ちい坊のオッカケ人生

ハイテンションでクールな ちい坊のオッカケ記録

ピアノトリオ宴

2006年01月30日 | MUSIC
「ピアノトリオ宴」

@G-Clef 


ピアノトリオ宴
箭島裕治(b)、岩瀬立飛(ds)、林正樹(p)



2005年のライブ活動を「休宴」していたピアノトリオ宴の、2006年の初ライブ


個人的に、本田雅人さん作曲「DUBAI」以来の大ヒットである、お気に入りの曲
リーダー箭島さん作曲の「The Glacial Queen」がオープニング!! 感激
林さんの奔放なアドリブソロに、珍しく煽られている立飛さん。エキサイティング!


3月19日の「NHK-FM SESSION 505 公開録音」でも、演奏してほしいな
これが日本全国に流れたら、ピアノトリオ宴のファンが激増すると思う。カッコイイ。







新曲「五七五」は、海外旅行中の林さんが、現地で閃いて作曲した和テイストの曲。
忘れ物が多い箭島さんに宛てて、捻る林さん。「箭島クン 今日も何かを 忘れてる」




(箭島さんの名誉のために、会場を忘れて、DOLPHYと間違えそうになったことは
ココだけの話にしておきます! NHK放送センターをNHKホールと間違えそう・・・)






「Geisha-Blues」(=「芸者ブルース」 表記はピアノトリオ宴オフィシャルサイトより)
演奏後にタネ明かし。林さんが奏でた美しい曲は、速弾きバージョンで聴くと「野球拳」
ピアノトリオ宴の曲には、遊び心が隠されているので、見つけ出してみるのも楽しい!
 


   
 
客席に、笑顔を見せる林さん 目を落とす立飛さん マイペースの箭島さん





1st.

「The Glacial Queen (箭島裕治)」
「カメムシと僕の連鎖 (林正樹)」
「ヤンバルクイナのかくれんぼ (林正樹)」
「「ゆうぢ」のブルース (岩瀬立飛)」
「Tappy (林正樹)」


 

2nd. 

「Geisha-Blues (作曲者不明)」 
「五・七・五 (林正樹 新曲)」
「宴 (岩瀬立飛)」
「いわしぐも (岩瀬立飛)」


(ここまでで帰宅)





 (ピアノトリオ宴 オフィシャルサイト
「News」 「2006/01/31(火)第96回ライブ・セットリスト」)



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プルーフ・オブ・マイ・ライフ

2006年01月27日 | MOVIE
「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」


監督 : ジョン・マッデン
出演 : グウィネス・パルトロウ アンソニー・ホプキンス 
       ジェイク・ギレンホール ホープ・デイヴィス


天才数学者でありながら、精神を病み学問の世界から離れて老いていく父。
数学的な頭脳を受け継いだものの、父を看護するという人生を選んだ次女。


数学者としての父親を、同じ学問を専攻し恐らく誰よりも敬愛していた彼女が
「父の証明」の真実を知り、偉大な父を失ってしまった現実に打ちのめされる。
その喪失感の中、咄嗟に愛する父を守った行動と、反して守りきれなくなった
数学者としての自分のプライドと、人生。引き裂かれていく心と葛藤が伝わる。


「証明」を終えたアンソニー・ホプキンスの後姿が哀しい・・・ やはり上手い!




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NHK-FM SESSION 505 公開録音 佐野聡グループ

2006年01月22日 | MUSIC
「NHK-FM SESSION 505 公開録音 佐野聡グループ」

@NHK放送センター 505スタジオ 


佐野聡(tb hm perc)

高山一也(g)、加藤実(key)、入江太郎(b)、成田昭彦(ds)
松原正樹(g)、春名正治(sax)、南部昌江(key)



佐々木史郎さんの「Caoba BIG BAND」、エリック宮城さんの「EM-BAND」でも
活躍中の、ユニークなトロンボーン奏者の佐野聡さん。ソロライブを初めて聴きに行く。

