好曲好盤探訪

名曲か、名盤か、というより、個人的好みで好きな曲の好きな演奏との出会いを求めてボチボチと。同じような方の参考になれば

ドヴォルザーク 交響曲第8番 ロストロポーヴィチ/ロンドンフィル

2016-04-30 10:04:40 | ドヴォルザーク 交響曲第8番
ドヴォルザーク
交響曲第8番

指揮…ロストロポーヴィチ
演奏…ロンドンフィル
好み度…4(5点満点)

この曲をこれくらい重量感をもってめいっぱい鳴らした演奏もなかなかないのではないだろうか。
この曲の持つ明るさとか快活感とかよりは、力任せなくらいの重量感と金管の豪快感などが印象的な盤。
この曲の新たな側面を聴く思いがして新鮮といえば新鮮だし、多分他にこういう演奏はそうはないのだろうと思う。
第2楽章ですら叙情性よりむしろ重量感のほうが印象的。
終楽章は、叙情部ではテンポを落として太い弦の響きで叙情的に聴かせるが、その他強奏部での鳴りっぷりは結構凄いものがある(強奏部で裏のホルンが思いっきり鳴っているのは個人的にはかなり爽快。全編通してホルンの豪快な鳴りっぷりは結構印象的)。
ボヘミア的雰囲気とか云々とかはこの演奏では吹き飛んでいるようでもあり、この曲ってこんなに重量感と豪快さをもって響かせることもできるのか、とかなり新鮮な思いを受ける、それはそれでこの盤にしかない魅力を備えた盤だと思う。

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