)

神保彰(ds)、和泉宏隆(pf key)、鳥越啓介(b)、本田雅人(as ss fl cho)
 


  

鳥山雄司


1981年2月、慶應義塾大学在学中、セルフプロデュースによるデビューアルバムを発表。
ギターで聴かせる確かなテクニックと、曲に見られる優れたセンスで、一躍、注目を浴びる。


以降、ギタリストとして、ミュージシャンとして、様々なアーティストのアルバム等をサポート
コンポーザーとして、アレンジャーとして、プロデューサーとして、多方面に活動の場を広め
今や音楽業界では、その名前を知らぬ者はいないと言うほど、多岐に渡り活躍している・・・





  

その鳥山雄司さんが、2009年6月10日、ソロアルバム、その名も「Guitarist」をリリース 

アコースティックギター1本で、1人きりで、1980年代に流行した、懐かしいAORをカバー
明確なコンセプトのあるアルバムで、それは、まさに、大切なギターとの出会いから始まる
鳥山雄司というミュージシャンが、ギタリストとしての自分の「原点」に戻った作品でもある。




    

そのアルバム「Guitarist」発売記念ライブが、夏休み直前の2日間、STB139にて開催

サポートメンバーは、このアルバムのコンセプトに沿うような、鳥山さんの原点を共に生きた
大学同窓生の、神保彰さん、和泉宏隆さん、そして、鳥越啓介さんを加えたPYRAMID組




 

そこに華を添えたのが、「TORIYAMA」他、「TRANSFUSION」「PLATINUM-DORI」
鳥山さんの名盤と呼ばれる作品に、サックス他、様々な楽器で参加している本田雅人さん。




 

キーボーディストでありアレンジャーでもある佐藤博さんの御仕事が、鳥山さんと本田さんの
初めての出会いであるとMCで盛り上がれば、気分は、「Come With Me My Friend」


佐藤博さんのアルバム「AQUA」収録曲「My Friend」が、頭の中をグルグル駆け巡る・・・
個人的に好きな「Seat for Two」も、某ギタリストのAQUAバージョン「Transfusion」も。





  

ライブは、鳥山さんの独奏でスタート。ギター1本で、チェアに腰掛けて、弾き始める鳥山さん。

「張り詰めた空気」という表現が良く使われるれど、文字通りに会場の空気は張り詰めている。
鳥山さんの指が、ギターの弦の 1本1本に触れて、それが「音」「曲」へと変化していく様子に
応援に駆けつけた 多くの友達と私達ファンが、鋭く聴覚を研ぎ澄まし、熱い視線を投げ掛ける。

ステージで弾く鳥山さんに、これほど客席が集中するというライブを、初めて経験したかも・・・





    

1部は、「Guitarist」の収録曲を中心に、ギター独奏とバンド形式で、アルバムの世界を再現!
2部は、「PYRAMID」収録曲を中心に、両方の共通点のAORのカバーという側面を前に出す。


アルバムリリース前に、何度か聴く機会を得ていた「Fantasy」「Private Eyes」は勿論だけど
TACOMAで奏でた「Will You Dance?」も、心が弾み踊りたくなりそうにステキだったけど
アルバムでも1番お気に入りのTOTOの名曲「Georgy Porgy」 デュオでの演奏に大感激!


神保さんのブラシが擦る乾いた音と、鳥山さんの奏でる鋭利な音が、クールで、カッコイイ!!
旨みを加熱させてから瞬間冷却して、差し出されたみたい。口当たりは冷たいけど中身は熱い。





    

2009年5月13日、「DoCoMo BODY AND SOUL ~Special Live!」での共演で
どうにか免疫は出来ていたものの、やはり個人的に感動したのが、「Overnight Journey」





アルバム「TORIYAMA」収録曲で、FM局J-WAVE NTTDoCoMoが提供している番組
「DoCoMo Body&Soul」、3代目のオープニングナンバー。アルバムのアルトは本田さん。

作曲の際に、番組のワクワクした感じを表現したいと、ギターとサックスのユニゾンを思いつき
「ずっと会ってなかったけど」ワクワク感を奏でるサックス奏者に、本田さんを思い出したらしい。





本田さんのユニゾン好きは有名だけど、以前「ユニゾンは鳥山さんに鍛えられた」と爆弾発言。
鳥山さんがユニゾンで本田さんを思い出したのも、爆弾発言を裏付けているようで面白い・・・





美しいユニゾンは、テクニックが同じようにハイレベルということが、絶対なのかも知れないけど
相手への敬意と愛情が必要不可欠だし、演奏姿を見ていると、2人の関係が伺えて嬉しいな 







大人な雰囲気のライブなので、大人な雰囲気の曲を持参したのに、鳥山さん曰く「つまらない」
(「Smack Out」かな~ 「JOY」かな~ 「サックスのためのソナタ第18番「おはこ」」かな~)

結局、鳥山さんが選んだ本田曲が、タイトルからして「オコサマフュージョン」の「君はエスパー」





「テンポは、ライブでは2割増し」の神保さんのリズムに、譜面を凝視しながら熱演する鳥山さん。
それでなくとも本田さんの曲は、譜面に書かれたリズムより倍速モード、スピーディーに聴こえる。

一方、客席に笑顔まで見せながら、譜面を見ないで吹き捲り、リベンジする本田さん。さすがだ。





       

某T-SQUAREのメンバーとして、御一緒していた和泉さんには、「あっ この人、知ってる~」
某CASIOPEAにもゲスト出演、オッカケファンをしていた神保さんにも、「この人も、知ってる~」

「君はエスパー」の紹介から自然な流れで最初にマイクを握る本田さんに、会場は爆笑の嵐!
「張り詰めていた会場」に、一瞬にして、和みの空気を創り出した本田さんの話術は、名人芸。



大人じゃん

オマエは何様だ







    

でも、5月13日に出演の「DoCoMo BODY AND SOUL Special Live」が口に出ない。
「何とか、かんとか」の本田さんに、鳥山さんキッパリ 「こういうことは、きちんと話さなくちゃ!」



ダメじゃん

だから、何様だ









「デートに、渾身のオムニバスカセットテープを作った」と、懐かしい思い出話をされていた鳥山さん。

朝でも昼でも夜でも、海でも山でも街でも、私は、「TRANSFUSION」と「PLATINUM-DORI」
「勝負だ!」 この2枚のアルバムを聴かせながら、何人の男性を鳥山雄司ファンにしたことか・・・ 



 

1st.

「Fantasy」
「Arthur’s Theme」
「Private Eyes」
「Will You Dance?」

「Georgy Porgy」
「Just The Two Of Us」
「Affirmation」 
「Secret Life」 


 

2nd.

「D’accord!」 
「Golden Land」 

「Overnight Journey」
「君はエスパー」
「Exiled」
「We Got Ready」
「Sun Goddess」
「Spiral」 
「Tornado」 


Enc.

「The Song Of Life」
「All By Myself」
「Feel Like Makin’ Love」 





 「jazz Life」
三栄書房 2009年9月号


「ライヴ・リポート」
「鳥山雄司 feat.ピラミッド&本田雅人」