イスは満席状態、数列の立ち見で大盛況。私は、時間ギリギリで到着。立ち見で聴く。
佐野さんの2枚のソロアルバム「Day By Day」「Quiet Visions」からオリジナルを
ハーモニカとパーカッションも交えて御披露。私のお目当ては、ギターの松原正樹さん 





「Bongore Soup」             
「Quiet Visions」             
「Love Island」            
「Memories」            
「Creek To River」          
「Sunny Side Up」          
「Seconds Sight」
「Get It On」







放送   2月12日(日) pm22:00~
再放送 2月17日(金) am10:00~





 (NHK-FM「SESSION 505」 HP
「過去の放送」「2006年」「2/12(日) 佐野聡グループ」)



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平山郁夫シルクロード美術館展

2006年01月21日 | EVENT
「平山郁夫シルクロード美術館展」

@高島屋 日本橋店


2006年1月18日~2006年1月30日




画家の平山郁夫氏が、美知子夫人と、シルクロードの旅を続けて38年。
その間、御夫妻が出会ったシルクロードに因む1万点のコレクションから
ガンダーラの仏教彫刻や土器、ガラス器、織物など、100点ほどを紹介。


「シルクロード行くキャラバン 東(太陽)」「古城(ジャイサルメールインド)」
平山画伯が2005年に制作された最新作も展示。壮大さに、圧倒される





展示的にも御年配の方が多くて、暗い照明の中、老眼鏡を掛け直しながら
キャプションの小さな文字を一生懸命に追う姿が、とても気に掛かった・・・



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ミヒャエル・ゾーヴァの世界展

2006年01月20日 | EVENT
「ミヒャエル・ゾーヴァの世界展」

@松屋 銀座店


2006年1月18日~2006年1月23日




フランス映画「アメリ」では、主人公アメリの部屋に飾られた「治療中の犬」の絵
机の上のブタさんのランプ等、不思議で可愛い小道具の制作で名前を知られた
ドイツの画家であるミヒャエル・ゾーヴァ氏の、全貌を紹介する世界初の展覧会。


映画の予告編まで流れる「アメリ」コーナー、絵本を手にして読めるコーナーなど
大人も子供も楽しめる演出があり大盛況。世界初で6日間の短い会期は、残念!



    

スープの皿に、豚肉の状態ではなく、水浴びしているように泳いでいる1匹の豚
「スープ豚」という絵に大爆笑。ポストカードも購入。ユーモラスで、心が和む(笑)





2006年3月18日に公開の映画「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」に
ミヒャエル・ゾーヴァ氏が美術を担当されているらしく、ポスターも掲示。楽しみ



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Tokyo-chutei-iki

2006年01月19日 | MUSIC
「Tokyo-chutei-iki」
東京中低域 
SUPER HYPE MUSIC & HINTS MUSIC PUBLISHING 2005年5月 
¥500@中古


1. 強さ固さ長さ角度
2. キャットファイト
3. 乙女参観日~少女の問いに答えて
4. 敗訴裁定


3枚のオリジナルアルバムを先に聴きたい思いでいたけれど
未開封の表示で500円。ワンコイン!思わず購入してしまう。

1月29日の渋谷公園通りクラシックスの公演、行きたいな・・・



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NHK公開録画 BSふれあいホール ゲスト宮本文昭 サブゲスト鳥山雄司

2006年01月18日 | MUSIC
「NHK公開録画 BSふれあいホール ゲスト宮本文昭 サブゲスト鳥山雄司」

@NHKみんなの広場 ふれあいホール 



宮本文昭(オーボエ奏者)

チェンミン(中国二胡奏者)、ジャンシャオチン(中国古筝奏者)

鳥山雄司(作曲家)、岩崎宏美(歌手)





