ベートーヴェン
交響曲第3番「英雄」
指揮…ヘルビヒ
演奏…ベルリン響
好み度…4.5(5点満点)
響きが、いい。教会で録ったのではないかと思われるような録音の影響もあるかと思うが、透明感のある厚みは、開放感のある大きさと清らかな雰囲気を感じさせ、欲を言えばもうちょっと決め所でティンパニがもうちょっと強く決まっても、とも思うが、各楽器のバランスもとてもよく感じられる。おおらかな大きな流れを感じさせる運びで、ベルリン響の響きもアンサンブルもよく厚く美しい。
12年後にロイヤルフィルとの録音があり、どちらも重厚と言うよりは明るく華やかな、しかし軽くない雰囲気といった点は共通していて、世評も同じくらいに好意的なようだが、響きに感じられるわくわくさせられるような覇気、明るく強くおおらかな大きさ、私にはこちらがいい。
重心の低い重厚な英雄を求めるなら別の盤だろうが、明るく大きく颯爽とした推進力を感じる、何度聴いてももたれたり飽きたりすることのない、隠れた名盤的な盤ではなかろうか。
交響曲第3番「英雄」
指揮…ヘルビヒ
演奏…ベルリン響
好み度…4.5(5点満点)
響きが、いい。教会で録ったのではないかと思われるような録音の影響もあるかと思うが、透明感のある厚みは、開放感のある大きさと清らかな雰囲気を感じさせ、欲を言えばもうちょっと決め所でティンパニがもうちょっと強く決まっても、とも思うが、各楽器のバランスもとてもよく感じられる。おおらかな大きな流れを感じさせる運びで、ベルリン響の響きもアンサンブルもよく厚く美しい。
12年後にロイヤルフィルとの録音があり、どちらも重厚と言うよりは明るく華やかな、しかし軽くない雰囲気といった点は共通していて、世評も同じくらいに好意的なようだが、響きに感じられるわくわくさせられるような覇気、明るく強くおおらかな大きさ、私にはこちらがいい。
重心の低い重厚な英雄を求めるなら別の盤だろうが、明るく大きく颯爽とした推進力を感じる、何度聴いてももたれたり飽きたりすることのない、隠れた名盤的な盤ではなかろうか。
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