「大人が楽しめて 心温まるエンターテインメント番組」をコンセプトとしてる番組
「BSふれあいホール」。木曜は、「日本の話芸や演芸」、月曜から水曜までは、
「ミュージシャンの、一期一会のセッションと トーク」を放映している。公開番組。


今回メインメインゲストは、オーボエ奏者の宮本文昭さん。そしてサブゲストに
鳥山雄司さん 1ヶ月後、再び聴くことができた御二人のステージ。嬉しい



   

2日分の収録予定ということで、まず2月1日に放送分の収録。サブゲストは
中国二胡の奏者のチェンミンさんと、中国古筝の奏者のジャンシャオチンさん。
キーボードで参加した三宅さんという方の曲「届かない子守歌」を、セッション。





   

休憩を挟み2月2日の収録。司会の松田輝雄氏、宮本文昭さん、ステージは
着替えて再登場。そして、鳥山雄司さん ピアノに和泉宏隆さん。ビックリ!


  

2005年12月15日、ヤマハのイベント「Elegant Time Concert」のMCで
「“オーボエ奏者としての”音楽活動を終結」と爆弾宣言をされた宮本文昭さん。

「オーボエ奏者としての華がある内に引退するという美学」と、告白された一方
「音楽から離れるわけではない」こと、「辞めることは新しい世界へ進むための
第一歩」であると熱く語られた。美学を貫く潔い決断に、大きな拍手を送りたい。



鳥山雄司さんと岩崎宏美さんは、サブゲストということで、宮本文昭さんと共に
トークコーナーにも参加。秘蔵写真コーナーで「ウクレレを弾く雄司クン」も登場。

「アメリカかぶれ」という鳥山さん。ビートルズの曲を楽しそうに弾く姿が印象的。





「Superstar (The Carpenters)」
「The Long And Winding Road (The Beatles)」
「ただ・愛のためにだけ (中島みゆき / 岩崎宏美ソロ)」
「The Aim & The End (宮本文昭 鳥山雄司)」
「You’ve Got A Friend (Carole King)」





  

会場の「ふれあいホール」では、集合時間から開場時間まで、待つこと約1時間。
折りたたみのイスを持参して、慣れた調子で座り込む常連客が多くて、ビックリ!


前に並ばれた御年配の御夫婦は、「社会勉強のために参加している」という話で
「鳥山雄司さんは、御名前しか知らないけれど、今日は色々と勉強できるわね~」

「大人が楽しめて、心温まるエンターテインメント」がコンセプトの番組。奥が深い!

私も年を重ねても、若い人達に「勉強中なの」と言いながら、ライブに行きたいな



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Jazz Piano Live -2台ピアノによる- 佐山雅弘 with 小島良喜

2006年01月15日 | MUSIC
「Jazz Piano Live -2台ピアノによる- 佐山雅弘 with 小島良喜」

@船橋市宮本公民館 みやもと三百人劇場 


佐山雅弘(pf)
小島良喜(pf)



「みやもと三百人劇場」は、1988年に建設された千葉県船橋市の公民館施設。
定員300名のホールで、施設主催のコンサートやイベントが行われているらしい。
千葉県成東町「のぎくプラザ」サロンコンサートに次ぐ、ローカル地でのコンサート



    

今回は、「Four Hands」というピアノデュオで活動されている、2人のピアニスト
佐山雅弘さんと、小島良喜さんの、グランドピアノ2台による、ジャズライブである。

無料ライブで、電話で申し込みをすれば船橋市民でなくても聴くことができるので
満員御礼。私はホールの最上階で立ち見。ということは、300人以上いたのかな。
(開演後すぐ、立ち見客に対して、施設の方がパイプ椅子を出して下さったらしい。
全く気付かないまま、微動だにせず(?)食い入るように(?)、見下ろしていた私)
 




小島さんは、半袖のTシャツとGパン。御本人は、「着替えた」つもりでスタンバイ。
控え室でスタッフから、「そろそろ着替えて下さい」と言われてしまったらしく苦笑。




一方の佐山さんは、前日の大阪の御仕事ではタキシードだったらしく、そのまま
「着替えないで」新幹線に乗り、千葉に到着。「どっちが、いいんだか・・・」と苦笑。



   

かなり上から見下ろした、2台のピアノと2人のピアニスト。佐山さん側に居たので
「4本の手」は、同時には見えなかったけれど、それでも重なり合う音は、圧巻!!

特に「Cantaloupe Island」では、佐山さんによる「ジャズを聴く上での諸注意」の
「感動したら、いつでも拍手していいんですよ」の通り、演奏中に何度も大きな拍手。

   





佐山さん曰く「名曲ぞろいです」のセカンドステージでは、オリジナル曲まで御披露。
お互いの音楽活動が忙しく、小島さんと一緒に演奏する機会が実際に少ないらしく
「今日は嬉しい」と仰る佐山さん。何度も椅子から立ちあがり、ノリノリで弾いていた。


アンコール曲では、2006年1月13日に急逝された、ピアニストの本田竹広さんの
御家族の名前の頭文字がタイトルという「CMT&C」を、追悼の想いで、2人で演奏。



 会場で配られたプログラムより (未記載 

 

1st.

「小島ソロ」
「Blues Everywhere (Sharly Scott)」
「Bud Powel (Chick Corea)」
「Soft Shoe (Gerry Mulligan)」
「Cantaloupe Island (Herbie Hancock)」




2nd.

「佐山ソロ」
「The Dog (小島良喜)」
「Saya-mambo (佐山雅弘)」
「You Hide Something (佐山雅弘)」
「It Don’t Mean A Thing If It Ain’t Got That Swing
 (Duke Ellington)」


Enc.

「CMT&C (本田竹広) 



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THE 有頂天ホテル

2006年01月14日 | MOVIE
「THE 有頂天ホテル 」


監督 脚本 : 三谷幸喜
出演 : 役所広司 佐藤浩市 松たか子 戸田恵子 香取慎吾


個性的な俳優の、適材適所の配役、縦横無尽に伏線を張り
緻密に構成された脚本。小道具までもが見事に生きている。


たとえコメディがメインになっても、三谷幸喜のような監督が
これからは日本の映画界を牽引していくことになるだろうな。



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東山魁夷の軌跡

2006年01月13日 | EVENT
「東山魁夷の軌跡」

@市川市東山魁夷記念館


2005年11月12日~2006年1月15日




市川市東山魁夷記念館は、東山魁夷が50年間を過ごした
ゆかりの地である千葉県市川市に、2005年11月に開館。


「東山魁夷の軌跡」は、「東山芸術の原点、今、市川から」
ということで企画された開館記念特別展であるが、今後も
「人間 東山魁夷」をコンセプトに、資料を展示するとのこと。


また企画展が開催されたら、もう少し早く見に行きたいな



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My Favorite Things

2006年01月11日 | MUSIC
「My Favorite Things」
Trouvere Quartet (トルヴェール・クヮルテット)
東芝EMI 1994年11月


1. My Favorite Things
2. Strange Grass Hopper
3. St.Thomas
4. 勝利
5. ブエノスアイレスの夏
6. 私が愛したロイド・ウェバー
7. Roundabout
8. 7th Wonder
9. Digmuff
10. Ultra Viollet
11. 21st Century Schizoid Man


須川展也(ss)、彦坂眞一郎(as)、新井靖志(ts)、田中靖人(bs)により
1987年に結成されたという、サックスカルテットの「Trouvere Quartet」


菅野洋子さんの作曲・編曲の2曲目、本多俊之さんの作曲・編曲の8曲目
基本的にはバリトンの音をオッカケしてしまうけれども、とにかくカッコイイ!

こういう音に、ハマり始めている自分が怖い(笑)。他のアルバムも探そう




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Oedo wind Orchestra (大江戸ウインドオーケストラ) Live in 2000

2006年01月10日 | MUSIC
「Oedo wind Orchestra (大江戸ウインドオーケストラ) Live in 2000」
大江戸ウインドオーケストラ Monday Records 2000年9月


1. Jubilee Overture
2. Second Suite for Military Band in F, op28b
3. Song without words
4. Song of the Blacksmith
5. Fantasia on the 'Dargason'
6. Birdland
7. Ever Lasting Pleasure - H.Nakaji
8. Latin Medley (Maria Cervantes, Come Fue, Para Los Rumberos)
9. Bugler's Holiday


トロンボーン奏者である中路英明さんプロデュースによる大編成ビッグバンド
大江戸ウィンドオーケストラの2000年9月22日に行われた公演のライブ盤。


2002年10月4日 東京芸術劇場大ホール「Another Orthodoxy」が1番
2001年10月8日 東京芸術劇場大ホール「Live in 2000」を2番に購入。
順番が思い切り逆だけれど、遅ればせながら、1枚目のライブアルバムを聴く。


「大江戸ウィンドオーケストラ」は、ライブ活動が停止してから、その存在を知る。
ライブアルバムがリリースされていたことに、これほど感動したことはないかも



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PROMiSES

2006年01月09日 | MUSIC
「PROMiSES」
松本圭司 bootrecord 2005年3月 


1. Sketch of India
2. Promises of Rain
3. Preacher (Where my mind is)
4. Four Attacks
5. Five Islands
6. Playback
7. Departure
8. a Day in Green
9. the Northern Moon
10. Reflections of You
11. White City


本田雅人さんのバンド「HONDA BAND」で聴くことの多い
松本圭司さんのセカンドアルバム。ようやく聴くことができた。

3曲目の「Preacher」には、本田さんもアルトサックスで参加。



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TSUCHI KEN NIGHT (ツチケンナイト 最高のジャズが笑う哲学者に出会う夜)

2006年01月08日 | MUSIC
「TSUCHI KEN NIGHT (ツチケンナイト 最高のジャズが笑う哲学者に出会う夜)」

@Blues Alley Japan 


土屋賢二(mc key)
クリヤ・マコト(p)、エリック宮城(tp flh)、黒葛野敦司(sax)、中川英二郎(tb)
納浩一(b)、岩瀬立飛(ds)




 

「週刊文春」に現在も爆笑エッセイを連載中の人気エッセイストであり
お茶の水女子大学文教育学部、人文科学科形象分析学講座所属の
知る人ぞ知る(知らない人は知らない)、人気教授である土屋賢二氏。


学生時代から、アマチュアバンドでジャズを演奏されている土屋氏の
「自分で作った曲をプロの人が演奏したらどうなるか聞きたい」想いに
「一流どころを集めてやってみよう」と、中川さんが応えてプロデュース。


まさに、「最高のジャズが笑う哲学者に出会う夜」の実現となったライブ!
2006年の初ライブに相応しいスペシャルなイベントライブを聴きに行く。



   

日曜日であり、3連休の中日という日程も良く、席は完売の満員御礼!
大学関係者、現役大学生、そして大学卒業生と思しき皆様が席を埋め
Blues Alley Japanの店内、いつも以上に(?)アカデミックな雰囲気。

MCでも、「エディ・ゴメス賞の受賞」よりも「京都大学経済学部卒業」に
リアクションが大きい客席(笑)。インテリに弱いのは、私も同じかな・・・





フライヤーには、土屋氏によるユーモアあふれたメンバーの紹介。爆笑。
「美しい音色と正確なフレーズで活躍中のマルチサックスプレイヤー」と
持ち上げて、「アーバンなセンスで知られ、本人自身も“わいはアーバン
やねん。文句言わさへんで”と言い張っている」と突き落とす。素晴らしい。

論の展開の速さと落差、土屋氏の文章の最大の魅力。個人的に大好き。
今回も、思い切り持ち上げて、情け容赦なく突き落とす、爆笑のトーク


ジャズの解説では、「音が消えて10秒して何も聞こえなければ終わりです」と
立飛さんを「自転車屋」、納さんを「ニート」、恐れ多くもクリヤさんを「浪人生」と
愛情の裏返しである、爆笑のツッコミを入れながら、メンバー紹介をする一方で
音楽には敬意を払うことを忘れない、紳士である土屋氏。大ファンになった私






ライブは、ファーストでは、黒葛野さんとエリックさんを除いたカルテットで
セカンドでは、全員で、土屋氏が作曲されたハイセンスなオリジナル曲が
ミュージシャンの超絶技巧のソロも含め、ハイレベルな演奏で披露された。

個人的には、張りのある伸びやかな中川さんのトロンボーンの音に、溜息
エリックさんは、フリューゲルホーンでバラード。その音の美しさにも感動!




そして、ジョンコルトレーンの「至上の愛」を、東京でも披露した黒葛野さん!
土屋氏も「熱い演奏を、ありがとうございます」以外、ツッコミできないほどの
真摯なテナーサックス。まさに、「最高のジャズが笑う哲学者に出会う」1曲。

「試合の流れを変える一打」とか「会議の流れを変える発言」とか言うけれど
「ライブの流れを変える演奏」は、狙おうと努力しても、できるものでは、ない。
「わいはアーバンやねん。文句言わさへんで」と、言い張らんばかりの演奏で
ライブの流れを変えるどころか、流れを止めていた、黒葛野さんの「至上の愛」





 

今回、後方ではあるけれど、マイクを握る土屋氏が、何の遮りもなく拝める席
土屋氏の夢が叶うライブを聴きながら、私もステキな初夢を見ていたような気分。








土屋氏曰く「曲のタイトルは、哲学用語を借用しているだけで内容とは関係ない」
音楽の本質は、言語では表現できるものではない、ということなのかも知れない。

曲の表記の幾つかは、2004年12月11日「ツチケンナイト」のフライヤーによる。





1st.

「Rigid Designator (土屋賢二オリジナル)」
「Natural Kinds (土屋賢二オリジナル)」
 featuring 中川英二郎
「Error No.1 (土屋賢二オリジナル)」
 featuring 納浩一
「In To The Sky (中川英二郎)」




2nd.

「Category Mistake (土屋賢二オリジナル)」
「Five Red Apples (土屋賢二オリジナル)」
 featuring エリック宮城
「至上の愛 (John Coltrane)」
 featuring 黒葛野敦司 
「True Function (土屋賢二オリジナル)」
 featuring クリヤ・マコト
「Samba De Error (土屋賢二オリジナル)」
 featuring 岩瀬立飛


Enc.

「Wittgenstein’s Ladder (土屋賢二オリジナル)」





 「週刊文春」
文藝春秋 2006年1月26日号

「ツチヤの口車 442 走馬燈と詩人」





 「週刊文春」
文藝春秋 2006年2月2日号

「ツチヤの口車 443 苦悩の果て」





 「音遊人(みゅーじん) 第18回 TV Tokyo」
2月11日(土) 22:30~22:54 

土屋賢二氏 御出演  
 




 「ヤマハ株式会社 HP」
「おとなを、休む日」「ツチケンのピアノトーク」

2006年1月8日の「ツチケンナイト」 



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後藤純男展

2006年01月07日 | EVENT
「後藤純男展」

@三越 日本橋本店 


2005年12月27日~2006年1月15日


画家、後藤純男の展覧会。日本の古寺や名勝を描いた風景画など50点を展示。
金色と紺色が絶妙な絵画に、仏門の家に生まれた後藤氏の荘厳さが感じられる。
キャッチフレーズ「魂を揺さぶる風景が、ここにある」に、揺さぶられた私は頷いた。

「大和 雪のしじま」は、ライティングの演出で浮き上がるように美しい風景。感動。



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